「将来の xx はyoutuberになることです」
小学生の頃はゲームショップの店員になりたかったこーぞーです。
今は何故か工場で働いています(笑)
さて、タイトルの xx には何が入りますか?
…はい,多分「夢」が入ると思います。「将来の夢」とか「近頃の若者は夢がない」とかの文脈で用いられる時の「夢」の方です。
この夢という言葉について考えることがありましたのでnoteに書いてみました。
横澤夏子のラジオの話より
毎週日曜日の17時から,新潟のFMportという局で「横澤夏子のじょんのびラジオ」という番組が放送されています。私はこれほぼ毎週聴いてます。
で,1月5日の放送でなっちゃん(親しみを込めてこう呼ばせていただきます)が喋っていたことがちょっといい話でして。この話を聴いてnoteを書こうってなりました。
なっちゃんって,学生(中学生だったかな?)の頃に、仲のいい友人がいて,その友人と原信(はらしん,というスーパーが新潟県などにあります)の裏に座って、お互いの夢を話すっていう時間があったそうです。いい時間ですね。
横澤さん(ちょっと恐れ多くてさん付けに戻します)は当時から芸人になりたかった。一方,その友人の方はモデルになりたかったんだそうです。お互いなりたいものは違うけれど,それぞれの夢について話していたんですね。
で,横澤さんの方は,吉本の中ではこんな風になっててだとか,芸能界に入ったらこうなるだとか,芸人になるためとかなった後のことを調べたり考えたりしていたそうです。友人の方はモデルになりたいので,こういう美容法があってとかダイエットがどうとか,そんな話をしていたそうです。そして,お互いの話を否定はしなかったといいます。
はい,今や横澤さんはみんなが知ってる芸人になりました。本当に彼女は芸人になった。ご友人の話は詳しい内容がなかったように思いますが…まだ有名でないとかそういうことなんでしょうか。
ということで,横澤さんは自分の夢を叶えたわけですね。
夢とは?
ここでまず,夢という言葉の意味について調べました。
(コトバンクのデジタル大辞泉より抜粋)
ゆめ【夢】
1 (寝てる時に見る夢の説明。このnoteでは関係ないです)
2 将来実現させたいと思っている事柄。「政治家になるのが夢だ」「少年のころの夢がかなう」
3 現実からはなれた空想や楽しい考え。「成功すれば億万長者も夢ではない」「夢多い少女」
4 心の迷い。「彼は母の死で夢からさめた」
5 はかないこと。たよりにならないこと。「夢の世の中」「人生は夢だ」
このnoteで言う夢は2です。
さて,この夢という言葉って,時として2と3の違いが曖昧のまま語られませんか?
3の夢というのは,そもそも実現するしないを考えていないでしょう。「空想」という言葉を使って説明されていますから。ゆーきーふぶーくーローッジーにーふーたりーって歌うのとおんなじです(この曲ピンときますか?笑)。
恐らく,年齢が低い人ほどこの違いが曖昧なんじゃないかとこーぞーは勝手に考えています。近年の「将来の夢はyoutuberになることです」って言う人の中に,果たして実現可能性を考えている人はどれくらいいるんでしょうか。
夢っていう言葉って,上の3の意味があるから私はあんまり好きじゃないんです。結局現実と地続きではない,現実にならない空想のことを指しているみたいなんで。
まあ私はそうだっていうだけで,中には夢なんて見るモンじゃない,語るモンじゃない叶えるものだからって言うアーティストもいますからね(これならピンときますか?笑)
小学校の先生とかって,学校でのキャリア教育の場面ではどんな風に指導してるんですかね?
目標っていう言葉も調べてみた。
同じくコトバンクで「目標」という言葉も調べてみました。これもデジタル大辞泉です。
もく‐ひょう〔‐ヘウ〕【目標】
1 そこに行き着くように、またそこから外れないように目印とするもの。「島を目標にして東へ進む」
2 射撃・攻撃などの対象。まと。「砲撃の目標になる」
3 行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準。「目標を達成する」「月産五千台を目標とする」「目標額」
ここで,1の意味を目印,2は対象,3は水準と言い換えてみます。
youtuberになりたい人の場合を例にとってみましょう。
1「将来の目印はyoutuberになることです」
2「将来の対象はyoutuberになることです」
3「将来の水準はyoutuberになることです」
3なら何とか理解できますかね?(笑)
けどまあ,ここまでお読みいただければ,私が何を言いたいのか理解してもらえると思うんですけど(という希望的観測)
「将来の目標はyoutuberになることです」
こうするとちょっと聞こえ方が変わりませんか?
ちなみに,私は以前勤めた中学校で,「夢って言うな目標って言え」って指導したことがあります。そういう授業をしたんですけど,当時の生徒にはわりと響いてくれたようです。
現状できることは何か?
中学生くらいだと,夢だけ語りながら,目の前の勉強とか部活の練習を雑にやる生徒はいます。中学生に限った話ではありませんが。
横澤夏子さんの話から,彼女って学生当時から何かできることをやっているじゃないですか。それってちょっと稀な学生だと思うんですよね。
もしyoutuberになりたいって言う子どもは,動画の投稿なんてちょっと道具を揃えればすぐにできるはずですから,直ちに何か動画を投稿してみればいいんです。そういう子どもってどれくらいいるんですかね?広告とか編集技術とかSEO対策とか,勉強することっていっぱいあると思うんですけど。
って,youtuberになりたいお子様の保護者の方がご覧でしたら,そう言ってみてください(笑)
目標には数字を入れよう
いろんな本で書かれていることが多いように思いますが,目標には数字を入れると具体的になっていいですね。
「20歳の誕生日を迎えるまでにyoutubeに動画を100件投稿し,総再生回数を100万回にする。広告収入は月に20万円を3箇月連続させる」とか。
とか言っといて,私にも目標が一応ありますが,曖昧になってるんですけどね…
まとめ?
どうでもいいんですが,「夢って言うな目標って言え」って中学生に指導した後日,ラジオを聴いていたんです。
そしたら,その番組のゲストが全く同じ内容のことを言っていました。
「夢って言うんじゃないんですよ。目標って言い換えてみてください!」(ドヤ顔)
ラジオですけど,私にはその方のドヤ顔が見えました(笑)それに対してメインのパーソナリティーが「いいこと言いますねえ!」とか言って。
私の方が最初です!(笑)
おわり。
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