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【ゲーム記録】スターオーシャンセカンドストーリーR

 どうやら今日、7月30日は『スターオーシャンセカンドストーリー』の発売日らしい。先日リメイク版のプレイを終えたばかりだったので、これを機会にプレイしたゲームを感想とともに記録していきたいと思う。

プレイ期間:2024.4~7

 一時期テイルズ狂だった私は『スターオーシャン』シリーズも好きだったが、意外と2と3しかプレイしていないことに気が付いた。確かに3の戦闘や話のオチはあまり好みではなかったが、なぜ4をやらなかったのかは謎である。14年前……おそらく他で忙しかったのだろう。『ヴェスペリア』とか、一応『FF13』もやっていた。そういえば、職場が変わったのもその頃かもしれない。
 2(セカンドストーリー)は思い入れの強い作品であったので、リメイクの存在はずっと気になっていた。手一杯だった『ドラクエ10オフライン』がやっと終わったので、ようやく購入し、プレイすることができた。

 私にとって2は、大学生時代の青春の1ページだった。 
 当時大学生だった私は、友人宅に泊まり込み、二人で夜通し2をプレイした。私は自分のメモリーカードを持ち込み、キリが良いところまで進めたら交代し、それぞれのデータを進めていた。
 自分で言うのもなんだが、当時の私は素直な性格だった。今は見る影もないが。主人公はクロードだったし、順当に進めていった。
 それに比べて友人は少し変わったプレイを好んだ。私がクロードだからという理由でレナを選ぶのまでは良いが、攻略本を見ながら、冒険が始まって間もない時点で場違いに強い武器をカスタマイズしようと、何時間も粘っていた。
 おかげで、私はその光景を延々と見る羽目になる。これを見ているくらいなら、家で自分のデータを進めたいと思った。それでも、素直な私は彼を受容し、寝落ちしそうになりながら応援した。
 今思えば、この作品はやりようによってはそれが出来てしまうという面白さが良いところでもあり、ある意味彼は堪能していたとも言える。初見でやるなよ、とは思うが。
 そして数時間後、それはついに完成する。ヒロインであるレナの武器「ペインセスタス」である。最初の武器と比較すると、攻撃力が500以上も違う。ザコ敵は勿論、ボスさえも殴打で瞬殺していく彼女の姿に、我々は歓声を上げた。
 
 そんな思い出を抱えて、いざリメイクをプレイしてみると、何かが違う。まあリメイクとは得てしてそういうものではなるが、やっぱり違う。全然懐かしくないのだ。
 ファストトラベルなどの現代化・親切化は仕方がない。しかし、RPGの肝の一つである戦闘が「あれ? こんな感じだったっけ?」という印象だった。敵のシールド値を削り切るとブレイク状態となり、一方的に攻撃できる状態になる、とかそんなんあったっけ? 状態である。
 そうなると、もうあの頃の青春がどうとかではなく、新しいゲームをプレイしている気分だった。ウェルチとか言う知らない仲間キャラも出てくるし。まあかわいいから使ったけど。
 とにかくもう「ペインセスタス」とか、そういう気分ではなかった。
 とりあえずクリアしたが、色々とバージョンアップされた反面、ストーリーは当時のままなので、ややボリューム不足だと感じた。というか「ペインセスタス」のことしか覚えていないので、ストーリーもこんなんだっけ? 状態であった。
 例の友人にLINEしてみると、彼もプレイしたが合わずにやめてしまったとのことだった。それでもきっちり「ペインセスタス」は作ったらしい。流石だ。しかし作ったらもっとつまらなく感じてしまったという。お互い歳をとったな、というオチで終わった。 
 
 その後、私はレナ編も最高難易度できっちりクリアした。我ながら真面目な性格である。が、これも動画投稿のネタとして、という動機がなかったら、途中で挫折していただろうと思う。なんにせよ、一通りは楽しめて良かった。
 リメイクは嬉しい反面、怖さもある。ユーザーは当時の思い出と期待を両手いっぱいに持って待ち受けている。メーカーとしても恐怖だろう。今年の11月には待ちに待った『ドラクエ3』のリメイク版が発売となるが、今のところ8割方不安である。
 そう言えば、当時ゲームボーイカラーで『スターオーシャン ブルースフィア』という2の続編が発売されて、私もプレイした記憶がある。今は行方不明だし、もはやどんなゲームだったか全く覚えていないが、無性にやりたくなっている。ネットで調べたら高くても3,000円くらいらしい。買ってしまおうか、悩んでいる。



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