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カラーコスメビジネスのトレンドとD2Cブランドの立ち上げ方【化粧品事業新規参入セミナー】-前編-

はじめに

こんにちは、株式会社トキワインターン生の豊丹生です。
7月7日に株式会社トキワと化粧品ビジネスマッチングサイトBenten様共催の「カラーコスメビジネスのトレンドとD2Cブランドの立ち上げ方【化粧品事業新規参入セミナー】」を開催し、そこでTOKIWA KOBOや「TOKIWA Lab.」に関する情報をお伝えしました。

化粧品を作りたいと考えているけれど開発や製造に時間や費用がかかる…と悩んでいる方。
アイディアは浮かぶけど形にするのは難しいと考えている方。
そんなお悩みを解決に導いてくれるのが、TOKIWA KOBOであり、今年も開催する「2022 TOKIWA Lab.」です。

今回はTOKIWA KOBOの魅力とTOKIWA Lab.について、前編と後編に分けてお伝えします。ぜひ最後までご覧ください。

登壇者:株式会社トキワ センター・オブ・イノベーションチーム         マネージャー 尾中朋麿

株式会社トキワとは

株式会社トキワは、1948年岐阜県中津川市にて創業しました。その20年後の1968年より、「世界中に美と感動と喜びをお届けする」という使命のもと、化粧品の製造を始めました。現在カラーコスメのOEM市場において国内NO.1のシェアを保有しており、年間2億個以上の製品を製造しています。また、トキワは日本以外にアメリカやヨーロッパ、そしてアジアなど9つの工場があり、グローバルなネットワークを展開し、世界中のコスメブランドに製品を供給しています。そして、@cosmeのベストコスメアワードや美容雑誌でのベストコスメ含め、トキワが製造した製品は多くのカラーコスメ部門においてランクインしております。

カラーコスメビジネスのトレンド

  • 化粧品市場を取り巻く環境

この2年あまり、コロナ禍の影響で化粧品市場は強い打撃を受けました。スキンケア市場に比べ、特にカラーコスメ市場は非常に大きな影響を受けています。下の「訪日外国人推移」を見るとわかるように、2020年には出国日本人数・訪日外国人旅行者数共に減少しています。それが、国内化粧品売上金額の減少にも繋がりました。

訪日外国人推移

出典:日本政府観光局(JNTO)     

国内化粧品売上金額推移

出典:富士経済 2022年化粧品マーケティング要覧

化粧品輸出額推移 

出典:経済産業省

インバウンドの減少もあり、国内市場は落ち込みました。しかし、それに反して化粧品の輸出は増加しています。また、減少した国内市場も徐々に回復傾向にありますので、これからコスメブランドを立ち上げたい方にとってはタイミングが良いのではないでしょうか。

化粧品の伸長率


出典:富士経済 2022年化粧品マーケティング要覧

上の「化粧品の伸長率」は、2012年度から各カテゴリーがどれくらい伸びているかを示したグラフです。2020年より、メイクアップの製品(青の線)が他のカテゴリーに比べると下降しています。それに反してメンズコスメティックスの伸長は2012年度より右肩上がりに伸びています。近年、ジェンダーフリーといった性別関係なく使用できるコスメが注目されています。「TOKIWA  Lab.2021」で採択されたMANAKABURAの成田梨沙様は、ジェンダーフリーを標榜し、現在製品を開発しています。

  • アジアンコスメについて

今では店頭にも棚にも設置されたアジアンコスメ。目にする機会がここ数年本当にグッと増えたかと思います。下の表の「韓国からの化粧品輸入金額」を見ると、5年間で約3倍ほど上昇しており、アジアンコスメに対する注目度が増しています。アジアンコスメは今まで日本のコスメブランドになかった質感・パッケージの可愛さ・奇抜さ・安さで人気を博しています。アジアンコスメに慣れ親しんだZ世代が将来の購買層の中心になると、製造国に左右されない、世界各国の化粧品が使用されるようになると考えられます。

韓国からの化粧品輸出金額

出典:財務省「貿易統計」
  • 日本のインフルエンサーブランドについて

上のスライドは、日本のインフルエンサーブランドをピックアップしたものになります。店頭で販売していることが少なく、認知度の高さを背景に、主にインターネットで多くのブランドが販売されています。

このように、近年ではアジアンコスメやインフルエンサーブランドのような新たなプレーヤーが出てきています。ブランドを立ち上げたい方もぜひ市場に参加し、Jビューティーを盛り上げていきましょう。

D2Cブランドの立ち上げ方

次に、コスメブランドを立ち上げる上で重要な課題を順に挙げさせていただきます。

カラーコスメスタートアップ時の課題(製造編)

1.信頼できるOEM探し
世の中にたくさんあるOEMの中から信頼性や品質性の高い製品が製造できる会社を探すことは至難の業です。

2.ロット数量が多い
最低限作らなければならない数のことを最低ロットといい、一般的に1色ごとに3000個〜5000個が最低ロットになり、カラーコスメの色展開では非常に多くの数の製品を作る必要があります。

