【解説】音ゲーの連打ってどうやったら早くなるんだ!?!??!!!?
こんにちは。Tです。
音ゲーマーの皆さん、連打は好きですか?
音ゲーそこそこやってたらよく出くわしますよね、連打。縦連打とか、トリルとか。そして高難易度になればなるほど要求スピードはどんどん早くなっていって、最終的に人間に可能なのかってレベルの早さを要求されます。皆さんも高難易度を詰めてる時とか、
「あの曲、連打が追いつかないから苦手だなぁ...」
って時、めちゃくちゃあると思うんですよ。それもそのはず、連打力は音ゲーの腕前において不可欠なスキルであるので、高難易度になればなるほど連打力を試される機会はすごく多くなります。指押しとかと一緒。
そんなわけで今回はそんな連打が追いつかなくて悩んでいるそこの音ゲーマー諸君に向けて、連打のコツを解説しちゃうゾ!
Enjoy!連打!
◎間違ってるぞ!!時代遅れの連打論
①筋肉をつけろ、筋トレしろ
筋肉をつけても連打力はつきません。
ここねー間違いやすいポイントなんだけど、連打力がある人は筋肉がついてるけど、筋肉をつけたからといって連打力がつくわけではないのです。
バスケできる人はムキムキだけど、ボディビルダーが全員バスケ得意なわけではないっしょ?
早い連打をする時特に大事なのは、
・ノーツを押そうとする頭の「意識」
・筋肉の量ではなく「使い方」
なんです。筋肉量ではない。よって米津玄師バリに筋トレしても連打が早くなるわけではないんです。キン肉マンもムキムキだからといって連打早いわけではないんです。OK?
次。
②気合いでどうにかしろ
気合いでどうにかなるなら苦労してません。
③ゴリラになれ
人はゴリラになれません。
ていうか、ゴリラに音ゲーできる脳ないだろ。
次。
◎連打はこうしろ!解説篇
①頭の「意識」を変えろ!
早い連打を押す時、大事なのは筋肉のパワーではありません。それは「脳」と「目」です。正確には目も脳の一部のようなものなので、とにかく頭を使えということになります。
さて、「脳」と「目」を使えとは一体どういうことかというと、音ゲーのプレイングに完全に集中し、身体にかかる負担への意識を減らせということです。意味がわからない?これから説明するんだから素人は黙っとれ。
例えば、皆さんこういった経験はありませんか?友達と遊んだ日の帰り、どっと疲れが来て電車で寝落ちした。あ、音ゲーマーにリアルで遊べる友達なんていないか。そんなあなたにも、ゲーセン帰りに急にどっと疲れが来たというような経験はよくあると思います。
人間という生き物は、楽しい事をしている時には疲れをほぼ感じなくて、それが終わった後に初めて「今疲れてるんだな」と自覚するようにできています。実際には友達で遊んでいる間も、音ゲーEnjoyしている間もあなたの身体は疲労していて、神経にそのサインは出すのですが、楽しいことに集中していると精神は無敵モードになり、そのサインに気付けないので、なかなか中断しようとはならずせっせこ楽しいことを継続できるのです。似たような事象に、切り傷とかも普段生活してるとあまり気にならないけど、傷の痛みに集中するとどんどん痛みが増すはずです。
それを応用すれば、譜面のノーツを取ることに全集中し、無敵モードに切り替えることで身体負担を感じなくさせることもできそうじゃないですか?ていうか、できます。1曲2分間ずっとそれを続けるのは難しいですが、少なくとも長くても2〜3秒で終わるような、連打力が必要な配置の時だけ無敵モードにすることは出来るのです。
たとえば、「ここは早い連打が来る」と身構えた時に、腕に力を入れてしまう。これはダメダメです。腕に力を入れてわざわざ硬直させた挙句、腕にむやみに力を入れて負担を感じてしまうと、脳は「耐えられないポ」となり、腕の動きを自動的に制限してしまうのです。端末も壊れるしミスも出すしで、これはもう「Oh 脳」ですね。
では、「ここで早い連打が来る」と身構えた時、私たちは何をするべきでしょうか。それは、「目に力を入れる」のです。腕には力を入れません。目に力を入れて、画面が割れるぐらい譜面を凝視して、譜面に集中するんです。こーーーれがマジで大事。この瞬間、あなたの身体は一瞬だけ、無敵モードへと誘われます。
無敵モードのあなたは、画面に映る譜面を見て、ノーツの配置、リズム、判定に完全に集中した状態になります。あなたは提示されたノーツの配置に合わせて画面を叩くだけ(「腕を」叩くではありません。腕の存在も忘れましょう。「画面を」叩くのです)の存在になります。そしてただ、指示通りにタスクをこなすのです。
さて、指示通りにタスクをこなした後、あなたはふと気がつきます。難所が通った!莫大な連打力が必要で、普通にやったら押せないようなスピードの配置が通った時、その先は消化試合なので、誰しも無敵モードを解除します。このとき、あなたは気がつくはずです。自身の腕に普段以上のものすっごい負担がかかっていることを...
