ダースチョーク
こんにちは。
オンラインストアの教則第三弾です。
今回のテーマはダースチョーク。
グラップリングではポピュラーな技でMMAでもよく見られるので、皆さん道場で習ったり動画で見たりしたことは一度はあるのではないのでしょうか。
技のセットアップは簡単ではないですが形に入ったらとても強力で、グラップリングやMMAで得意にしている使い手も多いです。
腕のリーチが長い人の方が向いてはいるのですが、セットアップを覚えればどんな人でも使いこなせる技です。私自身は普通の腕のリーチですが試合で何度も極めています。
■使い始めたきっかけ
私はこの技を昔から得意にしていてグラップリングの試合では腕十字の次くらいに極めてるかもしれない隠れた得意技です。
使い始めたきっかけはこのDVDです。
青木真也選手の跳関十段
最初は青木選手の跳十字を真似したくて購入しました。おそらく私が初めて買った格闘技の教則DVDです。
最初は跳十字を覚えたかったのですが、同時にダースチョーク(DVD内ではスピニングチョークの名称)も収録されていて何となく見ていたら面白かったので何度も見直して練習で試すようになりました。
技を知ってしばらく経ってからのノーギの試合で初めて極めたのは印象に残っています。そこからずっと得意技として今でも使い続けています。
今の令和世代(?)はもうDVD自体よく分からないかもしれませんが、私が柔術を始めた時代はDVD全盛期でしたね。
■どんな人は向いているか
リーチが短い人でも使えますと言ってますが、それでも技に向き不向きがあることは否定しません。というか体格の差異がある以上当たり前ですが。
単純にやはり腕のリーチが長い人の方が技は入りやすいです。
MMAで有名な使い手としてはUFCのトニー・ファーガソン。
がぶった状態から一気にチョークの形を作っていますが私は絶対に真似できません。外国人は身長のわりに異常にリーチの長い人が多いので、自分の強みを存分に活かした動きです。
グラップリングでしたらタイとケイドのルオトロ兄弟です。
彼らも見てわかるほどの異常な腕の長さでパスガードしながら飛び込んでチョークを作りに行きます。遠間からの意表を突く攻撃で極めまくっています。彼らの躍動感のあるダースチョークは一見の価値ありです。マネできるかどうかは置いておいて。
とまあ若干凄すぎて参考にならないレベルですが彼らレベルのやり方は無理にやる必要はありません。腕が長すぎると逆に隙間が大きくなって極めずらい感じもしますが、腕の短い私にはよく分かりません。
もう一つのよく見られるパターンとしてはレスリング出身の方が得意にしていることが多いです。
ダースチョークを極めるコツとして大事なのはがぶってからのコントロールなのですが、レスリングではがぶりは必須技術なのでレスリング出身の方はすでにその技術が身についています。
ダースチョークは形に入ってしまえばかなりの確率で極めれますがそのセットアップの難易度の方がはるかに高いです。なのでレスラーの方は覚えるのに向いています。
■柔術でも使えるのか
グラップリング向きの技ですが柔術においても使えます。
基本的にグラップリングの全ての技は(ルールの違う点は除いて)理論上柔術でも使えるはずです。逆のパターンはあり得ませんが(ラペルを使う場合など)
実際に私も柔術の試合で極めたとこがあります。
ただこのようなグラップリング向きの技をいきなり柔術で覚えようとするのはあまりお勧めしません。グラップリングで向いているからそのルールでよく見られるのであって柔術になると難易度は上がるに決まってます。
なのでいきなり難しいシチュエーションでトライするのではなく出来ればグラップリングで練習して極める感覚をつかんだ方がよいでしょう。
■収録内容
1.基本の極め方
2.絞めるコツ
3.上から極める形
4.頭をたたむ極める極め方
5.パームトゥパームからダースチョーク
6.腕の流し方
7.亀に対してダースチョーク
8.ジャパニーズネクタイ
9.ハーフガードからジャパニーズネクタイ
10.アームインノースサウスチョーク
11.ノースサウスからダースチョーク
12.ギロチンエスケープに対する極め方
■最後に
私が10年以上得意としていて練習でも試合でもよく極める技です。
長年培ってきた技のコツを惜しげもなく解説していますので、私自身が経験したようにぜひ何度も見返して身に着けて欲しいです。
リンクを貼っておきますのでよろしくお願いいたします。
購入した方は私にお会いした時にお気軽に質問してください。
ではまた。よい柔術ライフを。