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小さい子どもの習い事、すぐに辞めたっていい

うちには7歳になる息子がいるのですが、まぁ、習い事をやっては辞めてを何回か繰り返しています。

ママ友からは「一度やめた習い事をすぐに辞めるなんて…辞め癖つくよ?」とか「入会金もったいな!」とか言われます。

ちなみに息子の習い事遍歴

2歳…体操教室に入会・1年で退会
3歳…ピアノ教室の体験
4歳…スイミング教室の体験
5歳…スイミング教室・そろばん教室に入会
6歳…どちらも半年ほどでやめる
7歳…スイミング教室に再入会

「ママ、イオンにあるそろばん教室通いたい」
そう息子が言ったのは幼稚園の年中さんの夏休みのことでした。

息子が1歳を過ぎたあたりから、私は何か習い事をさせたいと思い始めました。幼稚園に入園すると、いろんな習い事の体験に連れていくも、怖がりの息子はなかなかやりたがりません。

そんな息子が自分からやりたいと言ったのだから、やらせてあげたいと思ったんです。

それから半年、息子は頑張ってそろばん教室に通っていました。

しかし、年長コースに進級するための面談が終了した時、息子の口から思わぬセリフが。

「もう行きたくない。思ってたのと違った。」

あ、そうなんだ。と少し残念な気持ちに。
通わせるとき、そろばん名人になるかも!などと少し期待しちゃっていたところもあったんです。

「えーそうなの!!?」と心の動揺を抑えるために少し大げさに驚いてみせた私は、「じゃあ、パパにも相談してみよう!」と必殺パパに相談で結論先延ばし作戦を繰り出してみました。

そんなわけで、夜、帰宅した夫に相談。
相談といっても、我が家では夫にお伺いを立てるわけではなく、自分の考えを伝えて夫の考えも一応聞くみたいな感じです。

「実は、息子君がそろばん教室辞めたいって言っていて…」
そんな感じで自分の気持ちを話はじめることに。
話しているうちに私は、自分の中にある気持ちに気づきました。

・習い事をせっかくやるなら夢中になってやってほしい
・「大変だけど頑張って乗り越える」という経験は自分自身で望んだ時にやればいい

私は4兄弟で、全員ピアノとスイミングを固定でやらされていました。結果、子ども時代はピアノもスイミングも大嫌いになりました。(今は好きですが。)

「いかないと親が怒るから」そんな思いでやっていた習い事なので、いつもボーっとしていてやる気もなく、親には怒られなかったけど先生には怒られていました。

私はいつもやる気がなくて、ボーっとしてる子どもだと自分自身思っていたものです。

でも、小学生のときに手芸にはまり、高校生の時には人にプレゼントするまでになりました。絵を描くのも好きで、中学生の時には漫画を描いたり、イラストを色紙に描いて飾ったり、人にプレゼントしたりしていました。

まさに寝食忘れて夢中になっていたのです。

お小遣いで手芸の本を買って、夢中で作っていたので、最初は下手だったけど、どんどん上達しました。

夢中になることの楽しさ、尊さを子どもながらに実感していたんです。

その思いは大人になっても変わりません。遠回りしたけれど、今ではイラストレーターという夢中になって取り組めることをお仕事として取り組んでいてます。

そんなわけで、息子にも夢中になって取り組めることをやってほしいと思ったんです。

貴重な子ども時代。好きなことに夢中になって過ごしてほしい。

そのためには、習い事も辞めるかもしれないけどやってみる。もし違うと思ったら一度辞めてみる。ということも必要なことに感じました。

同じ好きなことでも、先生や教室などの環境が変わったら夢中になれなくなる、なんてこともあるかもしれないですし。(私の子ども時代ではピアノの先生の圧が怖かったし、スイミングでは暗くてジメジメしていて音が反響していて苦痛でした)

ただ、入会金とか教材費とかはじめにかかるんで、最低半年は続けてほしい…なんて思ったりもしますが。教材に関しては最悪メルカリで売ってもいいのかもしれないですがね。

ちなみに、息子は小学1年生のGWから一度辞めたスイミングを別の教室で再会しています。幼稚園の頃から仲良しだった友達と一緒の教室。終了時に温泉に入れるなども息子的に好きなポイントのようで、1年ほど通っています。

なかなか進級できなくて心配していましたが、先日やっと進級できたようです。

「けのびが難しいんだよね~」「ボビングが難しいから、やり方の動画見せて!」とがんばる息子がほほえましかったし、進級したときの「ママ!黄色帽子さんになった!」と嬉しそうに話す笑顔も忘れられません。

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