これが、限界突破であり、よくゾーンという言葉で言い表される現象です。本当に譜面だけに集中すると、与えられたタスクをこなすことだけに集中すると、数秒だけなら人は簡単に自分の身体限界を越えることができるのです。そうして、ヤバい連打力が必要な配置を越えることができます。
(補足:「身体限界を越える」と書いていますが、実際には「自分で限界だと思い込んでいた段階を抜ける」ということです。自身の「これだけのスピードしか出せない」という思い込みに加えて、プレイ時の腕への身体負担を感じ取ることによる「腕を早く動かすことへの精神的恐怖」が、腕の動きをほぼ無意識に制限している、というのが僕の主張です。そのため譜面の「配置を取る」という一面に意識を全てフォーカスすることで、この2つのデバフを消去し「限界突破」したかのような感覚を得る、ということを一人称視点で文章で表そうとした結果がこれです)
連打力のある上手い音ゲーマーは、こうした限界突破を日常的にこなしているので、時間が経てば身体がそっちに順応するように後から必要な筋肉が増えていくのです。だから連打が上手い人はムキムキなんですね。間違っても筋肉が先ではありません。筋肉がないから連打が遅いわけでもありません。
(脳を)ハッピーで埋め尽くすってことだったのか。ちなみに彼がプレイしている楽曲はR.I.P. - eicateveです
②筋肉の「使い方」を習得しろ!
まあね、一口で「限界突破」といっても、それで急にトッププレイヤーレベルの連打力がつくわけではありません。限界突破はみんなできる前提でで、その土俵の中でも連打のできるできないはあるのです。オーバークロックが得意なCPUでも、CPU自体の性能もやっぱり大事なんです。だから筋肉量も多少なりとも影響します。が、それよりもっと影響度が高いのが「筋肉の使い方」です。
連打の押す際の筋肉の使い方は主に2種類存在します。1つが「ノーマル押し」。至極単純、腕を上げる動作と下げる動作をするだけの、普通の押し方です。なるべく早く腕を上げ下げさせることで、早い連打を押すことができます。
しかしこの押し方、全然早く押せません。理由は単純明快、上げる操作と下げる操作は真反対の操作であり、それを超高速で切り替えるのは難しいのです。これは筋肉量とか関係なし、「操作の複雑さの限界」なのです。
ではそれ以上早い連打を実現させるためには、どのように筋肉を使えばいいのでしょうか...
答えは「痙攣」です。
これは腕に人知を超えるレベルのアホみたいな力を入れて筋肉をパンッパンに膨れ上げて、筋肉に「もう無理ポ」と言わせてブルブル震え上げさせ、その震えで押すという手法です。
痙攣打法では、前腕の肘寄り内側あたりの筋肉にバカみたいな力を入れます。そうすると、なんだか手と前腕がガチッ...と硬直して、腕がロックされたかのような感覚を感じると思います。
この時、試しに外側の方向に腕をちょっと動かしてみてください。すると、手と腕全体がブルブルブルブル動き出すはずです。そう、それが痙攣です。その腕の震えを利用して、ノーツを押すのです。
あなたが無敵モードに入って、譜面だけに全集中している時。あなたの腕には莫大な力がかかり、あまりの力に腕が高速で痙攣して、ものすごいスピードで押せるようになる。だから、無敵モードが解除されると、ほとんどの場合は腕がかなり痛むと思います。それは腕にありえない力がかかって単純に負担がえげつないからですね。
痙攣押しというのは一気に腕に負担をかけて一気に腕を震え上がらせるので、例えば難所が来るって身構えて変に腕に力を入れると、痙攣押しができなくなってしまうのです。そうすると前述した「ノーマル押し」しかできないので、スピードが追いつかず爆散するのですね。
そしてこの痙攣押し、留まるところを知らないのは、大きな力をかければかけるほど早く痙攣するという点です。なので単純に筋肉量がある人は、この痙攣押しで大きな力をかけることができるので、早く連打することができるんですね。
ただ間違ってはいけないのが、普通の筋トレでは痙攣押しが早くならないという点です。結論から言うと、痙攣押しの筋肉は痙攣押しをして鍛えるのがベストです。なのでやっぱり、普通に筋トレしたら縦連はやくなるというのは間違った話なんですね。まあ同じ部位の筋肉が鍛えられるなら筋トレも効果けっこうあるみたいですけど。
・あとがき
というわけで以上が筋肉押しのやり方でした。
結局は体作りと精神力、己との戦いなので、何度も筋肉譜面とぶつかって、精神を磨いて、成長していくものだと思います。
もちろんこれが完璧な唯一の答えというわけではないので、これを参考に自分に合った筋肉譜面への向き合い方を見つけて頂ければ幸いです。
それでは皆さん、
努力 未来 𝐚 𝐛𝐞𝐚𝐮𝐭𝐢𝐟𝐮𝐥 𝐬𝐭𝐚𝐫