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如何に色んな経験をするか。それが自分の人生を生きていく力になる。

昨日からビジネスパートナーが来タイしていて、一緒に顧客周りをしています。


道中様々な話をするのですが、最近の話題の中心は、「子育て」についてとなっています。


彼も3人の娘さんがいて、色々と悩みも多いようです。


そもそも子育てに悩まない親っているのでしょうかね。


悩ましいですが、悩み抜いて、試行錯誤しながら、それでも上手くいかなくて、悩んで、、、。そんなことの繰り返しです。


ふたりの会話の中で、


ふと「子供の学校の環境」という話題になりました。


僕自身、かつては


平均よりもちょっと高所得の親御さんの子供たちが通う、しっかりとお勉強もスポーツも礼儀作法などもバランスよく伝えてくれるような学校がいいなと思っていました。


親御さんも向いている方向が似通っていて、お付き合いがし易いですし、そういう親御さんのご子息なので、比較的お行儀がよく、(仮定で躾がなされている)、問題行動をおこす子供も少なく、子供同士も平和で仲良く、のびのびと学校生活を送ることができる、


そんな風に考えていたからです。


そういった環境だからこそ、勉強の方も周りに引っ張られる形で自然とやるようになるのではと。


しかしながら今はちょっと違う考えを持っています。


高度経済成長時代のような、経済が右肩上がりで、経済的には欧米というお手本があり、欧米に追いつけ追い越せでやっていた時代はそれでも良かったと思います。


しかしながら今は、先が見えない時代です。


変化のスピードもものすごく早く、テクノロジーの進歩も日進月歩となっています。


そんな時代で活躍するためには、時代を作り出す側、最先端を走っていく人になるか、変化を恐れず、状況に合わせて、自分で常に変化をしていける人間である必要があると思っています。


そんな時代を生きる息子たちにとって、今僕が良いのではと考えている「環境」は何かと言うと、


「自然環境の良いエリアにある公立の学校に通うこと」


です。


これは、「ばらつき、ランダム性を高めていく」という意味があります。


公立の学校にはいろんな背景をもった子供がいます。


貧しい家庭の子もいるし、逆にお金持ちの子供もいる。(お年玉の話などになると、そのあたりは如実)


親御さんにちょっと問題がある家庭の子供もいるし、シングルマザーや、ファザーの家庭もある。


勉強ができる子、出来ない子、スポーツできる子、出来ない子、発達障害や知的障害がある子、とんでもない不良少年がいたりもする。


振れ幅が半端ないのです。


そんな環境の中で、揉まれることで、経験値を劇的に高めることができるのではと考えています。


そういう環境に身をおくことで、社会の構造や問題を学ぶことが出来、バランス感覚や、対人コミュニケーション能力を向上させたり、様々な考えに触れるチャンスで溢れているように思うのです。


もちろんそこにはご両親の適切なサポートがあることが条件と思います。
(互いによくよく話し合える、向かい合えるという密な信頼関係が必須)


僕自身も小中高と公立学校の出身です。


自身の事を思い返してみると、小中学生当時は分からなかったことも沢山ありました。


転校生の意味もあまり良く分かりませんでした。
(来てすぐに転校するとか意味が分かりませんでした。)


同和について道徳で話を聞いてもピンと来なかったし、
(おそらくそういう子もいたんだと思う。)


なぜあの子は問題行動を取るのか、暴力的なのか、自閉症的で、殆ど人と会話をしないのか、はたまた空気を読めないのか、、、、。


そういう社会の問題や、人間関係、家庭問題他の所々事情を子供自身が疑問に思い、好奇心持って考えたり、そこに対して親が適切にフィードバックを与え、結果として子供が様々なランダム性をもった事柄を数多く経験していける可能性の高い環境。


そう言うもののが学びの環境として良いのではと思っています。


「如何に色んな経験をするか。それが自分の人生を生きていく力になる。」


単純にいうと、そういう事かもしれません。


もちろん最高なんて存在しないと思いますし、子供にとってみると、そんなの嫌だとなって、受け入れてもらえない可能性も十分にあります。


なのであくまでも机上での空想に過ぎないのですが、子供がどんな環境にいようとも、とにかくそういった(ランダム性を高めていける環境を作る)意識で、接していきたい、そんな事を考えたのでした。


あくまで個人的な感想です。


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