#006 疲れがとれやすくなる
運動(トレーニング)の専門用語に“アクティブレスト”という言葉があります。日本語にすると「積極的休養」と言い、体を軽く動かして休養効果を高める方法です。
これは、ただ単に疲れたからといって1日なにもせず、横になってゴロゴロするのではなく、積極的に軽めの運動を行い、血液循環を促すことで、疲労物質の除去や回復(リカバリー)を促すことを指しています
こうした軽めの運動を入れることで、効果的に疲れから回復させることが最近の研究結果でも明らかになっています。
休養というと、何もしないで体を休めるイメージが強いと思われがちですが、何もしないで休む完全休養よりも体を動かしたほうが、血液循環がよくなり、疲労の原因となる老廃物や疲労物質の排泄が促されて、体の回復機能が高まるそうです。
「せっかくの休みに運動なんて…」と思いがちですが体を動かすことでフィジカルもメンタルもコンディショニングが良くなり、仕事のパフォーマンスも上がるはずです。
スポーツの現場では、この考え方を用いて、試合翌日は軽めの運動(=アクティブレスト)を行ってから試合の翌々日には完全休養にするというスケジュールを立てて、上手くカラダのコンディショニングを高めています。
何事もオンとオフの切り替えが自身の生産性を高めるコツと言ったりしますが、健康増進・体力作りも「運動、栄養、休養」のバランスがとても大切です。
とくに「運動と栄養」はなんとなく大切なイメージがつきやすいかもしれませんが、「休養」はたくさんの睡眠をすることが先行してこうした考えはあまり浮かばないと思います。
こうしたアクティブレスト(積極的休養)を行えば、気持ちよく1日が終わり明日への準備を高め、とても充実した気持ちになれるはずです。
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