TravellinGorgeous®的ワードローブ:旅先のベストなバッグは?
素敵な(こなれた)旅人に見える(=旅先で悪目立ちしない)のは、その地で‟浮いていないこと”。要は、地元のアラフィフおとな女子がどの様なファッションをしているか、そこに寄せるのが一番手っ取り早い訳で。カラフル柄のナイロン製肩掛けバッグ(日本人だと一目で判る、とイタリアの家族は言っています)を持っている人は、欧州ではあまり見かけません。仕事用以外で、リュックやナップザックで出かけるおとな女子はあまり見かけません。皮/合皮製のそんなに大きくないバッグを、ファッションに合わせて持っています。身軽な人が多いですよね。
一般的に日本人は、他国の人々よりも持ち歩く荷物が多いと言われています。心配性なのか、準備万端というのか、トラブル対処のための品々を常にバッグに入れているからでしょうか。清潔好きな国民性もありますよね。コロナ以前から、海外へ行く際はウェットティッシュはマスト品でしたし、紙石鹸や歯磨きシートなるものも、旅行用品売り場の定番です。
アラフィフおとな女子が個人で海外街歩きをする場合、最低限の持ち歩き荷物はこんな感じでしょうか?
お財布、携帯電話、ハンカチ、ティッシュ、ウェットティッシュ、化粧ポーチ、ガイドブック、500mlペットボトル、ホテルのキー
人によっては、サングラスやリーディンググラス、メモ帳とペン、カメラなども加わるかもしれません。
これらがすっぽり入るバッグが、旅先では必要になりますが、もうひとつ気に留めた方が良いのでは?と思うポイントは、先にも言った様に‟浮かない”という点。あくまでも街歩きの場合(山岳ハイキングなど大自然を楽しむ旅は別ですよ)。美術館や博物館を楽しみ、メイン通りで高級メゾンをウィンドウショッピング、地元で話題の小洒落たカフェでお茶をし、食事も地元の人で人気のお店へ。ウィンドウショッピングの途中、お洒落なブティックに入りたくなることもありますよね。
安全面でも便利な面でも、一番良いのは両手が自由なこと。少々治安が悪い地域を歩く時も、肩掛けでバッグの口(ファスナー)のところに手を添えておくと安心です。ただ、ちょっとお洒落な服の時に合う肩掛けバッグ、ぴったりくる品は少ないのです。ポシェット系は沢山あるけれど、ガイドブックとペットボトルが入る大きさって、まぁまぁ容量が必要。中型で素敵な品はなかなか見つからない。→だから、みなさん某ブランドのナイロン製になってしまうんでしょうね。
バッグの中にあるものを見つけ易いのは、トートバッグ型など底にマチがあるタイプ。旅行用鞄として作られたロンシャンのナイロン製トート(ル・プリアージュ)は、ここ10年で日本でも普段使いする人が増えましたけど、どのサイズも使い勝手はとても良いからでしょう。私も20年以上愛用しており、結構なコレクションがあります。旅先では、小型で型に掛けられるタイプを愛用しているのですが、肩に掛ける2本ハンドルは、意外とストレスになるんですよ。1本だけずり落ちたり。スマホやカメラで写真を撮る時など、2本ハンドル肩掛けタイプは面倒なのです。そこそこいかり肩の私でも、ずり落ちる→イラっとするのです。
そこでたどり着いたのが、肩掛けが出来る長さの持ち手1本タイプで、適度のマチがあり、脇の下にすっぽり収まるサイズのバッグ。これ、何度か旅をご一緒しているマダームの愛用品。彼女はシンプルな黒皮のもので、いわゆる変形トートのショルダータイプです。ファスナーなど一切付いていないのですが、バッグの口になる部分が脇下にぴったりくるサイズ感なので、誰かにバッグの中に手を入れられるようなことはまず無い、というデザイン。皮でも1枚作りなので軽い。これ、おとな女子の旅バッグとして優秀なのでは?と、今のところ私の中ではベストデザイン賞。
ここ数年、ベージュ~茶色でこのタイプを探していますが、未だに見つかっていません。某ブランドでゴールドの品が出ているのですが、合皮独特のピカピカ感が強過ぎて、未だ見送り中。もうちょっと控え目だったら、My Best Travel Bagになるんですけどね~。引き続き、探索は続いております。
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