過去7年、ツアーを催行してきましたが、募集の段階で毎回聞く言葉がありました。『行きたい気持ちはすごくあるのだけど・・・』というフレーズ。自分の意思とは違うところで邪魔するものがあると。お子さんが小さいなど、物理的に無理な場合ももちろんあります。が、意外と自分で自分にブレーキをかけてしまっている人も多いのだなぁと驚いたものです。
欧米ではまず夫婦(カップル)ありき。結婚しても子供が出来ても、大人だけの社交をとても大事にします。子供たちを預けてでも、夫婦ふたりだけのお出掛けを楽しんだり。一方、日本文化では、子供が中心の生活で、旅のスタイルも子供と一緒、家族と一緒が基本ですね。そのため、夫がいる身で、ましてや子供がいる身なら尚更、ひとり旅や女友達との旅行に行くことに、何とも言えぬ後ろめたさや罪悪感を感じてしまう女性が多いのではないでしょうか。
でも、その思い、意外と独りよがり、思い込みかもしれませんよ?
というのも、ツアーに参加された方のご主人と話をする機会があったのですが、『妻もどんどん外へ出て好きなことを楽しんでくれると助かるんですよ!毎晩飲み歩いている自分が肩身の狭い思いをしないで済むので!また来年もぜひ誘ってやってください!』と大いに感謝されたのでした(笑)。『亭主元気で留守がいい』というフレーズが流行りましたが、夫たちからすると、どうやらその逆もある様子。
妻になったって、母になったって、脱日常をしても良いのです。むしろ、おとな女子だからこそ、時に非日常を体験することが大事になってくるのでは。40歳を超えて、50代となり、還暦を迎え、身体の線は崩れ始め、肌の張りや髪の艶が無くなってきて、体力の衰えを実感し、心身ともに更年期の影響を受けて不安定な日々。それでも掃除洗濯の家事をこなし、スーパーに買い出しに行き、ご飯を作り、仕事をし、子育てをして。場合によっては介護もして。学生時代からの友達、独身時代の友達、結婚後からの友達、ママ友達、仕事仲間、ご近所付き合い、実家と義実家など、おとな女子の人間関係は、男性諸君のそれよりも複雑怪奇で面倒くさいのだ。おとな女子の日常は、男性が想像している数倍もハードボイルドよねー!
非日常で受ける刺激は、心身にとってのビタミン剤やサプリメント。もっと強力なカンフル剤になる場合もある。非日常度を楽しんだ分だけ、エネルギーチャージが出来るんです。日常に戻った時、それから先に進むための原動力となり、希望になってきます。
一番手っ取り早く、劇的に非日常を体験できることが、旅ではないか。私たちTravellinGorgeous®はそう思うのです。だから、おとな女子こそ旅に出よう、と。
おとな女子による、おとな女子のための旅。それがTravellinGorgeous®ツアーです。