米ドル/円、強気見通し急増(2021年2月調査)
外為どっとコム総研では毎月お客様に対してアンケート調査を行い、外為短観というかたちでまとめています。全編はこちらでご覧いただけます。以下、印象的な調査結果を掲載します。
今後1カ月間の米ドル /円相場の見通しについてお答えください
「今後1カ月間の米ドル/円相場の見通し」については、「米ドル高・円安方向」と答えた割合が55.8%であったのに対し「円高・米ドル安方向」と答えた割合は20.9%であった。この結果「米ドル/円予想DI」は△34.9%ポイントとプラス幅が急拡大し、2018年7月(第110回調査)以来の高水準となった。調査期間前後の米ドル/円相場は、106円台前半の上値の重さに耐えきれず、一時104.90円台へと反落するなど弱含みの展開であった。そうした中でも個人投資家の強気見通しが急増した格好であり、反落を「絶好の押し目」と見る向きが多かった事を物語る結果となった。
スワップポイントがFX投資の判断に与える影響について、次のうちあてはまるのは?
今回の特別質問として、「スワップポイントがFX投資の判断に与える影響について、次のうちあてはまるのは(ひとつだけ)?」と尋ねたところ、「スワップポイントはそれほど気にしていない」が最多の38.7%を占めた。以下、「スワップポイントは全く考慮しない」が25.5%、「比較的スワップポイントを重視している」が20.3%、「スワップポイントを最重要視している」は14.0%であった。2019年5月(第120回調査)に同じ質問をした際の回答割合は「それほど気にしていない」が38.2%、「比較的スワップを重視」が26.3%、「全く考慮しない」が20.6%、「最重要視」が13.5%であった。「比較的スワップを重視」する割合が低下した一方、「全く考慮しない」の割合が上昇した事がわかった。コロナ禍で主要先進国の多くが政策金利を0%近傍に引き下げた事が影響したと考えられる。
この他にも「ユーロ/円相場の見通し」や「豪ドル/円相場の見通し」、「仮想通貨への投資意向」など調査しております。詳しい内容に関しましては、こちらでご覧いただけます。