私の強みについて考えてみた
いま、キャリアサポーター・アカデミー(3期)で目下勉強中、かつ、卒業式でセルフブランディングとこれからの行動宣言タイムが待ち構えています。でもピンチはチャンス!これを良い機会と捉えて、自身のスキル、能力、特性を棚卸しして解像度を上げ、一度自己を整理してみることにしました。そうすることで、自分なりに思う自身の活かし方を考えていくことにも繋がるのではないかということで、このテーマで書いてみようと思います。
強み診断ツール結果
まず、月並みですが、いわゆる強み診断ツールと呼ばれるものを過去いくつか受けたことがあります。それによると、
・VIA-IS(VIA-Character Strengths Profile)
1.愛情
2.親切心
3.スピリチュアリティ
4.リーダーシップ
5.誠実さ
・ストレングスファインダー(Strength Finder 2.0)
1.共感性
2.信念
3.最上志向
4.アレンジ
5.運命思考
うーん、いくつか当たっているものもある気はするが、ピンと来るような来ないような。しかもこれ、やる時期によっても変わるそうなので、あくまで参考という位置づけで捉えています。とはいえ、この中では自身が共鳴するのは「誠実さ」と「信念」という気がします。
強みを棚卸する
さて、ここからが本題。強みの見つけ方/棚卸のフレームワーク(下記を参考にさせていただきました)を基に、各項目について自身思うところを考察してみました。(分析の仕方がずれているかもしれませんが、ご容赦下さい)
1,スキル
・発酵技術:
研究から生産現場まで20年以上乳酸菌をはじめとした微生物培養や発酵に携わってきました。いわゆる「守破離」でいうと破から離のあいだくらいには来ているのではないかと。そこは自信を持っていいのかなと思います。
・人財育成/部下育成
どちらかというとスキルよりハートの部分の方が濃いかなと思うのですが、人には篤くしたい、というのが自分の中に1本筋の通ったものみたいなのがあって、人を育てる、人の面倒を見る、一度ダメのレッテルを貼られた人を育成する、といった部下育成や後進育てということはたくさんやってきました。野村再生工場と呼ばれたこともあったかな。ありがたいことに、数は希少ですが、部署は離れても私のことを慕ってくれる人達がいて、それが今でも私の心の支えにもなっています。また、今でいう1on1は数多くやってきました。当然、キャリアカウンセリングは修行中ですが。
あとはメンタル面の対応も含めた人事労務対応、採用面接もしてきたので、特に外的ではなく内的にどういう人なのか、といった人に対する観察眼は養われたと思います。
・マネージメント(回すスキル):
100人くらいの大きな職場を動かしていたことがあるのでマネージメント力の基礎体力みたいなものは備わっていると思います。自分以外の人達の能力を結集して回していくのは上手な方かなあと。昨今よく言われるサーバントリーダーシップというスタイルでしょうか。
また、私自身はあまり好きではないですが、目標設定から評価、改善行動促進といったいわゆるMBOというやつもやっていました(”やつ”って…)。
加えて、その当時スパンオブコントロールの限界を超えていると感じて、自ら率先して組織の枠組みを変え、職場の組織改編を行いました。学問知識ベースとしては無いですが、組織変革の現場感覚のようなものは体得していると思っています。
2,能力
・論理的思考力
これでも理系の端くれなので、ここは大事にしたい部分です。「智に働けば角が立つ」でしょうが、やっぱり理屈にあっていないと「ん?」ってなります。科学者、技術者の性でしょうか。
・適応力
賞味期限の短い食品(いわゆる日配品)を作る工場で三交替で働いていた時期があるので、世の中はお休みの中でも仕事、といった、いわゆるエッセンシャルワーカーの方に近い働き方をしていました。それまでやっていた事からの職種転換、環境変化にうまく適応していく力と、知らない人ばかり、知らない場所にポンと入っても、そこで徐々に関係構築していき自分の居場所をつくっていくサバイバル能力みたいなものもあるのかなと感じています。
・冷静さ/判断力(特に切迫した状況)
