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【旅プランの立て方】現地の移動手段どうする?
フライトを決めたら、次は現地の移動についてプランニング!TravellinGorgeous®チャンネルVol. 118の深堀りです!
現地の移動ルートをチェック
まずは、空港から街中へ、複数都市滞在の場合は飛行機・列車・船もGoogle Mapでざっと確認してみましょう。このルート検索には、前回紹介したRome2Rioも使えますよ。
トラベルパス?単発切符?
滞在が1都市のみなら、公共交通機関などのお得なチケットがあるか(1Dayパスなど)も要チェック。複数都市に滞在するの場合は、トラベルパス購入時と単発切符で移動する場合の料金比較も、やってみるべき。
トラベルパスには、有効期間内に公共交通機関の乗り降りが自由に出来るだけでなく、美術館や博物館の入館が無料や割引になったり、付随する特典が多いです。ただし、その特典をあまり利用しない旅スタイルであれば、単発購入の方が合計金額が安くなると思います。この点は、面倒ですが細かく計算してみることをおススメします。
当然ながら、一番楽チンに旅ができるのは、トラベルパスの類を利用することです。いちいち切符を買わずに済むことと、提携先の施設が入場無料または割引になりますから。ただし、費用は気にしないわ!という方以外は、ちょっと注意が必要です
それぞれの町で、町の名物観光地の他に、美術館や博物館をどれだけ訪れるかにもよりますが、仮にひとつの町で美術館などは1ヶ所しか見学しないとしたら、毎回乗車券を個別に買う方が、間違いなく安上りです。
例えば、ヨーロッパで一番交通網が整備され発達しているスイスですが、3日間有効のトラベルパスは、2等席のものが298スイスフラン≒51000円します。
ひとつの例ですが、チューリッヒに滞在中にザンクトガレンへ日帰りで行くとしたら、乗車券は、片道おとな1人:2等席が16スイスフラン、往復でも32スイスフランで済みます。ザンクトガレンで、入館料がかかる施設を複数訪れるとしても、交通費と併せて、1日で合計13000円は掛らないと思います。
1都市滞在型の旅の場合、郊外へ足を延ばす日と、市内を出ずに過ごす日を、旅の前半または後半に固めることで、高額なトラベルパスを購入せずに済む場合があります。
こちらも例として、TravellinGorgeous®によるチューリッヒ旅の旅程では、日帰りでルツェルン、ラインの滝、ザンクトガレンを日毎に訪れるのですが、それらを前半の3日間に集中させ、後半3日間をZRH市内観光にしています。後半3日間は、チューリッヒカード72時間のものでほぼ全て対応出来るのです。
Zurich Card(チューリッヒカード)
上記の様に、日程の組み方次第で、都市ごとに売り出している1Dayパス系で十分になります。十分どころか、これらのカードはかなり使い勝手が良いので、むしろおススメしたいところ。
例として挙げたチューリッヒカードは、チューリッヒ観光局が販売しているトラベルカードです。24時間有効のモノから、72時間有効のモノまであって、一番長い72時間有効のモノでも、56スイスフラン≒9500円です。
市内の公共交通機関(トラム・バス・列車・船)は、有効期間内なら乗り放題な上、市内の美術館や博物館は、無料または割引料金で入館できます。加えて、デパートやレストランでも10%オフになるので、かなり使えるカード。リンツのHome of Chocolateでのお買い物も、10%オフになる上、館内のアウトレット商品も割引対象になるので、かなりお得に買い物できますよね。
Half Fare Card(ハーフフェアカード)
スイスのトラベルパスには、ほとんどの公共交通機関が半額になるハーフフェアカードというものもありますが、カード自体が120スイスフラン≒20000円かかります。
周遊型の旅程だったり、公共交通機関の乗り降りを多くする日程じゃなければ、ハーフフェアカードやトラベルパスより単発で切符を買う方が、お得な場合の方が多くなるのでは?
Geneva Transport Card(ジュネーブトランスポートカード)
スイスの例をもうひとつ上げると、ジュネーブでは、認可されている宿泊施設に滞在する場合、無料でジュネーブトランスポートカードというものを貰えます。ジュネーブ市で指定された範囲であれば、バス/トラム/船/国鉄列車など、ジュネーブの公共交通機関を滞在中ずっと無料で利用できます。
ジュネーブ市内から出ない日は、交通費が要らないということ。市の中心部だけでなく、割と郊外の方までカバーされているので、とても使えるモノです。
トラベリンゴージャス®チームが訪れた際は、チェックインした際にホテルのフロントでひとり1枚づつもらえました。現在はオンラインカードになっていて、スマートフォンにリンクが送られてくるそうですよ。
観光局ウェブサイトのススメ
スイスの他の都市、またスイス以外の国々でも、国や自治体によって滞在者に向けたお得なサービスを用意しているところが多くあります。政府観光局や地域観光局の公式サイトには、この手の情報がいろいろと載っているので、必ずチェックすべき!毎年、あるいは半年ごとに新しいサービスにアップデートされていたりしますよ。何年か毎に新刊がでるガイドブックより、最新ニュースは観光局のウェブサイトにあるということ!
出発前に購入すべきチケットもある
事前に購入できる切符やパス類は、日本にいる時に買っておく方がベター
列車の切符も、今ではオンラインで簡単に予約および購入できます。現在は多くの国で、QRコードなどEチケットになっていて、メールで送られてくるケースも多いです。
特に、パノラマ列車など、座席指定券が必須な列車や、人気路線の特別列車などに絶対乗りたいという場合は、日本を出発する前に買っておくべき。ハイシーズンですと、現地での購入が難しい場合も多いですし、そもそも座席数が少ない上級シートなどは、予約開始日に売り切れてしまうことも。
どの国の政府観光局のサイトにも、各公共交通機関の公式ウェブサイトのリンクが必ず貼られていますから、そこから飛べば簡単です。例えばスイスなら、スイス国鉄SBBのサイトに飛べます。
本当にしつこい様ですが、政府観光局のサイトは情報の宝庫です!旅に出る前にチェックしておかないと損ですよ!
運航会社/交通会社の公式ウェブサイトで買うと、手数料が掛からなかったり、お得なオファーがある場合も多いです。一方、日本の旅行会社で購入すると、旅行会社によっては予約手配そして発券に際して手数料が掛かるので注意が必要です。キャンセル料など、何千円も掛かってしまう場合もあります。
タクシーも使いこなそう
国によっては、日本の相場と比べてタクシー料金が格段に割安なこともあります。旅先によっては、公共交通機関での移動に拘り過ぎなくても良いですね。
TaxiやUber利用の最大のメリットは、Door to Doorで移動できるということ。目的地が、その最寄り駅からちょっと距離がある場合や、ドレスアップしてちょっとグレードの高いレストランへ行く時など、積極的に利用したいものです。
シンガポールや香港など、3~4人旅だったら、タクシー移動でも全く問題がないと思います。TaxiやUber相場料金も、先に紹介したRome2Rioで調べることが出来ますよ。相場を知った上で乗車することで、法外な料金を請求されたり、支払いトラブルに対応できるというもの。
無料送迎サービスを使う
5ッ星ラグジュアリーホテルの多くは、滞在ゲストに対して無料のシャトルバスサービスやリムジン送迎を提供しているところもあります。ホテルの立地にもよりますが、基本的にちょっと不便な場所にあるラグジュアリーホテルほど、送迎サービスが整っていることが多いですね。
現地の移動手段を考える際、安心安全に楽々移動をお好みであれば、この様なホテルの無料送迎ありきで、旅程を考えるということも。この辺り、ホテル選びに繋がってくるところですね。
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