おとな女子:ワードローブの変化
この3年で、普段使いのクローゼットと、旅のワードローブの境目がだいぶ曖昧になってきました。仕事関連がオンライン主体になり、クライアントと直接会ったり、イベントやレセプションにお誘いを受ける機会が減ったことにより、全体的によりカジュアル系に、より楽なスタイルにシフトしてきたからです。小洒落たTシャツとパンツの数が劇的に増えました。
アイテムが増えたことにより、数回の断捨離が必要となった訳ですが、日々の暮らしで1年に1回出番があるかないかの服は思い切って処分しました。例えばジーンズ。大は小を兼ねるじゃないですが、コーディネート次第でちょっとした席にも履いて行ける素材のカジュアルパンツがあれば、そもそもインドア派の私にとって要らない品。冬場はウールやフラノ素材、夏場なら麻のパンツがあるし(50過ぎてやっと麻の本当の魅力が解ってきたので、これは別途また書きたい!)。色や形がお気に入りだったけど、新たな生活様式では出番がないと思われる服、体形の変化によりキツくなった服は、状態が良い品や未使用品は欲しいという人に譲り、残りはごっそり処分。
一方で、これまで旅用ワードローブに入れていた皺にならない素材のセットアップや、すぐ乾く素材のワンピースなどは、普段使いする様になりました。特に、昨夏は異様な暑さだったこともあり、リゾート用の服を普段着にしてもあまり違和感が無く過ごせたので。これまで旅用の服は別箱にしまっていたのですが、その必要がなくなりました。
パンデミックを経て、旅はちょっとばかり敷居が高いものになってしまいましたが、逆に服装に関しては、日常と旅先が一緒くたになってきたという面白い現象です。
とは言え、自分のファッションスタイルが大きく変わった訳ではないのです。基本的に、1枚ペロッと着れば決まるワンピース・ドレス類が好き。そのパンツ版ということで、オールインワンも増えましたね。コーディネートする手間暇が要らないので、合理主義者には欠かせないアイテムなんですよ。あと、意外と体形隠しというか、スタイル良く見せてくれるところも好きな理由。そういう意味では、おとな女子こそオールインワン、も言っていきましょうかね?