近況とか今後の話とか
あけましておめでとうございます。新年の挨拶にしてはだいぶ遅いですね。
ゲーム制作が一段落したので、新しいことにチャレンジしたいなーという意欲が高まっています。
そんなわけで、自身の気持ちを整理する意味も込めて、近況について語りつつ今後の活動についてお話しようかと思います。
ゲームを公開した話
昨年12月に『イリスのゲーム』Ver 2.0を公開しました。
制作にはVer 1.0公開時点でおよそ１年かかっており、その後のアップデート作業を含めると合計で約１年半ぐらいになります。
この製作期間は自分にとっては最長であり、完成に至れて良かったな…というのが素直な感想です。
本作は自分にとって初めて公開したゲームになります。
厳密には身内向けにちょっとしたゲームを遊ばせることはあったのですが、こうして多くの方々の目に触れるのは初めての経験です。
大変ありがたい事にインディー系のゲーム紹介サイト「もぐらゲームス」様や個人ブログ等、様々な場所で本作を紹介いただきました。
よくゲーム制作の場では「まずは短編でもいいから完成させろ」と言われますが、ゲームを公開するというのはそれ以上に大きな意味を持つものだなと実感します。
ゲームを公開した当初はVer 2.0相当のボリュームまで制作するつもりはなかったのですが、公開してから様々な感想・ご意見を頂いたことで自分の中で未消化な部分を形にしたいという思いが強くなっていきました。
Ver2.0完成までこぎつけられたのも、そうした背景があったのだろうと思います。プレイヤーの感想は制作サイドにとって強いエネルギーになる、という話でした。
【余談】
追加ダンジョン部分では始めて有料素材のBGMを使用しました。
かなりエッジの効いたBGMなので、雰囲気をガラッと変えることが出来たのではないかなと思います。
追加ダンジョンの雑魚強すぎだろ！ という意見をだいぶ貰いましたが、BGMの殺意が高かったせいかもしれませんね。てへ
折角なので販売サイトを（勝手に）紹介。
最近よくやっているゲーム
ここ最近は昨年にリリースされたオープンワールドゲーム『原神』にのめり込んでいます。
普段この手のハクスラ要素の強いゲームはあまりやらないのですが、自由にフィールドを動き回りつつ、多彩なアクションで敵をなぎ倒していくのがおもしろく、ストレスなくゲームを楽しめています。
カメラを自由に動かして写真を撮れる機能もある。これだけでたのしい
本作のおもしろさは自由度の高い操作性だけではありません。
複数の元素（属性のようなもの）を組み合わせた元素反応という本作独自のシステム理解してからこそ、このゲームのおもしろさが実感できると思っています。
細かい説明は省きますがこの元素システムはけっこう複雑で、最初は「こんなん覚えられるか！」という具合でしたが、ゲームを進めるうちに自然と覚えられる作りになっているため、人間の学習能力はよくできてるなあと実感します。
システムの完成度の高さにも触れましたが、キャラクターや世界観もたいへん魅力的です。
このゲームの目的は生き別れになってしまった兄（もしくは妹）を探すことですが、その過程で色々な国を冒険したり、そこで起きるトラブルを解決していくのが大まかなストーリーです。
戦争を仕掛けまくるような所謂「悪の帝国」は出てきませんが、他国に外交圧力をかけて支配力を高めようと企む組織（ファデュイ）は登場します。
場合によっては戦闘も仕掛けてくる物騒な連中ですが、街にいる彼ら話しかけると案外人間臭かったりして、妙に親近感を覚えます。
単純な善悪で語れるような人物があまり出てこないのは面白いところですね。（モブ含めて）味のあるキャラクターが多いのは本作の魅力のひとつでしょう。
このように良質なストーリーが体験できるゲームに出会えたのは嬉しい誤算でした。現時点（2021年1月）では２つの国までしか実装されていませんが、今後どのようなストーリーが展開されるのか、たいへん楽しみです。
…と長々と語ってしまいましたが、正直ここまで本作にハマるとは思っていませんでした。
これはゲームの完成度の高さもそうですが、あまり前情報を仕入れない状態で初めたことが大きかったように思います。
話題作というのは良くも悪くも目立ちやすく、どうしても偏った印象を抱きがちです。その点をふまえると、周囲の評判を気にせずフラットな目線で作品を楽しむのは良いことだなと改めて思いました。
以下、自分がよく使っているメンバー
タルタリヤ：メインアタッカー。蒸発ダメージつよい。かっこいい
凝光さん：サブアタッカー。元素シールドでサポート役も兼ねる
香菱：元素爆発が非常に強い。たぬきがかわいい
ジン団長：回復と攻撃両方こなせるため非常に酷使されている
RPGツクールMZを購入しました
『イリスのゲーム』の製作に区切りがついたこともあり、ツクールMVでのゲーム制作は終了する予定です（バク対応はします）。
MVをやめる理由は、多くのプラグイン製作者様がMZに移行しつつある事と、気持ちを切り替えるため、制作環境を変えたかったからです。
とはいえ大体の機能はMVを（一部の機能を除けば）引き継いでいるため、同じ使用感で制作はできています。
今はツールの色々な機能を試しつつ、どのようなゲームが作れるのか試行錯誤している段階です。
有志の方々のプラグインのおかげでそれっぽい戦闘ならつくれる
またパズル性のあるRPGは作りたいなーという欲求はありますが、同じ発想に縛られてしまうと自身の伸びしろを狭めてしまうため、あまり拘りすぎるのも良くないなーとは思っています。
短編のボリュームだったらいっそADVでもいいかもね。
以下、購入して一ヶ月触った感想です。
書いてる人の偏った目線が入っているのはご了承ください。
嬉しい点：
・攻撃や防御などのパラメータが0で設定できるようになった
・制御文字の種類が増えた
・スキル使用時のメッセージの自由度が上がった
・デフォルトで入っている音楽のクオリティが高い
残念な点：
・MV時代のプラグインがあまり引き継げない（これはまあ仕方ないけど）
・相変わらずバフ/デバフが使いにくい
・デフォルトのマップチップの色合いがなんかクドい
・戦闘アニメーションの作成難易度が高い
特に戦闘アニメーションの仕様変更が一番影響がデカく、これは自分に使いこなせるのだろうか…というのが正直な感想です。
まあ新しいツールに抵抗感が出てしまうのは仕方ありません。
まだ買って間もないですし、新たな挑戦ができるぞ、というポジティブな心構えでいこうと思います。
さいごに
今一番HOTな作品です。ご査収ください。