階段を見つけたら、どう思うか?
今週はちょっと気分を変えるために新しい散歩コースを歩いています。
バンプラリザーバーの周辺なのですが、街路樹がキレイに植えられていて、この時期、ちょっとばかり紅葉しているような雰囲気もあります。
赤やオレンジ色になっているわけではなく、よくて黄色という感じです。
ただ、涼しい気候も相まり、日本の秋の感じをちょっとばかり味わっていました。
さて、
コースは平坦ですから、歩くよりも走る人向きと言う感じでしょうか。
僕らはもっぱらウォーキング派ですので、ゆっくり歩いても負荷がかからないで少し物足りない感じもありましたが、じっくり1時間程ゆったりと歩いてきました。
ウォーキングの道中に妻と話した会話の内容がちょっとおもしろかったので、シェアしますね。
リザーバー周辺は河川敷のように小高くなっており、下に降りるにはスロープに作られている階段を下っていくかたちとなります。
その階段を見て妻が
「ねぇ、あの階段、降りてみようか。何往復する?」
そう聞いてきました。
「あんまり急な階段じゃないね。2,3往復位してみようか?」
そんな風に僕も答えます。
言葉を交わした後で、僕は思わず思い出し笑いをしてしまいました。
階段を見つけると、まず歩いてみようという発想をするようになった妻もすごい変化ですし、僕も普通にその質問に答えている。
僕ら夫婦がこうして朝の散歩をするようになってから1年半位と思いますが、変われば変わるものです。
いつの間にか、当たり前の基準が上がったのだと思います。
階段を上がるのはしんどいこと→階段を上がることが良い運動になる。(健康に繋がる)
歩くことはめんどくさい事、できるだけ歩かずに済ませたい→歩くことは健康にいいし、体型を維持していくにも大切なこと。機会を見つけて、積極的に歩こう。
この変化は大きいです。
フォーカスが異なると一つ一つの物事の意味が変わり、行動も変わっていく。
健康生活、整ったかっこいい体、疲れを知らずの身体を手に入れたい。
そのゴール設定があるからこそ、それに向かっていくための行動をとるし、その行動を取るために、目の前の事象を捉えていくわけです。
何気なく初めた朝の散歩がこのような形で、もはや無意識レベルで「歩く機会」というものを捉えているということにちょっと感動してしまいました。
神社の参道も、山の上にあるお寺への道も、もはや苦行ではなく、「歩くチャンス」という捉え方をしているということに気づき、そのマインドセットがあるからこそ、苦労なく続けることができるのでしょう。
ビジネスや自己啓発において、よく「マインドセットが大切」と言われますが、それはつまり、ゴールを達成している自分の視点、フォーカスしていることを、今、日常的にどれだけ意識的に実行できるかということなのだと思います。
(徐々に無意識になっていく。)
ということで、これから色んなところを旅した際には、お寺などの階段も極力歩いて登ろうね、と話をしたのでした。(暑い中、汗びっしょりで歩くのはきついですけどね。)