タケシのシチュー
寒い。つい2ヶ月前はクーラーを入れても汗をかいていた気がするが、時が経つのが早いのか、季節が巡るのが早いのか。いずれにせよ寒い。
寒くなるとやはり温かいものが食べたくなる。肉じゃがみたいな煮込み系、カレーとかシチューみたいなものもそうである。
シチューと言えば、アニメポケモンの中でタケシが作るシチューはいつ見ても美味しそうだった。大学生時代は年に2.3回カレーを作り、1週間の食事を固定するなんていうことをしていた。その中で、タケシのシチューを再現してみようということになった。これはその時のエピソードである。
※私の主観と、記憶によるものであります。
間違っていたらごめんなさい、優しく教えてくだ
さい。
タケシのシチュー
アニメ版のタケシは、料理から洗濯から何からできるキャラクターで、特に食事でよく出てくるのは野宿する中でのシチューである。
アニメのオープニングでもよく出てくる。私自身権利関係があまり詳しくわかっていないため、本当は載せたいところだが、ここで写真を載せるのは遠慮しておく。その調査結果とYouTubeのリンクだけここに共有しておくので、よかったらそれぞれの媒体でご覧ください。
なお、今回の調査対象は私が1番好きなシリーズかつ、主観において作中でも屈指のシチュー率を誇るアドバンスジェネレーション編である。
また、オープニングでのタケシのシチュー初出は「OK!」内であった。
アドバンス・アドベンチャー
タケシのシチューは登場。新シリーズの1作目のオープニングとあって各キャラクターの個性が出る演出である。
タケシのキャラクターイメージの1つにシチューが織り込まれていることがここにわかる。チャレンジャー!
タケシのシチューは登場せず。物語の流れを重視したためか、主人公のサトシ・ヒロインのハルカが主になっている。その割を食ったためかそもそもタケシの出番があまりなかった。ポケモンシンフォニックメドレー
ここでもタケシのシチューは登場せず。
そもそも伝説ポケモンにフィーチャーしたオープニングのため、チャレンジャー同様タケシ含む人間キャラクターの出番が少ない仕様になっていた。
個人的にはこのオープニング序盤でポルカ・オ・ドルカを踊るルンパツパが結構好きである。バトルフロンティア
タケシのシチューが登場。ゴンベが美味しそうに見つめるシーンが印象的である。
なおサビではチャーハンを作っている描写があるが、私の記憶が正しければ作中においてチャーハンを振る舞ったことはないはずである。もし間違っていれば教えてください。スパート!
タケシのシチューの登場はなし。シリーズ最後のオープニングということもあってか、それぞれのポケモンとサトシ・ハルカを中心に描かれているため、そもそもタケシの出番があまり与えられていなかった。
主にアドバンス・アドベンチャーとバトルフロンティアがタケシのシチューのイメージを象っているのだと思われるが、全192話中、この2つが100話を占めているためまぁ頷けるところである。
当然ながら本編での登場回数もバカにならない。
また、このあとも調べてみたところ、ダイヤモンド・パール編の「ハイタッチ!」内でもタケシが何かを煮込んでいる様子は確認できるが、鍋の中身までは確認できない。十中八九シチューだとは思われる。
以上のように、タケシの得意料理はシチューである。
セリフの中でも「得意のシチュー」という表現はいくつかあったと記憶しているし、そういう描写はやはり多い。
では、どうやってタケシのシチューを再現しようか。
まず、そして結局、具材が何かである。ポケモン世界の食材が何であるかは知る由がないので、見た目で判断して再現した。
おそらくタケシのシチューと呼ばれるものはクリームシチューである。カレーの描写も時々あったはずだが、タケシが作るシチューの多くは白色であるからだ。
次に、赤色の固形が入っていることは確認できるので、おそらくニンジンは採用されている。
ジャガイモ、カリフラワー、ダイコンあたりの白めの固形物も当時確認したため、ここではジャガイモを採用した。
薄い茶色の固形物はおそらく肉である。鶏か、牛か、豚か。私は牛肉だと判断した。
まず初めに除外できたのは鶏肉である。
理由は至ってシンプルで、タケシの作るシチューはポケモンたちも食すことがある。もしこのシチューに採用されている肉が鶏肉ならば、スバメがこんなに喜んで食べてはいないだろう。
つまり、少なくとも鶏肉ではない。では牛か豚かだが、ブロック肉の仕入れやすさを加味すると、豚よりも牛である可能性が高いと考えた。もしかすると鹿とかイノシシの肉はこの世界よりも流通しているのかもしれないが、そんなことを決めてしまうと再現が難しい。
観測できた具材はこんな感じだが、緑の色味が入っていた気もする。ブロッコリーかな?当時は採用しなかった。
まぁ流石にルーから作る訳にはいかないので市販のものを使ったが、それがないと考えると、タケシの料理の腕は凄まじいものであろう。
調理工程は詳らかには紹介されていないため、具材を大きく切り、ひたすら煮込み、タケシ同様くるくるとかき混ぜることに勤しんだ。
感想としては、
「これはこれであり、美味しい。
ただ、カレーでもいいかも」
というところである。いや、あれは豚肉だったのかもしれない。
もしまたポケパークみたいな施設ができた時には、ポロック、ポフィンに加えて、タケシのシチューも食べてみたいものである。
ではまた、どこかで。