チームメンバーに任せるという覚悟
「ワークルールズ」より
”自分が支配権を少しばかり放棄するたびに、チームにとってはステップアップのすばらしいチャンスが生まれる。同時に、マネジャー自身も新たな挑戦のための時間を手にする”
マネージャー職になったことはありますか?
マネージャーがよく感じること。自分がやったほうが早い、時間与えたはずなのに、合格点のものが出てこない。どこまで指示すれば、理解してもらえるのだろう。
ひと昔前のマネージャー像を勝手に想像。
恐らく、自分でもできることを、チームメンバーにアサインして、フォローして、全体的・組織的に効果・成果を上げることが重要だった。
自分でやれば100点でできる。そこからどんだけ伸ばしても倍の+100点の200点まで。
それをチームをもらって、自分でやることは半分の50点。でも、チーム員5人が50点だったものを、みんな80点まで伸ばしたら+30×5で150点プラスになり、全体最適としてはOKな話。
本質的には、その過程での人間関係とか、見えないとこで得ることはたくさんある。
こうやって、チーム・全体最適を重視できるマネージャーって、そんなに多くない。
多くは、自分が理解している領域に話を持っていって、自分の裁量で決められる範疇にフォーカスして、リスクを取らない。
もっと、思い切って、任せればいい。そのほうが、組織としては、圧倒的に早く成長する。
自分がポイントとして考えてるのは、社内の調整、それが役員だろうと社長だろうと。
そういうのは、思い切って、任せる。
対顧客でも、リカバリーが効くような相手(と言ったら申し訳ないけど)の場合は、思い切って任せる。
そして、自分のクリエイティブな時間を確保する。
その場でフォローできないのは、マネジメントの立場の人の責務。
対顧客、対市場で、外せないときは、自分が覚悟を持って、責務を負う。
どうしても、ここぞの勝負で任せられるほど、まだ、自分は許容度が高くない。それによって、”自分でやっとけばよかった”と後悔する懸念が勝ってしまう。
けど、最近は、アラフォーの年代に抗わず、「全て思い通りになんていかないし、まぁいっか、の精神からくる余裕も大切に」と、思ってる。