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センティングデザイナーになったきっかけVol.2

SENAです。

私が何故センティングデザイナーになったか、簡潔に記しておこうと思います。前回からの続きです。

Vol.1はこちらから

「センティングデザイン」という言葉を聞いたのは2023年でした。
以前にワインがコンセプトのワインアパートメントという賃貸マンションを今の会社で企画開発したときに、とある建築家の方に設計デザインをお願いしました。

その方が、センティングデザイナーの方とタイアップ(建築家のデザインした建物とタイアップし、その建物にふさわしい香りをデザインするという)イベントを開催されていました。

たまたまそのイベントに参加し、香りをデザインするワークショップに参加してみました。
そこで初めてセンティングデザイナーの方と出会いました。

私はソムリエとして10数年のキャリアがあり、多種多様な世界中のワインをテイスティングしてきました。ワインの香りの取り方(テイスティング)は無難にできますし、ある程度の品種や産地などの検討もつきます。
ただ、センティングデザインで使う精油(エッセンシャルオイル)の香りに関してはなかなか上手く表現ができませんでした。ワインのテイスティングとはアプローチの仕方が異なり、ワインはその香りを様々なフルーツ、花、その他多種多様な食材や自然植物に例えて表現します。
しかし精油はそのものが植物や樹脂から抽出した素材100%なのです。
その違いに始めはかなり戸惑いました。

精油も流通しているもので、数百種類あると言われています。
今まで普通に生活していて感じたことのない香りも多くありました。

そしてワークショップを経験して、「これ結構面白いかも」と思い、センティングデザイナーという言葉もまだまだ日本では浸透していないし、ソムリエのキャリアと繋げるとオリジナリティのあるセンティングデザイナーになれるんじゃないかと思いました。
思い立ったが吉日、センティングデザインを学べる学校(アカデミー)がないか検索してみました。するとちょうど数ヶ月後にスタートするアカデミーがありました。授業料も数十万するのですが、ほぼ即決でアカデミーに通おうと決意し、入学を申し込みます。
幸い、今の会社が休みの日曜日が授業日だったので問題なく通うことができ、約半年の授業や実習、実際に、フィットネスジムなど、施設に合う香りをデザインしたりと様々なスキルとノウハウを得ることができました。

現在は、オフィスや賃貸マンションのエントランスに香りを設えたり、マンションの入居者の方向けにオリジナルでブレンドしたエッセンシャルオイルをご提供したりと、実際に仕事をいただけるようになりました。美容院やアパレルショップからのお問い合わせも頂いており、香りによるブランディングに貢献できればと思っています。
また、ソムリエのキャリアとセンティングデザインを掛け合わせた唯一無二のセンティングデザイナーとして活動を活性していく予定です。

また、実績等をこちらでお伝えできれば幸いです。




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