コーチングを初めて受けてみた
今回、コーチングをいうものを初めて受けてみました。初回時の新鮮な感想や気付きを書き留めてみようと思います。
コーチングとは
これまで、カウンセリング(キャリアカウンセリング)について訓練、学んできたので、カウンセリングに関して理解は深めてきたつもりだったのですが、コーチングについてはやる側、受ける側ともにほぼ初心者で、まだまだ理解ができていない状態です。カウンセリング、コーチング(あとティーチング)についての現時点での自分の理解では、以下のような感じでしょうか。
カウンセリング : 悩みや葛藤を抱えている人が話を聴いてもらうことで、自らの問題や課題を整理したり、強みや価値観などの棚卸をしていくことで、自己内省や自己理解が深まり、インサイドアウト(行動変容)のきっかけとしていく。
コーチング : これから何かを行動したい、達成したいと思っている人が未来という時間軸を思い描きながら対話を進めていくことで、本当に自分の求めている姿や状態を明らかにし、そこに向かっていくにはどのような行動が取れるかを考えていく。
ティーチング : 時にはアドバイス、助言を行いながら、目の前のクライアントを本人が望む方向へ導いていく。
今回のコーチングの内容
今回、縁あって、アナザーヒストリーというコーチングスクールの体験コーチングというものを2日連続で受けてみました。初日は卒業したばかりの方によるコーチング、2日目は第一線で活躍されているコーチの方によるコーチングでした。
今回テーマとして相談したのは、最近会社の中で立上げ始めた、将来のこの事業所を良くしていくチームのこれからの取り組み内容や活動内容、進め方などについてです。
テーマがふわっとした内容だったので、最終的に自身が納得できるような答えが出せるのか、ゴールにたどり着けるのか、が全く予測できず、進め方についてもよく分からない点も多かったので、かなり緊張していました。
コーチの方はそんな不安を冒頭から一瞬にして振り払ってくれました。始めの段階で問い掛けてくれたのは、「どんな状態になっているのが理想ですか?あなたが想像する10点満点の状態はどのようなものですか?」
といった問い。これまでこのような問い掛けをされたことはなかったため、驚きでもあり、自然と肩の力が抜けていました。うーん、と考えこみながらもひねり出した答えをコーチに伝えると、もっと具体的に、場面や情景、誰がどんなことを話しているのか、どんな状態なのか、聴かせてください、という問い掛けがさらに重なり、そんなことを徐々にイメージしていると、自分はそのことを本当に欲しているのか、どのくらい実現したいのか、ということを現実的にリアリティを上げて考えられるようになりました。
次はそこに向けて自身ができることを少しづつ考えていく段階です。コーチからの「他には?」「何か少しでもやれることは?」という問い掛けに少し汗はかきつつも、前向きに、かつどんなことでもいいから何かできることはないのか考えてみる、という能動的思考に自然となっていました。何よりどんなちっぽけなことでも、どんな恥ずかしいことでも、前向きに受け止めてくれ、応援してくれるコーチの存在は非常に勇気付けられました。
別視点での気付き
セッションの中で、コーチのほうから、こんなことをやってみるのはどうかな?、というお話があったのですが、自身の中でためらいのようなものを感じる瞬間もありました。そこの部分はもしかすると自分の中でもストッパーでもあり、さらに行動力の上がるトリガーなのかもしれません。今すぐには
できないかもしれませんが、単に拒否するのではなく、時間を掛けて自身の中で咀嚼をして、少しづつ乗り越えてみようかな、というふうにも思えました。そんな違う視点からの気付きを与えてもらえる時間にもなりました。
受けてみての感想
今回、コーチングを初めて受けてみて、自分がやりたいことや、目指している状態や姿、何を望んでいるのか、などについて改めて考えることができました。自分がどういう行動を取ればその目標に近づくことができるかについても少しではありますが気付くこともできました。自分自身で考えることももちろん大切ですが、コーチングを受けることで具体的に次の行動やアクションの解像度が上がり、自分事として捉えるきっかけにもなりました。かつ、自身では気付けないことについても示唆を与えてくれたので、非常に有意義な時間になりました。
また、どうしても未来のことを考える時、”How”や”What”のことに意識が行きがちなのですが、コーチングをすることで、”Why”のことを突き詰めて考えるようになれるのは非常に大切だなと感じました。なぜ、どうして、なんのために自分はそこに向かおうとしているのかと。
これから約半年ちょっとかけてコーチングを勉強していくことになります。カウンセリングとは目の前の相談者の方に対するアプローチやスタイルは異なるのかもしれませんが、その方の伴走者となり、背中を押せる存在になることには変わりはないと思っています。そんな存在になれるよう、引き出しを増やすべく、また地道に精進していこうと思います。
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