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25.トラスト①

信仰度★☆☆☆☆

【トラスト:trust 】〔人・ものの〕 信頼,信任,信用
『新英和中辞典』より

先日、ある方が私を占ってくれました。

職業でやっているのか、趣味の範囲なのかは分かりませんが、その方は私に近づきながら話し始め、私の目の前に到達する頃には、すでに私について3、4のことを言い当てていました。

なんとも形容しがたい独特な話ぶりで、その人自身を興味深く思いました。

どんなことを言われたのかとか、占いのメソッドや根拠についてはこの際触れないことにします(「恋愛、仕事、人だすけ、全てにおいて詰めが甘い」と当てられたことを思い出したくないわけではありません)。

もともと私は特段占いを信じる方でもありません。ですが、最終的にはその方に妙な信頼感を感じました。その理由を私なりに分析してみました。

信頼感① よどみなく告げる

その方はとにかく、次から次へと占いを告げてきたのです。占いは習得する際かなり覚えることが多いそうですが、その方の話ぶりは実に流暢なものでした。かなりの自信を感じたのが一つ目の理由です。

信頼感② 対話形式

占いのイメージにありがちな、じっと見つめる→ふむふむと思索する→ポツリポツリと告げる的なものでなく、

その方の占いは対話の延長の感がありました。

あなた〇〇なところがありますね、干支は何ですか? 羊です。お父さんはあなたが生まれた時△△な思いだったでしようね。多少の××はありますけど、どうです? まぁ▼▼な部分がカバーしてますね。

こちらに答えやすい質問を投げかけて、だんだん掘り下げてくる感じが、今この人と協動しているという印象を持ちました。

信頼感③ 入念な観察

占いの最中、その方は話しかけながらあらゆる角度から何度も私を見渡して下さり、手相だけでなく人相やら姿勢やらいろいろと見られました。何か様々な要素を組み合わせて、総合的な判断を告げている、そんな感覚でした。

主にこの3つが その占い師に何となく信頼感を覚える理由でした。

中でも3つ目の理由「入念な観察」に気づいた時、これと類似した経験を一つ思い出しました。この件は次回の投稿に回します。

繰り返しですけど、私は何かの選択をそこに委ねるほど、占いを信じません。ただし、中々に特殊で興味深いコミュニケーションだなと感じたので、ご紹介いたしました。

では次回!

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