素ラーメンのすすめ 「平打ち麺」亀製麺
年末に向けて。
何ともきな臭い年末である。YouTubeでは、人気ユーチューバーたちは本を売る、有料サロンを勧める、はては期間限定ジュエリーや、サプリまで宣伝している状況だ。
一昔前に、問題になった昭和のあっち系ビジネスが、YouTubeの若者たちに毒牙をタンと喰らわした格好だ。みんな、そんなことがしたかったの?うそでしょ?
基本に帰ろう。そして、食べ物はシンプルに。
先に紹介した「亀製麺」の袋麺であるが、とうとう、本日小分け売りのスープなしで実食した。
「うまい!」
これはおすすめなので、ぜひみなさんに紹介したい。年末も、クリスマスも、正月も、…亀製麺さえあればゴキゲン。間違いない。
材料 豚小間(ひとパック)、水(適量)、醤油、しお、砂糖、めんつゆ…ネギ(各適量)
①適当に晩酌してください。最近は、私のつまみブームはビールと白菜の即席ナムルです。葉物野菜の安さと言ったら!十年ぶりくらいではなかろうか、白菜四つ割りが88円で完売でした(農家さん、ごめん。そしてありがとう)。
②小鍋に湯を沸かす。沸いたら豚小間をゆでて取り上げる。湯は捨てずにとっておく。(豚小間は翌日のお弁当おかずなどに使う)
③ネギを小口切りにしておく。
④大量の湯を沸かし(二リットルくらいか)、沸いたら麺をゆでる。麵をゆでている間に、②のゆで汁を温める。
⑤どんぶりに醤油大さじ2から3杯くらい、しお小さじ半ばい(お好みで加減を)、砂糖ひとつまみ、めんつゆひと振りを入れる。温まった②のゆで汁を注ぎ入れる。
⑥ゆでた麺の湯切りをしたら⑤に入れる。③のネギを散らす。
⑦ずずっと啜って食べる。
魅惑のおうち〆メニュー、素ラーメン、である。
これがなんとも素朴でうまい。その原因の一つはやはり、北海道小麦百パーセントの麺のしこしこ感だ。
ちぢれ麺や極太面もあるが、最初はなんといってもひらうち麺がおすすめ。麺さえうまければ、ラーメンなんてなんとかなるみたいですよ、ここだけの話。
私の好みは、小さなタラの身と冷凍で取りおいていた白菜を小鍋に仕立ててビールを二本。
若干陽気な気分になったら、亀製麺の登場だ。これは太りそう。でもやめられないなあ。
おうちラーメンの後には、なぜかすっと食欲が収まるので、自分的には満足している。ゴテゴテの豚の背油なしに、大満足の夕べだ。
幸せってずいぶんお安い。
そして、きな臭いYouTubeチャンネルでお茶など一すすり。
「近頃の若者は…」と、自分でも信じがたい一言が出てくるようになった。
そういうのも、また、ここちよい。
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