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Photo by
take_kuroki
LOVE STORY 2
私は彼にずっと聞けない事がある。
偶然掃除の時に見つけた引き出しに仕舞っている写真立てに入ってる女性の写真。
私と正反対で色白で綺麗な黒髪、清楚なワンピースの女性の姿。
でも顔が私に驚く程そっくりなのだ。
勿論私は双子ではない。
この女性は誰?
そう聞きたいのに今だに聞けないでいる。
私の中の今の1番のモヤモヤだ。
色々考えを廻らせモヤモヤしてる間に「ただいま」と勤務を終えた彼が帰ってくる。
「あ、おかえりなさい」と時計を見上げると既に夜8時を過ぎていた。
今日は通常勤務で今は追ってる事件もないので彼にしては早い帰宅だが、いかんせんボーッとしてる時間が長過ぎて時が経つのを忘れていた。
「どうした?ボーッとして。鍋沸騰してるぞ。」
彼の大好きなポテトサラダを作ろうとして、どうやら湯を沸かしたまま忘れてその女性の事を考えていたらしい。
「ちょっと考えごとしてて」と私が笑うと「珍しいなあ、いつも隙がないくらいシャンとしてるのに」と後ろからふんわりと抱きしめられた。
こう言う所が反則なんだよね。
「写真の彼女は誰?」と肝心な事が聞けなくなった。
ワイシャツから微かに香るタバコの匂いとちょっとはにかんだ笑顔にキュンとなる。
ホントもう反則。
「もうちょっとこうしてて良い?」
そう言うのが精一杯だった。
抱きしめる腕がちょっとだけ強くなる。
ホントもう反則。
※この間お遊びで書いたお話しの続きみたいなお話しです。
一生さんとコウさんのドラマが最初ラブストーリーだったって噂から生まれた勝手なMy LOVE STORY❤︎
ホントに単なるお遊びなので何卒ご容赦を
注:一生さんの刑事って設定だけ残しておりますが決して志村さんとキリコのお話しではありません。
物語のプロローグです。
よろしければ☆
ではおやすみなさい。