27.サムワン
信仰度★☆☆☆☆
サムワン:someone (特定の条件を満たした)ある人、誰か『新英和中辞典』
突然ですが、あなたはインターネットで何かを発信する時どんなことを念じます?
念じる、というと少し大げさですが、noteやSNSでの投稿には、何かしらの動機や期待があると思います。
1.多くの人から賛同を得たい
承認欲求というものでしょうか。自分の発信が多くの方から賛同されたり、拡散されたりしたら、まじ気持ちいいすよね。
イイね稼ぎなんて言葉があるくらいですから、いい記事書いて、イイねやスキの数が伸びたらいいなと、心のどこかでは念じているはずです。それがより良い記事を書く動機につながることも大いにあります。
2.批判も含めて意見が聞きたい
インターネットの投稿はまた、世界の観衆に直で繋がります。その中にはこれまでの生活圏では出会うことのなかった考えに触れることもあります。
時に、真反対の批判に晒されることもあります。
これは1.の思いを誰しも持っていると思えば自然なことです。賛同を得たいのは自分も相手も同じです。リアクションの中にそういった批判が出てくるのも至極当然であります。そういう意味では、投稿がそれら批判を引き寄せる撒き餌になるとも言えます。
3.自分の思考を整理したい
人間の脳ミソには限界があります。複数のことを同時に考えたり、一つのことを脳内で掘り下げると、必ずどこかで行き詰まります。
だから文字に起こしてみることで、思考が可視化され、整理がつきます。そこで初めて、自分の考えを文字に起こす難しさを思い知ったり、深いと思ってた自分の考えがA4一枚で収まってしまうほど浅いものだと知ったりするわけです。
もちろん、それがあるから新たな気づきがあったり、考えが更に深まったりします。
4.この世界の誰かに届いてほしい
賛同という点では1.に似ているのですが、大きく意味が違います。これは、私自身もまだ知らない誰かに対して、私の言葉が100%届いて欲しいという思いです。だから多数ではなく、この世界のうち1人か2人が分かってくれればいい。そんな思いです。
私のnoteはと言いますと、この4を目指したいなということであります。しかし、まだまだ未熟で幼稚なものです。授業参観だけ張り切る小学生がそのまま大きくなったような人間なので、1.2.3.ばかり念じているのが実状です。
1人の人間は、その生涯で何人の人間をたすけられるでしょうか。
多くの人間の役には立ちたい。でも本当は、1人の人が真にたすかりゃそれで充分ではないでしょうか。
その1人に明日会えるかもしれない。その期待感を持って歩む今日。これは値打ちありますよ。きっとね。