見出し画像

この現代だからこそ聴いてほしい King Of Pop / マイケル・ジャクソン 「Invincible」

2024年現在でも愛されている「King Of Pop『Michael Jackson』」
あのゾンビが出てくるMVで有名の「スリラー」や
マイケルがあのダンス「ムーンウォーク」を披露した時に歌唱していた
「ビリー・ジーン」などなど、、、
多くのヒット曲を世に放ってきたマイケル・ジャクソン。

そのマイケルが生前最後にリリースしたスタジオ・アルバム

「Invincible」

Invincible」は翻訳すると「無敵
Popsの界隈では無敵なマイケルの最後の攻撃とも言えるような、
攻撃力が高く、切なく、色んなモノが詰まっているアルバムです。


1.「Invincible」という作品の制作期

前作「HIStory」から、6年ぶりに発売した「Invincible」なんですが、、、
ここで知らない方のために、1995年リリースしたアルバム「HIStory
について軽く説明を。

'95年リリースされたアルバム「HIStory」は、、、
1枚目はベスト盤「HIStory: Begins」、
2枚目はオリジナル盤「HIStory: Continues」の2枚組という
もーーーーー、、、最強!!!過ぎるアルバムです!
(何故か日本の売上チャート最高順位が4位、、、、、
 なんでTop3にも入ってないの??)
(アメリカ・イギリスはもちろん1位でした!!)

そして'96年〜'97年にかけて「HIStory ワールド・ツアー」を行い、
またまた世界を駆け巡ったマイケル。

もちろん、 '96年に東京ドーム・福岡ドームにて公演してました。
(この東京ドームの映像、かなりレアです、、、。)

そしてワールドツアーが終わり、いよいよ、、、
アルバム制作期に入ります。

実は、ツアーが終了し、なんと3日後からすでに制作が始められたと!!
そして、早くも99年にはリリースされる予定だったらしいが
諸事情により延期されたと、、、
(MJ、実にハードやないか、、、)

そして、発売8週間前、、、
ついに全収録曲が完成!!!!
したのですが、、、
ここでトラブル発生。
アルバム発売2週間前の10月11日に先行シングルが発売されたのですが、
この裏では論争が勃発していたのです、、、。

実はこのアルバム1曲目である「Unbreakable」という曲を
先行シングルとして発売したいというのがマイケルの意向であったのです。ところが、レコード会社は時間をかけたくないという理由を挙げて、「Unbreakable」を「You Rock My World」に差し替えた。
そのため、このアルバムではマイケルが自らの意向通りに
リカットシングルを発表する事ができませんでした。
(なんて切ない、、、)

こうした中で、2001年8月22日(日本では10月11日)
先行シングル「You Rock My World」が発売。

そして2001年10月30日(全世界共通)
アルバム「Invincible」が発売!!!!!

「Invincible」全種類

実はなんと、ジャケットの種類が、
青、赤、黄、緑、白(通常)の5色で発売されました!
(ちなみに私は赤を持っています!)

2.収録曲

1.Unbreakable
2.Heartbreaker
3.Invincible
4.Break Of Dawn
5.Heaven Can Wait
6.You Rock My World
7.Butterflies
8.Speechless
9.2000 Watts
10.You Are My Life
11.Privacy
12.Don't Walk Away
13.Cry
14.The Lost Children
15.Whatever Happens
16.Threatened

それでは、1曲ずつレビューしていきまーす!!!

1.Unbreakable

マイケル本人がアルバムの中で気に入っている曲で
この曲を先行シングルとして発売する予定だったが叶わず、、、

間奏では、伝説のラッパー「The Notorious B.I.G. ('97年没)がフィーチャーされていて、2000年代の「R&B」がどんな風だったかが知れる1曲

21世紀になってからの1発目のマイケル・パンチ、、、

2.Heartbreaker

この曲はヒップホップMC、そして音楽プロデューサーである「Fat Joe」がフィーチャーされています。

1曲目「Unbreakable」と同様の攻撃力がある曲です。

3.Invincible

アルバムタイトルと同名の曲
こちらも「Fat Joe」がフィーチャーされています。

4.Break Of Dawn

ここからは2曲ほどバラード曲です。
とてもChillな楽曲で、今聴いても色褪せない、、
'03年発売したベストアルバム「NUMBER ONES」にも何故か収録。
中国盤ではこの曲が外され発売されました、、、
個人的にアルバムの中で一番好きです!

