#002 運動(トレーニング)の原則
運動(トレーニング)を行う中で大切なルールがあります。
それは、「人間の持つ機能は使わなければ退化し、適度に使えば発達するか、使いすぎると萎縮してしまう」というルールの法則にあり、これをトレーニングの原則と言います。
この原則は細かく分類すると7つに分けられます。
各原則を簡単に説明していくと以下のような説明になります。
1.過負荷の原則
普段、日常生活の中で行う運動(歩く・座る・立つなど)をよりもワンランク高い強度で運動でトレーニングを行わないと体力は増加することはなく運動効果は望めないというルール。
2.漸新性の原則
運動を行う強度は強度や量は段階的に増加するべきで、急激に増加させるのはいけないというルール。
3.特異性の原則
運動による効果は運動をしたようにしか高まらないというルール。例えば、お腹のエクササイズを行えばウエスト周りが細くなりますし、二の腕のトレーニングを行えば、二の腕が引き締まります。
4.意識性の原則
運動を行う目的をよく理解して行わなければ効果を得ることはできないというルール。
5.個別性の原則
性別や既往歴、またその方の体力や筋力レベルは異なるため、自分に合った運動を選択し、行うというルール。
6.全面性の原則
運動は偏らずバランスよくトータル的に行っていくことが大切であるというルール。
7.継続性の原則
運動の効果はすぐに現れるものではなく、継続することで成果が表れ、長期にわたってトレーニングを行うことが大切だというルール。
以上が運動(トレーニング)の原則です。
とてもシンプルで当たり前のことが挙げられているかもしれません。また、原則一つずつの細かいお話は次回以降にご紹介させて頂きますが、この原則は本当に色んなことを教えてくれます。
よく理解すると、これらの原則は「行動の原則」そのものです。
行動の原則とは仕事の取り組み方、人間の成長の過程、生き方そのものにも繋がります。
#001でもお話ししましたが 、まさに「運動は実践そのもの」なのです。
運動(トレーニング)は自分の体を鍛えます。
運動は、筋肉をつける、体力をつける、カッコよく、美しい体を手に入れるための経験ではありません。
「運動」は「意思」です。
自分自身が運動することで少しずつ強くなり成長していくことで経験が生まれます。
だからこそ運動は、自分自身の意思を養い、その意思のもとであなたの素晴らしい経験を導き出してくれます。
いただいたサポートは読者の皆さまのお役に立てられるような形で使用させていただきます。この度はサポートいただき誠にありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。