クローズドガード
ここ最近はクラスのスパーリングを最初の2本だけクローズドガードから始めることが多い。理由は箇条書きにすると以下です。
1.クラスの人数が多い時に安全
2.初心者の人にとってやりやすい
3.試合の対策
1は特に青山道場あるあるだが、青山道場は昼クラスが最も参加者が多い。東京の4道場で1番狭いところに20人近くも集まることも珍しくない。そのままスパーリングで自由なポジションから始めると周りと接触の可能性が高くなり危険だ。
クローズドガードは膠着するポジションなのでいきなり大きな動きはできない為、狭いスペースでも割と安全に始めることができる。
それで2本くらいしたら疲れて休む人が出始めるので、丁度いい人数になる。これが最初の理由です。
2は特に白帯さんの為の理由です。白帯の人にとってとにかく難しいのがオープンガードです。オープンガードはいくつかのガードを臨機応変に使いこなさいといけないので、初心者にとってハードルが高い。初心者は特に「足を利かす」ことが難しい。だがクローズドなら初心者の力でもある程度抵抗できて技も仕掛けられる。それに組み手争いも覚えやすい。このように人と「組み合う」ことに慣れさせるにはクローズドガードか最適ではないかと考える。
3は私の主観なのだが、試合では意外にクローズドガードになることが練習より多いと感じる。練習だと立ちからや膝立ちや上下決めてから始まることがほとんどなので、あまりクローズドになることは少ないように感じる。(試合と比べて)
なのでいざ試合でクローズドになると困るのではないかというのが理由だ。まあこれは帯色や階級によって変わるからなんとも言えないが、私はけっこう大事なんじゃないかと感じている。
最後に
基本のガードと言われたらやっぱりクローズドガード。カイオ・テハが先日カルペディエムに来たときも、クローズガードが1番強いガードと言ってました。