ビッグマック、完食できます?
「濃厚白ダブチセット一つ」
久しぶりにマクドナルドの昼。
ごはん派の四歳息子はよほどのハッピーセットがない限り、立ち寄らない。
あってもテイクアウトにして、ハンバーガーはママにあげる。
珍しいよね。いいことだけど。
次いつ来れるか分からない。
勇んでオススメを頼んだが、ポテトもダブチも3分の2を食べたところで前に進めなくなった。美味しいけど、重いっす。
我が老いを突きつけられて、ふと周りを見ると店内はご老人ばかり。
おお、今や地方の昼マクドは井戸端であった。
店長さんや従業員ともツーカーの様子。
しかも皆さん、軽くセットを平らげちゃってるご様子。
まさに、逆マクドペロリ現象。新たなビッグマック指数や。
仲間と、選挙や8050問題を明るく語らう。
「息子いくつだ? 今は昭和96年だから計算してやるよ」
言葉が飛び込んできてハッとなる。
昭和にすると、まもなく100年なんだ……。
本日一番の衝撃だった。
昭和九十六年の秋深む
(しょうわきゅうじゅうろくねんのあきふかむ)
季語(晩秋): 秋深し、深秋(しんしう)