能力をどうやって成長させるか?
能力はどうやって伸びるのか?
新卒に限らず、中堅社員の方にも「自分の能力を成長させたい!」「部下の能力を伸ばしたい!」「能力を伸ばしたいけど何をしたらいいのかわからない」と思っている方はいらっしゃると思います。
そんな自己成長を追い求める方々に、どうやって自分や他人の能力を伸ばすのかについて、学術的なアプローチで能力の成長について書かれた『成人発達理論による能力の成長 ダイナミックスキル理論の実践的活用法』から得られた学びを皆さんに共有したいと思います!
学術的な内容を含んでおり本書はやや難しい内容だと思いましたので、どうすれば能力を成長させることができるのか?を取り組みやすそうなものから3つに絞ってお伝えします!(気になる方は本書を読んで見てください!)
1.自分の伸ばしたい能力を列挙する
何か自分の能力を伸ばしたいと思った際に、まずやってみて欲しいことは「伸ばしたいと思う能力を列挙する」ことです。
例えば、体を鍛える際に、どの筋肉を鍛えているのかを意識しながらトレーニングに取り組むのと、そうでないのとでは、トレーニングの効果に大きく影響が出ると言われています。
能力の成長においても同じように、伸ばしたいと思った能力を意識することは、成長スピードや度合いが大きく変わるため、伸ばしたいと思った能力を列挙することから始めてみましょう。
そして、伸ばしたい能力を意識した実践を繰り返すことで、より得られる成長度合いが大きくなるでしょう。
2.その能力がどんな能力で構成されているか分解してみる
伸ばしたい能力を列挙したら、その列挙した能力がどんな能力で構成されているか、さらに細分化してみましょう。
前回の「分析」の記事でお伝えした内容の応用になります。
伸ばしたい能力がどんな能力によって構成されているかを細かく具体的に定義し、その細分化された能力を伸ばすためのアクションをとっていきます。
本書では細分化された能力を「サブ」能力と解説されていましたが、この細分化された能力を一つずつ意識して成長させることで、最初に列挙した伸ばしたい能力(マクロな能力)を伸ばすことができます。
3.振り返り(内省)を行う
「振り返る(内省)」では特に「自分の経験を自分の言葉で抽象的に概念化すること」によって、より成長につながっていきます。
普段みなさんは仕事や日々の取り組みにおいて「振り返り」を行なっているでしょうか?
会社員の方は、会社によっては「日報」「週報」「月報」といった形式で仕事の内容や結果について振り返っている機会もあると思います。
経験を抽象化することで再現性のある考えがつくられ、その経験を新しい経験と照らし合わせながら考えを磨いていく作業を(日報を通して)継続することで、より仕事や取り組みについての理解が深まります。
こうした経験を徐々に積み重ねていくことで、あなたの能力は高く・深くなっていきます。
いかがでしたでしょうか?
能力を成長させたいと思っていても、「何をしたらいいかわからない」という方も多いと思います。
前回の分析の記事でもお伝えしましたが、まず難しいことは分解してみみましょう。能力の成長においても同じです。
伸ばしたい能力を意識して実践し、振り返って経験を抽象化することで、あなたの能力はより高く・深くなっていきます。
能力の成長について、詳細な理論や考え方をもっと知りたいという方はぜひ本書を読んでいただけると幸いです。
この記事が勉強になったという方は、おひねりをいただけるとモチベーションが上がりますので、よろしくお願いします(笑)
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