コミュ障が人事をやってみて思うこと【再】
だいぶ前に同タイトルの記事を上げてたのですが、
今読み直すとなんかすごく読みづらかったので再度書き直そうと思います。
私は新卒の会社(人材営業)を辞めて以来、人事という仕事を3年以上やっております。
いわゆる人事担当の方、特にWeb/IT業界の中小企業など、比較的カジュアルで新しいことを取り入れる系の企業の人事担当の方って、
人が大好きです!コミュニケーション得意です!みたいな
コミュ力抜群のキラキラ女子がなることが多い(気がする)のですが、
何を隠そう、私は自他ともに認めるコミュ障。
全く人と話せないわけではないのですが、人間関係を構築することが苦手で、
なかなか仲のいい人や自分の居場所を見つけられないタイプです。
そんな性格なので、私には人事は向いてないと長い間思っていたのですが、気が付くと人事になって早3年。
実際にやってみると、得意な分野と苦手な分野が結構はっきり分かれたので
振り返りもかねて書いてみます。
まずは人事やってみてこれは私無理だってなったこと。
ご想像通りですが、やっぱりコミュニケーションでした。
面接や面談などは1対1なのと、ある程度話す内容が決まっているので、慣れてしまえば何とかなるものなのですが、
他の部署のメンバーや役員との関係値を作るとか、もーーーーーほんとにつらい。
特に私がしんどいと感じたのが、いわゆる社員フォロー。
社員が悩んでいることをいち早く察知して深刻化する前に解決に導く、というミッションなのですが、
そのためにはメンバーや各部署と普段から積極的にコミュニケーションをとって関係を築きつつ常に周囲を見回って、
ちょっと大丈夫かな?と思う人には自分から声をかけたり、ランチに誘ったりして話を聞く、という動きが必要になります。
(もちろんサーベイツールとかもありますが)
まさに私の苦手とする人間関係の構築、しかもできるだけ多くの社員との関係づくりだったので、ここに関しては私はほとんどできませんでした。
あとは人事ポジションなんて役員との連携が一番多いところなのですが
目上の人とのコミュニケーションも苦手だったので、そこも苦労したところです。
この性格で人事をしていて、何が一番しんどかったかって、
コミュニケーションの一言に尽きますね。ほんと。
逆に得意だなと思ったことは、こういう性格もあり、周りの人とのかかわりが少なかったのもあるのか、
何か問題が起きても、公平に客観的に物事を見れたことです。
人事って時には退職勧告的のようなデリケートな問題を扱うこともあるので
人によってはつらいと感じてしまうこともあるみたいですが、
わたしは人間関係にドライなので余計な感情を入れることなく、
論理的に客観的に見て、正しい解決方法は何かを考えることは、比較的得意でした。
いわゆる人事って採用担当者のような業務をイメージしがちですが、
人事の仕事ってこういう社員の問題解決とか組織を守るための決断とか
表立っては言えない黒い仕事もたくさんあると思います。
私もまだその一部しか関わってはいないのですが、
それに対する耐性があることは人事としての大きなアドバンテージじゃないかと思ってます。
私はずっと、人事担当たるもの、人が好きで、コミュニケーションや人間関係を作っていくことが得意であるべきと思い込んでました。
なので最初のほうはずっと自分は向いてないと悩み、上司に愚痴をこぼしたりもしてきたのですが、
実際に3年ほどやってみると、思ったとおり全然向いてないところもあれば、思いのほか周りから評価していただける部分があったりと、色々な気づきがありました。
そういうことに気付いてからは、私自身人事に100%向いてないとは思わなくなり、
公平な目線で見れることや、ポーカーフェイスで色々と話せるところなどは、むしろ向いてるのかもなあと思ってます。
あとは少し前に人事に私と真逆のコミュニケーション好きです系の方が人事に入ってくれたりしたので
それぞれ苦手な部分を補完しつつやっていくこともできると感じてます。
ということで、あくまで私個人の経験と考えですが、
結論、普通に人と話せればコミュ障でも人事は務まると思いますので、
今人事の方も、これから人事のキャリアを考えられている方も
もし同じようなことで悩んでる方いたらぜひ参考になればと思います〜
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