緊急事態でも皆が動揺していても慌てない、むしろ、そんな時こそ皆を落ち着かせて、束ねる柱になれる。以前工場にいた時、本物の火事が起きたことがあったのですが、その時の事を思い返すと、反射的に初期消火活動と避難指示を同時並行で陣頭指揮しながらやっていました。
そして、そういう時には自分でも驚くくらい冷静になれる。いま最もやるべき優先事項を考え、そこにエネルギーを集中投下する、どこで鍛えられたのかは?なのですが、ある種メタに近いような思考回路は備わっているように感じています。
また、日配品を扱うため1分1秒を争うようなトラブル対応だったり判断を求められることが生産現場では頻繁にありました。スピード感を持って的確に判断、指示をしていく。そういった追い込まれた時に逆に研ぎ澄まされるような感覚も工場の現場で体得していったのだと思います。
・調整力
部門間調整したり、複数人の間でコミュニケーションを取りながらものごとを進めていくのは比較的得意だと感じています。昔、職場の後輩に「先輩の調整力、ハンパないっすね!」って言われたこともありました。ベースにあるのは、傾聴力と相手が何を求めているのか、何を望んでいるのか、をつかもうとする力なのかなと思います。
3,特性
・謙虚さ(内向的)
基本的にはもの静かであまり騒ぐ性分ではない類の人間だと思っています。一隅を照らす、みたいなところがあり、アピールや誇示するのが苦手というか、元々そういうことをやりたくないと思っているところがあるように思います。
言い方を変えると生き方が不器用なのかもしれません。特に仕事に対して意味や意義を感じられなくなると、とたんにやる気を失うことが過去ありました。この篤さのようなものが諸刃の剣にもなってしまうので、自戒の念も込めて書きます。
・誠実さ
これは人からも言われることが多いです。真摯さと言ってもいいのかもしれません。特に人にはしっかり向き合いたいという想いがあります。上下視点ではなく同じ目線で。そして、ほんの少しでもいいから自分との関わりの中でそこにいる人やチームが自分の意志で動き始めたり、それに意味を見出して自発的に行動しているのを見ると、「今まで生きてきて良かった!」と思えるくらい、何とも言えない嬉しい気持ちになります。(言い過ぎかな)
・好奇心/冒険心
元々、子供のころは臆病者だったのですが、その一方で冒険心が強いというか、好奇心が強いほうでした。新しいところに飛び出していったり、未開拓領域にエイっと飛び込むのが苦にならないというか、どちらかというと好きなタイプでした。小1で道も知らないのに、「どんな場所へ続いてるんだろう」とフラフラ隣の町まで自転車でよく行っていたのを思い出します。ドラクエでいうと初めて行くエリアをどんどん進んでいくタイプでしょうか。
・信頼感/責任感
頼りにされていると感じられること、つまり自分がそこにいていい、誰かの役に立っていると感じられて自己貢献感が満たされている時は絶好調モードになります。また、誰かから頼りにされ、何かを任されると俄然燃えます。それは人数が多いとか仕事のスケールが大きいとかいった、規模の大小ではなくて、それがあるかないかということを大切にしているように思います。
強みをどう活かすか
いろいろ書き出し振り返ってみましたが、どれもちょっと重いなあと。また、自分自身に意識が向き過ぎていることも分かりました。これに気付けただけでも書いた意味があったかもしれません。あとは、後ろ向きな捉え方をしている事は中にはあるけれども、どの事に対しても後悔はしていないことにも気付きました。
いずれしろ、もうちょっと気楽にいけたらとも思うのですが、どうやら、「自身が誰かやチームのお役に立っている」と感じられることがポイントのような気がしました。ここをうまく活かせるような場面、状況を作り出す、あるいはそういったところへ身を投じながら仕事をしていくようにすれば、生き生きとやりがいを感じながら人生を生きていくことに繋がっていくのかもしれないな、と思いました。
ただこれはあくまで現時点でのものなので、またこれから先いろんな方と出会い、いろんな経験をして、いろんな思いを感じるはずなので、今後変化していくのだろうと思います。差し当たって今はこんな感じということで、またどこかのタイミングで考えてみようと思います。
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