5.Heaven Can Wait

イントロのエフェクトがかかったピアノの音からの
R&Bサウンドが聴いてて気持ちが良い、、、
この曲もかなり好みでございます。

6.You Rock My World

このアルバムの実際に発売された先行シングル曲で、
MVも制作されました。
(紫の相棒(のような人)は「クリス・タッカー」という俳優・コメディアンでございます。)
'03年発売したベストアルバム「NUMBER ONES」にも収録。

7.Butterflies

 「Break Of Dawn」「Heaven Can Wait」とはまた違ったテンポ感があるバラード曲であり、ラジオでの楽曲放送で反響が大きく、ラジオのエア・プレイのみでBillboard Hot 100で14位を、Billboard Hot R&Bでは2位を記録し、17週間チャート・インをし続けた。

8.Speechless

こちらもマイケル本人がアルバムの中で気に入っている曲で
映画「THIS IS IT」の中でも1フレーズほど披露されてます。

9.2000 Watts

今までの曲には無い、、、マイケルが低い声で歌う楽曲。
この曲を好まないファンが多かったらしいが
私は「これはこれでクールじゃない?」と思う
この曲も、中国盤で外され発売されました、、、

10.You Are My Life

とても穏やかなバラード曲。
今後の人生で1曲しかパフォーマンス出来ないとしたらどの曲にしますか?という質問に、1曲には絞れないけど、Heal The World、Speechless、それからかなり迷った末に、この「You Are My Life」を選んだ
その理由としてこう語っている、、、↓

うん、すごくメロディックという点が大事なんだ。こういった曲から重要なメッセージを受け取るとしたら、それは、時や場所を超えて、永遠だってことでしょう。

2001年のOnline Audio Chatインタビュー

11.Privacy

今までの人類の中でも最もプライバシーの無い人生を送ったマイケルが、
パパラッチに追われたことによる事故で亡くなってしまったダイアナ妃や、自分への行き過ぎた取材への怒りを表した曲。
前作「HIStory: Continues」収録の「Tabloid Junkie」という曲が
タブロイド(マスコミの報道)に悩まされ続けるマイケル自身が
この曲でタブロイド紙との戦いを表現したと言われていて、

Privacy」が「Tabloid Junkie」の続編のように感じます。

12.Don't Walk Away

サビのストリングス、その後のギターのメロディーが
とても聴き心地が良すぎます。
真夜の満点の星空の下で聴くのに丁度良いです。

13.Cry

Heal The World」や「Man In The Mirror」と並ぶ程の名バラード曲。
のちにこの曲は2002年にシングルカットされたのですが、
惜しくもUKチャート25位とヒットとはいきませんでした、、、
(ヒットしてもおかしくないのにな、、、、、)

14.The Lost Children

こちらもマイケル本人がアルバムの中で気に入っている曲で
個人的にアルバムの中で一番の「優しい名バラード」と思いました。

15.Whatever Happens

切なさを感じる口笛とアコギから始まり、
マイケルの痛みを感じるような歌声で
聴くだけで悲しい映画を1本見たような感覚になれます。

16.Threatened

アルバムの最後を飾る1曲でございます。
マイケルの大ヒット曲「Thriller」の続編と思わせるような楽曲であり
21世紀版「Thriller」とも思わせる1曲。
映画「THIS IS IT」の中でも少しだけ演奏されております。
この曲も、中国盤で外され発売されました、、、

いかがだったでしょうか?
マイケルにとって2000年代はとても苦痛だったと思います。
アルバムが出せても論争が勃発するわ、(多分行おうとしていた)ワールド
ツアーも無くなるわ、改めて見るとめちゃくちゃな時代に見えました、、、

その後の、2008年にはスリラー25周年記念盤「Thriller 25」が出たり、
2009年に最後のショーが決定するも同年6月に亡くなり、
1960年代から'00年代まで全世界に「ポップス」という音楽ジャンルを
マイケルは届けながら生きていきました。

今回はここまで!!!

次回も私がオススメしたいアルバムを紹介・レビューします!

今回も読んでくださりありがとうございました!!
また次回ッッッ!




いいなと思ったら応援しよう!