LEACT、初のフルタイムメンバー
法律事務所LEACTは、設立以来初となるフルタイムメンバーとして、三内さん(@miuchi_wataru)を本日迎え入れることができました。事務所としても私個人としても重要な意思決定であると同時に、非常に大きな一歩なので、noteという形で記すことにしました。
新メンバーの紹介
元々はフルスタックエンジニア
ウェブサービスの開発から運用までを一手に担う
なお、フルスタックエンジニアの説明として「エンジニアの目標でもあるフルスタックエンジニア!仕事内容や求められるスキルとは?」
直近はプロダクトマネージャー(PdM)としてキャリアを積む
様々なプロダクトの開発に携わる
プロダクトマネージャーの説明として「最も魅力的な職業「プロダクトマネージャー」の役割とは? 重要性が増すプロダクト作りに必要な仕事を解説」
私自身がプロダクトマネージャーとして三内さんと一緒に働いていたときの体験記として「弁護士からみたプロダクト開発の難しさと面白さ」
デザインも手掛ける
LEACTのロゴやイラストの一部は三内さんのお手製
簡単に言えば、課題を調査し、解決案を考えて、それを実装して、リリースするというのをすべて一人で行えるということです。
入所までの経緯
ContractS(旧Holmes)時代の元同僚
同じプロダクトマネジメントチームの中で、三内さんは私にプロダクトマネジメントを教え、私は三内さんに法務のドメイン知識を伝えながら、同じチームで顧客の課題の探索とあるべきソリューションを喧々諤々の議論をしてきた
先に自分がContractSを辞めて、その後に三内さんが辞めることになったが、お互いにいつかまた一緒に仕事がしたいという話をしていた
ここ1年くらい、業務委託という形で手伝ってもらっていた
法律事務所でコーポレート業務で四苦八苦をするに当たり、私がふと口にした課題意識を瞬時に理解し、私では想像がつかない解決方法を提案してくれる三内さんの助けが必要不可欠だと感じたため、業務委託という形で色々と手伝ってもらうようになった
自分の中でフルタイムで迎える覚悟ができた
法律事務所LEACTを設立して1年半が経過し、素晴らしい弁護士メンバーとクライアントに恵まれ、安定的な事業基盤と将来の成長が見込めるようになったため、三内さんをフルタイムで巻き込む根拠と覚悟ができた
以前、noteで
と書きましたが、正にこのような考え方に従い、三内さんと一緒に働きたいという目的で仕事を頑張りました。
これまでやってもらったこと
ウェブサイト経由での新規案件の受任フローの企画、設計、制作
事務所のもつアセットや資金・リソースの制約を加味しながら、新規リード獲得から受任に至るまでの全体設計を行った上で、ウェブサイトを構築
これにより、設立当初の受任経路は当初は紹介がほとんどだったところ、現在ではウェブサイト経由の受任が中心になるまでに成長(広告やSEOは一切なし)
複雑な請求・支払業務の自動化・見える化
タイムシート、クライアントとの契約内容、請求書発行システムを連携させることにより、リアルタイムでの請求額算定やメンバーへの通知を実現しつつ、請求書の作成を自動化。所属弁護士向けの支払いフローも同様に自動化。毎月数十件の請求書を発行しており、当初2営業日かかっていた作業が数十分まで削減。人為的ミスも激減
これにより、リアルタイムで数字を見ながら経営管理を行うことが可能に
案件管理の仕組み構築
チャット上の操作のみ完結する仕組みを構築。案件リストへの登録、フォルダ作成、ファイル保存、ステータス管理、期限管理等がスタンプ一つで完結
これにより、クライアントへのサービスレベルの維持と省力化を同時に実現
事務所公式X(通称Twitter)への自動ポスト
チャットからスタンプのみで公式Twitterに自動投稿
などなど。挙げ始めたらきりがないので割愛します。
ちなみにエンジニアと弁護士は、同じ日本語話者でも全く異なる言語を話す民族であることは周知の事実ではありますが、三内さんは弁護士のハイコンテクストのコミュニケーションを全く苦にせず、既に弁護士メンバーからも絶大な信頼を得るに至っています。
来るべきLEACT3年目に向けて
今後の10年の成長を支える基盤を作っていくというのが3年目の取組みになります。具体的には、テクノロジーを活用した業務効率化です。
少子高齢化という抗えない大きな流れの中で、採用難は今後も続きます、このような状況の中、一人ひとりがその力を最大限に発揮できる環境を提供し、その提供価値に見合った待遇を用意するのが、自分が経営者として注力すべきポイントであると考えています。そのためには、テクノロジーの活用はもとより、テクノロジーを前提とした業務プロセスを一から設計し、その上で残った高付加価値な業務のみを人の手で行うという仕組みを構築することが不可欠だと考えました。
私は、法務領域の人材不足という課題を、「法律事務所LEACT」というプロダクトを通じ、様々な形で解消していきたいです。そのためにも、自分たちが率先して「人」のもつ個性や強みを最大化することに全力で取り組んでいくべきだと考えています。そのために必要不可欠なピースが、今回加入してくれる三内さんです。
弁護士8名(うち、インハウスロイヤーとして勤務しながらLEACTで働く弁護士7名)、事務員0名、開発1名という変わったメンバー構成になりますが、これからも新しいことに色々と挑戦していきます。
法律事務所LEACTの経営方針は以下のページにまとめていますので、LEACTでの副業に興味をお持ちのインハウスロイヤーの方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。