3. 薬事関係
肌に直接触れる化粧品は薬事法のもと、製造され販売されなければならないので、専門的な知識が必要です。

 4.長い開発期間
通常開発まで一年ほどの時間を要します。

カラーコスメスタートアップ時の課題(販売編)

1.在庫管理
在庫をストックする場所やその管理の必要性を要します。

2. 販売方法
多くの人の目に触れ、沢山販売するためには店頭での販売であったり、手軽なECサイトでの販売など、計画に合わせた販売方法の検討は大切です。

3.認知・拡大
製品をより多くの方に知ってもらうため、認知・拡大施策(広告やイベント等)も計画には必要です。

そんな課題を解決するTOKIWA KOBO(工房)

スタートアップにフォーカスしたカラーコスメを楽に作るサービスTOKIWAKOBOは、高品質・小ロット・短納期・ワンストップという4つで、成功の確率をあげるサービスをしております。

【高品質】
2021年下期においても、4媒体で17製品ものベスコス選出製品開発製造や、グローバル大手企業との長い取引実績から、最初からデパコス品質での製品化が可能です。
【小ロット】
一般的に3〜5千個/色のところ、その5分の1の1000個/色から可能です。
【短納期】
通常製品化まで一年以上かかる開発・製造期間は最短で3分の1から可能です。
【ワンストップ】
販売・認知などの事業をブーストさせるための施策はトキワとアライアンスを組んでいる事業会社を選択することが可能です。

TOKIWA KOBOの製品化までのプロセス

1.KOBO KARTE
具体的な商品イメージ・製品化企画を頂きます。
2.KOBO PUZZLE
いただいた内容をもとに、弊社の1万種以上からの処方・容器組み合わせから最適なものを提案いたします。
3.見積提出
4.製品仕様決定
5.デザイン入稿・お支払い
6.生産開始

 

コスメを作る際の注意点

その1
〜開発期間〜
化粧品製作に対するこだわりが強いほど、処方試作・容器試作・デザイン試作・品質確認・仕様確定期間の時間やコストがかかります。そこでTOKIWA KOBO PUZZLEシステム(一万種以上の組み合わせ)は、品質確認が取れた商品の安全性担保の取れた処方や容器の組み合わせが揃っています。そのため、その中から選ぶことによって、時間短縮が可能になり、短い期間で商品が生産できます。

その2
〜薬事〜
化粧品を製造したり、または販売したりするためには下の図(一部省略)のような化粧品製造販売業許可が必要です。化粧品製造販売業許可を持たずに化粧品を販売するためには、①下の図のような許可証を持っているところで化粧品を作ってもらい、そのOEM製造会社が製造販売元として届け出を出し、製品に表示をして販売して頂きます。

その3
〜ブランドは作るのではなく、育てる〜
ブランド作りをゴールにするのではなく、形にした後どのように販売をしていくのかを意識していくことが重要です。
① 計画 
② 製品(費用や時間がかからないようにする必要があります。)
③ 実行←特に注力する必要があります。

製品(抜粋/参考)
【ヘアカラー】ヘアチョーク・カラーワックス/(シャンプーで落とせる1dauヘアカラー)
【アイブロウ】アイブロウペンシル・アイブロウパウダー・アイブロウマスカラ・リキッドアイブロウ・アイブロウコート
【アイシャドウ】単色・多色アイカラー/パイダータイプ・クリームタイプ・スフレタイプ・フレークタイプ
【マスカラ】カールタイプ・ロングタイプ・ボリューム・カラーマスカラ
【アイライナー】アイライナーペンシル・リキッドアイライナー/多色カラー・涙袋アイライナー
【フェイス系】パウダーチーク・ポンポンチーク・練りチーク・フェイスパウダー・コントロールカラー・ハイライト
【リップ】カラーリップ(口紅)・リップグリス・ティントリップ・ケアリップ
【ベース】ファンデーション(クリーム・リキッド・クッション・プレストパウダー・ルース)BB/CCクリーム・コンシーラー
【ケア】サンスクリーン・甘皮ケア
 
製品によっては容器調達の都合上、ロット1000個での対応が難しい場合がございます。
処方または容器の制約上、すべての製品がTOKIWA KOBOで提供できない場合がございます。

TOKIWA KOBOは

TOKIWA KOBOは以下5点の特徴が挙げられます。

・初めでも、簡単にデパコス品質で製品化が可能
・在庫負担の軽減や事業開始初期の費用を抑制
・短納期でタイムリーな製品ローンチと販売サイクルの短縮によるキャッシュフローの健全化
・製造だけではない、事業成功の確度を上げるための支援サービス
・ブランド成長後のロット増対応と品質維持でのコストダウンが可能

このように、TOKIWA KOBOを利用することで、誰でもコスパよくコスメブランドを立ち上げることができます。ぜひ一度TOKIWA KOBOを活用して、事業立ち上げに挑戦してみませんか。

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