収奪文明から環流文明へ〜自然と人類が共生する文明をめざして〜(伊藤俊太郎・染谷臣道 編著)
『人間は自然なくしては生きられない。だが文明なくしても生きられない。私たちにはその二つが必要だ。』(本書 序章より引用)
この本のタイトルは、これまでの自然破壊をベースとしてきた文明を収奪文明、これからの目指すべき持続・循環型社会の文明を環流文明と名付けている。 自然の破壊し自然資源を消費(収奪)する文明が地球環境の許容限界に近づき、持続可能でないと言われている中、どの様な文明を構築していくことが必要かを説いた書。持続・循環型社会を実現する文明論である。