ビュッフェ慕情「響」新宿NOWAビル店
響というと、何店舗も展開されている、サントリー系列のダイニングレストランだ。主要駅の最寄りに、ラグジュアリーな店舗を確保しているようだ。なるほど、冷え冷えのプレミアムモルツも、大ジョッキというよりはおしゃれなビールグラスでいただく感じだ。
新宿NOWAビルというと、一棟丸々が有名な飲食店がぎゅっと詰まった、界隈でも名の知れた飲食ビル。その最上階をワンフロアすべて響きが占めている。お店の気合の入り具合も相当なものかと考えられる。
新宿の響、夜はなかなか訪れにくいのですよ、おしゃれ過ぎて。しかし、広々したオープンキッチンに、コンクリート叩き仕上げのダイニングフロアにも全く気後れせずにレストランへ行くことができる時間帯もある。つまり、ランチタイムだ。
響のランチは、和風仕立てがコンセプトになっていることが多い。器もモダンな和テイスト、おしゃれ。それでいて良心価格。ゆえに、ランチビールも二杯ほどいただいても、さほど懐は痛まない。ありがとう。そして気が向けば響で白州のハイボールなども注文。もちろん、のどが震えるほどおいしいので、後悔することはない。
そして、響のランチといえば、名物がビュッフェだ。ビュッフェをセットにすると、野菜中心のヘルシーなサラダやお惣菜をじぶんでよそって食べることができる。私が特に好きだったのはニンニクたっぷりのキュウリのたたきサラダ。手作り豆腐の湯豆腐もおいしい。
今回の感染症の影響で、ビュッフェの継続は厳しくなったかもしれない。こんな日が来るなんて思いもよらなかったが、自分でたっぷりのたたきキュウリを皿によそうことができるその日まで…もう少し我慢する必要がありそうだ。
新鮮なキュウリを、すりこ木でぼんぼんとたたいて割れたところを4、5センチ幅に切る。
同様にニンニクを叩いて粗みじんに。鷹の爪少々。
大きなボウルにニンニクに多めの酢、しょうゆ、オリーブ油かごま油を入れてよく混ぜる。そして塩コショウで味を調える。必要なら砂糖も少々。そこに鷹の爪の輪切りを加える。
食べる直前まで冷蔵庫でキュウリは冷やしておく。ドレッシングの出来上がったボウルにキュウリを投入、ざっくり混ぜて食卓へ。
ま、叩きキュウリのピリ辛ニンニク和えというわけだが、自宅でどんなに丹精込めてつくっても、響のダイニングレストランのビュッフェには遠く及ばない。なぜだろう。結局冷え冷えのプレミアムモルツの力だろうか。
響のプレミアムモルツを飲んだことありますか?思っているよりもマイナス10度という感じだ。こんなに冷やすなんてずるいかもしれないですよ。
ビュッフェはなくなっても、プレモルはある、と前向きに考えてみよう。
それもまたよし。
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