自然資本(natural capital)
自然資本とは、企業が事業活動において必要な天然資源の事で、次の3つに分類される。
(1)食料、飲料、木材、燃料などを提供してくれる森林や河川、海などの動植物の生態系、
(2)生態系を維持するために必要な太陽光、風、水、地熱など、再生可能な非生態系
(3)鉱物や化石燃料といった自然に存在しているが限りある資源で再生することができない地下資源
自然資本として、広義には上記3つをすべて含めるが、生態系に直接関係する(1)動植物の生態系と(2)再生可能な非生態系を狭義の自然資本とする考え方がある。自然資本の考え方を経営に取り入れることで事業活動の環境負荷を減らすことが可能になる。例えば、事業のサプライチェーン全体で自然資本に与える影響をコストとして算出することで、企業が環境負荷の小さい製品開発を進めたり、消費者が環境負荷の小さい製品を選択することができるといったことが考えられる。
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