La moglie coreana (1)
数日前から、La moglie coreana / Min Jin Lee (traduzione di Federica Merani, Piemme, 2018, 593ページ)を読み始めました。
オリジナルは「Pachinko」のタイトルで2017年にアメリカで発表、イタリア語訳は「韓国人妻」のタイトルで2018年に出ました。
本屋さんでこの表紙が目にとまって手に取りました。タイトルの「韓国人妻」と日の丸を想起させるイラストから、在日韓国人の話なのかなと想像できます。この表紙、イタリアの読者にはどんな印象を与えたのかな。
今日は79ページまで。朝鮮半島南部、釜山にあるYeongdoという島の1930年代、朝鮮半島が日本の植民地だった頃から物語はスタート。この港町の小さな島で、漁師向けの宿屋を営みながら慎ましく暮らしているYangjinとSunjaの母娘のストーリーがメイン。Sunjaは16歳で婚期を迎えているけれど、彼の死んだお父さんは体に障害があったので、誰もお嫁さんにもらってはくれないと本人も母親も思っています。そんな時、平壌出身の宣教師Isakが宿屋を訪れます。Isakは大阪に住む兄を訪ねる道すがらこの港町をやって来るのですが結核を患ってしまい、YanjinとSunjaが彼を献身的に看病します。
Sunjaはその少し前、たいそう羽振りの良さそうなKo Hansuという歳上の男性と出会っていました。Sunjaが日本人の悪ガキたちに襲われたところを助けてくれたのです。Hansuは大阪に頻繁に行っていて、貿易を生業にしているみたい。
HansuはSunjaに一人で出歩くなと忠告します。日本にいい仕事があるからとあなたに声をかけてくる人がいるかもしれないけれど、耳を貸してはダメだ、植民地政府は中国の日本兵のもとに韓国人女性を送りたいのだ、と。
Sono stato chiaro?って、Sunjaはわかったかな?