子供のスポーツの練習を見守る親の気持ち
2日くらい前から急に涼しくなってきたタイ。
朝方は肌寒くなってきていて、タイ人は長袖やパーカーなど上に羽織るものを来ている姿が目立つようになってきました。
11月末から1月初旬頃までは、一年でも一番よい季節で、(朝夕が涼しくて過ごしやすいと言う意味)
タイの人の中には、この一年で一番涼しくなる、1ヶ月弱の間、冬物のファッションを思い切り楽しんでいる人もいます。
ブールやコートなど、流石にオーバーかなと思われるものでも、結構見かけるので、一つの憧れなんだと思います。
さて、それはそれとして、
朝夕は涼しくても、昼間はそれなりに気温も上がるし、日差しも強いので、
今朝の息子の少年野球の練習もなかなかつらいものでした。
今日はバンコク遠征組と2手に分かれていたので、参加人数が少なく、ノックや藻類などを重点的に行なったこともあって、子供たちもいつにもましてお疲れの様子でした。
たまにはこういう日もあって良いと思います。
練習時、例によって僕は外野に立って、内野を守る子供たちがこぼしたボールを拾っていたのですが、息子の近くにいると、ついつい色んなことをいいたくなるのが、性というものでしょうか。
後ろにそらしてもボールを追わない、カバーに入らない、一塁への送球が雑、声を掛け合わない、順番が来てもボーッとして構えない、、、、。
最初こそじっと黙って見ていたのですが、一塁への送球をあまりにも適当に、明後日の方向に投げたりするので、
イラッと来てしまい、思わず、「落ち着いてちゃんと投げろ!」と大きな声を出してしまいました。
それからと言うもの、疲れもあったのでしょうが、息子の方もムキになって、僕の気分をわざと逆なでするかのような態度を取るようになり、
僕のイライラは最高潮に達しました。
「もう、こんなんじゃ、練習にいかなくてもいい!
お父さんももう行かない。」
そんな感じで感情丸出しで怒ってしまったのです。
息子も疲れと暑さとイラつきで、頭に来ているから、一歩も譲らず、
結局僕がその場を離れて、頭を冷やすことにしました。
普段、子育てについて偉そうに色々書いているにも関わらず、言うのと実際にやるのとでは、やはり違いますね。
また、我が子と他の子供たちへの接し方、と言うか、感情の動き方というのも当然違ってきますが、
それにしても、色々となかなか難しいものです。
しばらく別のところに行って、あまり息子の姿を見ないようにしながら、遠目で見て、みたいな事をしていた時、
ふと、こんな事を考えました。
「そうだ、よっぽど危ないことや、人に怪我をさせるようなこと、進行を著しく妨げるような行為をしなければ、こうして遠くでじっと見ていたらいいんだ。」
と。
「呼ばれたら、なにか聞かれたらその時行けばいいし、コーチに任せて、他の子の事をみるようにしよう。」
と。
考えてみるとしごく当たり前の考え方ではあるのですが、前のめりになっているとなかなか気づかないものです。
自分の子供の事なので、上手くなって欲しいし、人の手本になるような、かっこいいプレイもしてほしいと思います。
だけれども、それは僕の思いであって、実際にやっているのは息子です。
彼も一生懸命やっていて、発展途上。
上手く出来なくてイライラしているのは本人の方でしょう。
そういうこともわかった上で、余裕を持って、じっと遠くから見守ることも大切だと、改めて感じた、今日の練習でした。
教訓、「練習時、近くにいるのは必要最低限、あとはじっとこらえて、遠くから見守っていよう。コーチに任せる。」
終わり。 (笑)