2/11(火)祝日クラス

2/11は建国記念の日で祝日なので、青山道場はクラスは14時から15時までのAllベルトのみ。祝日はどの道場も1クラスだけになるので人が集中する。今日は20人以上いて白帯から黒帯まで揃っていた。そんな大賑わいのクラスで教えた技を書いていく。

①サイドからクローズドガードに戻す

白帯の人が数名いたので基礎的なムーブは入れておきたいところだったので、サイドエスケープを入れた。クラスを受けてたら何度も聞くことかもしれないが、大事なことなので。これは白帯の人でもまだやりやすい動きだ。色帯の人にとっては当たり前の動きだろうが、初級者目線を大事にするのが優先だ。

②サイドのエスケープからのオモプラータ

エスケープの動きから、相手の腕が脇に残っていた場合にオモプラータに切り替える動きだ。これは受け手の動きも必要になる入り方なので、受け手の動きが悪いと掛け手もスムーズに掛けれなくなる。①に比べてレベルが上がる。実際のスパーではそこまで難しい(珍しい)動きではないが、打ち込みで受け手が脱力し過ぎると上手く仕掛けられない場合がよく見られる。
このように相手のリアクション前提の技をやると、一気にレベルが上がるので、上手く出来ない組がちらほら出てくる。そういったペアを教えながら進めていった。

③オモプラータの極め方

最後は極め方だが、僕はオモプラータはタスキ掛けを作って相手を引きつけながら極めるのが好きだ。ラペラを使ったり反対の腕を引きつけて極めるやり方もあるが、僕はタスキの方がしっくり来る。
極め方のコツと手順を説明して、最後はオモプラータ形を作ったところから打ち込みを始めさせて今日の技は終わりだ。
②と③はまとめて説明してもよいのかもしれないが、初級者の人にとってはあまりに手順が長すぎるので、細かく分けて説明して打ち込みをしてもらった。
余談だが僕の中でオモプラータとキムラロックの極まる原理は同じで、どちらも肩を極める技だ。ただ腕で極めるか足で極めるかの違いだ。これもオモプラータを指導するときに併せて説明することが多い。

④スパーリング

最後に1ラウンド5分で30分スパーを回して終了。例によって最初の2本はクローズドガードから始める。
ちなみにクローズドの良いところは他のガードにも移行しやすい点がある。両袖グリップ、片襟片袖、立って割ろうとして来た相手にデラヒーバなど、他のガードに変化しやすいので、初心者にとって入りやすい。

最後に

とまあクラス内容をざっと書きました(書き忘れてたが最初に軽くガードワークのドリルもしました)。だからどうなんだと言う話ですが、参考になったという方がいればシェアして頂けると嬉しいですね。柔術はテクニックの動画(シェア)は沢山ありますが、こういったクラスの指導についてのシェアはあまり無いので。だから他の先生方がどういったクラス構成しているのかは結構興味あります。正直言ってテクニック以上に臨機応変さが求められるし、教えることの方が遥かに難しいと思う。「名選手必ずしも名監督にあらず」という有名な言葉がありますが、強さと指導力は必ずしも一致しない。けど強さはあるに越したことはない。強さは説得力になるから。

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