【口だけTRIP】エジプトごはん
9月に開催されたツーリズムEXPOジャパン会場で、エジプト観光局の方とお話をする機会がありました。なんと、2024年上半期だけで観光客数は700万人を超えており、観光収入は66億ドル超というじゃありませんか!コロナが落ち着きを見せ始めて直ぐ、いち早く世界各国からの観光客受け入れを始めたエジプト。欧米、特にイギリス/ドイツ/スペインからの観光客が群を抜いて多いそうです。物価が安いと言われるアフリカ諸国の中でも、エジプトドルは対円でどんどん強くなっていて、ここのところ円安となってからは、ちょっと敷居が高い国になりつつありますね。
とは言え、エジプトという国、一生に一度は行きたい旅先のひとつに入れている方も多いのでは?その一方、現実問題として、日本から遠い/アフリカ大陸/アラブ(イスラム)圏、などなど、個人旅行レベルではなかなかハードルが高い旅先とも言えますね。旅行会社のツアーに参加するという人が、圧倒的に多いのではないかと思います。が、パッケージツアーの大概が駆け足の周遊型、ツアーの半分以上を移動に要する旅程です。アラフィフ以上の体力に自信がないおとな女子には、かなりキツイですよ。帰国してからのリカバリーが大変だと思います。
そもそもTravellinGorgeous®世代のおとな女子の皆さんは、公私共にアレコレ忙しい上、自身の体調や健康問題にも気を使わなければならず、“休みが取れたから”と気軽に海外へ行くこともちょいと難しいお年頃。若い頃は、休み取れる!それ行っちゃえ!と、弾丸海外も平気だったのにね~。本当に、年齢と共に、旅のスタイルは変わってくるモノです。
そんなおとな女子の皆さんに、TravellinGorgeous®がおススメしている非日常のススメ 【ちょこっとTRIP】 がありますが、旅の愉しみのNo.1は現地の食でしょう、ということで。取り敢えず、現地の味を楽しむことは、旅感を得るのに良いのでは?という思いつきから生まれた新企画。今回は、エジプトの朝ごはんを食してきました。
※TravellinGorgeous®チャンネルVol.113も併せてご覧頂ければ幸いです。
アラブ諸国を初めて訪れると、意外と野菜を使ったメニューが多いことに驚くと思います。特にエジプトは、国土の多くが砂漠地帯にも関わらず、北部は温暖な地中海性気候。中部もナイル川の水の恩恵により、穀物・野菜・果物の収穫量がとても多いのです。また、イスラム圏なので豚肉はご法度ですが、鶏や牛、羊肉、魚介類のお料理も多いですし、何より香辛料が激しくないし、辛くない。日本人の口にも、結構合うと思います。
ひよこ豆、レンズ豆、えんどう豆、空豆、などなど、豆を使用した料理が多いので、腹持ちが良いのも特徴です。健康志向、意識高い系の方々にも、アラブ料理は◎じゃないでしょうか?
そして、お疲れ気味のおとな女子には、モロヘイヤのスープはぜひ食していただきたい!ニンニクたっぷりですが、優しい味です。各種ビタミンやミネラルを豊富に含んだモロヘイヤのスープ、クレオパトラも愛した料理と言われています。おとな女子こそ食べねばでしょう!
アラブ料理、調理法が複雑ではない分、良い意味で“日本人の舌に寄せにくい”のかもしれません。要は、現地の味がそのまま楽しめるレストランが多いということ。これ、大きなポイントです。フレンチにしろイタリアンにしろ、おいおい、という味が横行していたニッポンの昭和時代を知る身としては、日本人の口に媚びない現地の味をストレートに出すお店が増えたということで、いやー、良い世の中になったなぁと。
アラブ料理はドバイとエジプトで体験済みのTravellinGorgeous®チーム、懐かしい味に舌鼓の夕べとなりました。渡航経験がある方には、ひと口食べればTRIPとなるでしょう。初めての方なら、『エジプトはナイルの賜物』ということを、エジプトごはんで実感できるのではないでしょうか?
今回、TravellinGorgeous®チームは世界の朝ごはんを提供しているWorld Breakfast Allday銀座店を訪ねましたが、東京や大阪などの都市圏にはエジプト料理を提供するレストランを見つけることが出来ます。また、エジプトの国民食:コシャリの様に、単品料理に特化したお店は、埼玉県など様々な場所で見つけられるという情報を頂きました。
おとな女子の皆さん、お住まいの近くでエジプト料理店を見つけたら、ぜひ【口だけTRIP】してみてください。
※World Breakfast Allday代表の木村顕氏は、TravellinGorgeous®チャンネルVol.39にインタビューゲストとしてご出演くださっています。世界の朝食を提供するお店を始めようと思ったきっかけなど、興味深いお話ですよ。こちらも併せてご覧いただければ幸いです。