#008 目標達成のコツは「未来」を変えるのではなく「今」を変えること。

今年もあと残すところ2ヶ月あまりです。

振りかえれば、新年度に心機一転、目標を立てたことを思い出します。

英国の心理学者の調査によると、8 割近くの人が、年初に掲げた目標を達成することができず、挫折した経験があるという結果になったとの報告をまとめたそうです。つまり、年初に掲げた目標は、8割の方が達成で きていないということになります。

これを「達成できないものだ」と捉えるのか、「それでも2割の方が成功している」と捉えるのかは 自分次第ですが、目標を達成できたその2割の方にはある共通項があったそうです。

今回はそんな目標達成出来る目標の立て方についてお話ししたいと思います。

最近読み返した未来記憶という本(池田貴将著,サンマーク出版)にて達成しやすい目標の立て方についての方法が記載されていましたので以下内容を転載します。

するとは以下の5つとなります。

1.目標の価値は「今」をどれだけ変えられるかで決まる。
2.目標は「取り組むこと自体に価値がある」ものを選ぶ。
3.目標はどんな自分に成長したいかを明確にする手段である。
4.目標とは常にバージョンアップするものである。
5.目標の期限は、自分の「成長速度」をきめるためのものである。

以上のポイントを押さえて簡単に説明すると、

目標はそもそも「未来」を変えるものではなく、目指す未来を実現するために、「今」どう行動したらいいのかを明確にするようにするということです。

例えば、3カ月後に5キロ痩せたいという目標を立てても、今この瞬間に食事をお腹いっぱいに食べた後にデザートを食べたのであれば、目標が正しく設定されていないということになります。なぜなら、今取った行動は、3カ月後に痩せたい!という目標を達成させるための行動を「今」変えていないからです。

3カ月後に5キロ痩せたいという目標を立てたのであれば、「今日は最寄駅から一駅遠くから降りて歩いて帰ろう」とか「今週はジムに週2回で通おう」という取り組みを変えることが上手くいく目標達成の組み立て方ということです。

そして、目標は「できるかどうか」ではなく、「どれだけ価値を残せるかどうか」を基準として考えるようにすることが大切です。

例えば、前述した3カ月後に5キロ痩せたいという目標に対して「達成できなかったらどうしよう」「やり方が分らないし、今までダイエットをして成功したことがない…」と考えるのではなく、「成功したら自分に自信が付くし、周りから褒められて、自分自身として輝き成長できるかもしれない…」という目標であるかということも大切です。

さらに、目標は何を達成するかではなく、人としてどれだけ成長できるかにあります。

そもそも目標は成長するための手段にすぎません。そして日々の生活に応じて目標はどんどん変わっていくものです。毎日コロコロ変わってしまうような目標はいけませんが、自分自身の成長をするためには絶えず目標をアップデートして再設定し直すことが重要ということです。

最後のポイントで挙げた「期限」についてですが、

期限は守らなければならないものではなく、目標達成のスピードを早めるものだということです。

なので期限の捉え方を変えることで楽しみながら目標を達成することができるのです。

目標とは、遠い「未来」だけではなく「今」を変えるものであるべきなのです。

そして、達成できるかは、目標を立てた行動が「どれだけ変わったか」によって決まります。

今年も残り少なくなってきましたが、今年もやりきったと思える日々を過ごしていきたいものです。

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