5mmの事など・・アルバム曲解説(1)
「チミを知りたいのさ」について
5mmニューアルバム「チミを知りたいのさ」の収録曲を記憶に頼りながら
解説します。
曲の大まかな製作過程としては、まずLogic Proで曲の原型をつくり、そのMIDIデータをProtoolsに移してオーディオものなどのRecや編集をしていく。
ドラムは別の音源に、ギター、ベースは手弾きに差し替え、パーカッションに関しては、
タンバリン、シェーカー、ウッド・アゴゴ、マラカス、カリンバ、など小物類は手で演奏、コンガなど所有していないものは打ち込み、ボーカル類をダビングしてラフミックス、大体そのような感じ。順番は決まっていないです。
M1.チミを知りたいのさ
音的に、自分としては70年代プログレッシブ・ロックや80年代ニューウェイヴを噛み砕いてコンパクトにまとめたうちのひとつ、そんな感じです。
印象に残るリフレイン、明快な歌メロ、必要な奇数拍子、などなどの条件を守りながら決して懐古趣味に終わらないよう作ったつもり。
しかし「チミ(君)」と言う言葉はもう、超昭和なわけで(笑)これは現代の若者に分かってもらえるのか微妙ではあるところ。
歌詞の内容は説明するほどのものでは無く、曲に合った言葉を選んだだけです。
この曲の初期型はピアノとドラムとベースそして主メロ。
歌詞を考えた後、まずパーカッション(打ち込み+リアルタイム)を加え、
ベース(Fender Precision bass)を手弾きに差し替え。
コーラスをアレンジして、最後にギター(Gibson Lespaul Special)をダビング。
ギターを入れた時点で、アルバム1曲目に配置する事を決めました。
ギターのザラついた音色はオクターブ・ファズによるもの。
2コーラス目のBメロは最初ドラム入りだったけど、無しにした方が変化があって良い、
と言う判断。ドラムを無くし、S.Eなどを入れてサイケに。
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