慣れた一人とロマンをもった人の希望が合わさると面白いことが生まれる
少し先の話ですが、タイ国内出張でタイ北部の街チェンライに行くことになりました。
一泊二日の出張ですので、現地ではそれほど時間は取れないのですが、せっかく久しぶりにチェンライまで足を伸ばすので、どこに行ったら良いかを考えていました。
今回は実に20年以上振りのチェンライになります。
チェンライといえば、白い彫刻のような真っ白な幻想的なお寺「ワット ロンクン」が有名なのですが、
(20年前にはまだなかった。)
ここを始め、市内の有名なお寺などをいくつか回るといい時間になるので、
そのまま空港からバンコクに戻るような「無難な」計画をぼんやりと思い浮かべていました。
その事を今回一緒に行くパートナーに話をすると、
彼は、
「せっかくなので、ゴールデントライアングル(タイ、ラオス、ミャンマーの国境が重なっている地点)やメーサイ(タイとミャンマー国境の街)に行ってみたい!」
そういう風に答えたのです。
僕の中では半日ちょっと位の限られた時間だと、行くのは難しいのではと思ったのですが、調べてみると、意外と近いことが分かり、(双方チェンマイ市内から車で1時間ちょっと)
上手く周遊することが出来そうなので、駆け足にはなりますが、タイ北部の国境地帯を巡る半日旅を決行することに決めたのでした。
また、フライト時間についても夜遅目のバンコク便もあるということも分かり、
これだけ条件がそろうなら、是非行ってみようと言うことになったのです。
僕はゴールデントライアングルもメーサイにも行ったことはありますが、いかんせん当時は大学時代のバックパッカー旅行でしたから、ローカルバスに乗ってのゆっくり、のんびり気ままなものでした。
だから距離感や時間的な感覚が全く分かっていなかったのです。
しかしながら、今回パートナーから希望を出してもらったおかげで、
具体的にリサーチをすることができ、
「遠いし、時間がたりない、無理。」
そのような盲点が外れ、
結果として、僕自身も久しぶりに行ってみたいという気持ちが沸き起こり、大変待ち遠しい出張プランとなったのでした。
一人だと思いつかなかったことも、何人かでアイデア出し合うことで、より面白いものに変わっていくという良い例だったと思います。
タイに長いからよい旅行プランが立てられるのではなくて、
よくわからないけど、聞いたことあるし、ロマンがあるから、行ってみた
い、やってみたい、
そういうノリでも、むしろそういう海苔だからこそ、プランニングというのは面白いものになるのだと思いました。
一人では思いつかなかったことなので、一緒に行くパートナーには本当に感謝です。