かえるかなぁと思ったけれども、、、。
ある日、車中での息子との会話です。
*息子は日タイハーフ、タイの日本人学校に通っています。
車中から何かを見ていた、息子がふと呟きました。
「かえるかなぁと思った。」
僕は、
「うん、カエルだと思うよ。」と答えたら、
「え、カエル???」と怪訝な様子。
「そうじゃなくって、あの人が道を変えると思ったの。」
「ケロケロのカエルじゃなくて、Changeの変える!」
と、横を走る自転車を見ながら、そう言ったのです。
僕は道路で無慙に潰れてしまっていたカエルを見ていました。
だから、カエルかと思ったと、答えます。
同じ「かえる」と発音する言葉も日本語にはたくさんありますよね。
微妙にイントネーションは異なりますが、
変える、カエル、飼える、買える、帰る、、、。
今回、息子が、僕が発する「カエル」の微妙なイントネーションを理解してくれたのがちょっとした驚きでもあり、喜びでもありました。
日本語って本当に奥の深い言語だと思うし、息子も日本語の語感を身に着けて来ているようでとても喜ばしいです。
日本語とタイ語 (そして英語の習い事)の環境で、日本語の習得に関してはなかなか苦労しているのではと感じていましたが、
この様子を見ている限り、時間はかかっても、自分の力でしっかりと日本語を習得していくのではと安堵した気持ちもあります。
息子をもっと信頼しようと思いました。
それにしても、9歳、日タイハーフの息子と会話していると日々いろんな気づきがあって飽きることないです。
今でしか味わえない、この瞬間を大切に毎日を過ごしていきたいものです。