カービィリレー4 カービィボウル区間の見どころ解説
カービィシリーズタイトルRTAリレー4という企画が2022年4月30日~5月1日に行われ、私はカービィボウルの走者として参加します!
カービィボウルの区間はド深夜(3:40ごろ出走予定)なのですが、よろしければ是非リアルタイムでご覧ください!(録画も残るはずです)
企画の詳細は下記、主催の方のブログでご確認ください。
この記事では観戦のポイントなどお伝えしていきたいと思います。私が以前書いた記事「カービィボウルRTAの教科書」も併せて参考にして下さい。
カテゴリ
今回のカテゴリは「Extra Courses - Any Medals」です。
(speedrun.com上のページはこちら)
エクストラモード(いわゆる裏面)で、コース1-1から8-8まで全64ホールをクリアするカテゴリです。
今大会独自の規定として、クリア済みのファイルを使用することになっています。(実機ではクリア前の状態を再現するのにいちいちNormalモードをクリアする必要があり煩雑なため。)ゲーム開始後、コース選択画面で全コースが解放された状態になっているので、1から順に毎回コースを選択してクリアしていきます。
Any MedalsというのはSRCでのカテゴリ名ですが、要はAny%と思っていただいて結構です。打数や使うボタン等に特に制限を設けず、最速プレイを目指します。RTAに使える大胆なバグ技・短縮技は特に無いゲームですので、普通に淡々と1ホールずつクリアしていきます。
タイマーストップのタイミングは、ラスボスのメカデデデに最後の攻撃を当てた瞬間です。ミスしない限り、8発当てれば終了です。
コースの見分け方
今どのコースを走っているかは床の色で識別してください。
コース1→青、コース2→薄緑、コース3→紫、コース4→ピンク
コース5→黄緑、コース6→薄いチョコレート色、コース7と8→濃いグレー
※これはどうでもいい話。NormalとExtraは基本的に同じ色なのですが、7と8だけは何故か色が変わってどちらも濃いグレーになります。本当に何で?
カテゴリの特徴
Extraコースの特徴ですが、まぁ当たり前にNormalコースよりも難易度が高いです。1ショットの中で複数のコピー能力を使うなど、目まぐるしい操作を要求される場面が多くなります。また、難しいホールに限ってストーンなどの止まれるコピー能力が用意されていないなど、ミスしたときのロスが大きくなりがちです。
一方で、取りうるルートの選択肢が広いということも言えると思います。「色々な方法があるけど、どのやり方もタイム的にはそんなに変わらん」というホールが多くあるため、人によってやりやすいルートが変わってくるのも見所となるでしょう。
また、同じルートを使っていて特にミスもしていないように見えるのに、細かいテクニックによりタイム差が開いたり縮まったりということが起こると思います。例えばUFOを使う前のショットでフルパワー(ゲージがピンク色)を出せているか、バンパーに当たるときにタイミングよくAボタンを押せているか、カップのふちに引っかからずにカップインを決められているか、といったところに注目していただければと思います。
走者
(ベストタイムに関する記述は2022年4月26日時点のものです。)
・Western Aチーム r0bd0g氏(自己ベスト:35分06秒)
NormalコースとExtraコースのAny Medalsでともに世界記録を保持。猶予の狭いパワー調整を事も無げに高確率で決めてくる恐ろしいプレイヤーです。
・Western Bチーム Marche_氏(自己ベスト:??)
SRC上には記録を掲載されていませんが、前回カービィリレーでカービィボウルが採用されたときにも参加されていました。
・日本 Aチーム 美少女さん(自己ベスト:??)
3つのボタンでカービィボウルのRTAを世界で初めて走ったパイオニア。ルート開拓の研究熱心さではピカイチでしょう。ボタンを制限することで従来のRTAよりも早いルートを見つけてしまった、という例も報告されています。
・日本 Bチーム 貯蓄(自己ベスト:36分26秒)
私です。たまたま昔からカービィボウルをやりこんでいたので、RTAをやってみたらそこそこな結果が出た人、です。もっとこのゲームのRTAをやる人が増えたらいいのに、という思いで、こんな記事を書いたりしています。
重要なホール
ここから先は、個人的に注目してほしいホールを挙げていきます。私の中で難易度が高い=失敗率が高いと思っているホールですが、他の走者からすると別にそうでもない、ということもあるかもしれません。
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5-5
デコボコの地形をトルネードで進んでいく、基礎動作の難易度という点でおそらく全コース中一番難しいホール。画面奥から手前方向に進むため操作の左右は反転、坂の向こうは見えづらく、坂を超えれば宙に浮いて操作が効かなくなり、その操作が効かない領域に敵が配置されているという意地の悪さ。一打でツイスターを全部倒せていたら大成功だと思ってください。
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5-7
一打目のパワー調節の許容範囲が非常に狭いうえ、このルート以外に良いやり方が全然見つからない嫌なホール。強く打ってしまうとOBになるが、変なところに飛んでリカバリーに時間がかかるぐらいなら、OBにして仕切り直しの方が良いと思ってしまうぐらい、潰しの利かない地形。
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6-6
大きな坂をトルネードでいい感じに進む必要あり。バンパーやダッシュパネルで変に暴走するリスクも高く、制御が難しい。一打目でワープに乗り、坂の上のワドルディを一匹倒すところまでいけていたら成功です。
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7-1
ハイジャンプを2回使うのが通常ルートですが、攻めルートがあります。(最近の上位の記録動画では使われていません。)
一打目でチョイ打ち、二打目でフライを打ったら攻めルートです。勢いよく最後の坂を駆け上り、ハイジャンプを一回カットできます。
一打目チョイ打ち二打目ゴロなら通常ルート。一打目からフライを打ったら攻めルートを少し安定化させたルートですが、通常ルートとあまりタイムが変わりません。