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「憂鬱でなければ仕事じゃない」

見城徹さんの本。
”憂鬱でなければ仕事じゃない”

大きな仕事の前、初めてやる仕事の前日、新しい人と会う前の夜、しばらく仕事休んで復帰する前の日、転職の初日、就職の初日。
仕事に限らなければ、転校の初日、引っ越しの初日、入学の日、バイトの初日、新しい家族と会う日。

”初めて””大きなこと”って、人間誰しも、”憂鬱”なことがあると思う。

仕事してると、日々、あるよね。
初めて行く営業先、大多数を集めた会議、目上の人に時間もらって説明するタスク、苦情があった顧客に謝りに行く日、社内の重たい会議。

もっと、小さなことでも。
あの人に聞かなきゃいけない、交通費の精算誰に聞こう、会議に誰まで入れたらいいんだろう、資料のフォーマットはこれでいいのだろうか、これはメールで聞く?話しかける?チャット?
以前より手段がたくさんあるからこそ、ベストなコミュニケーションに迷う。
それが憂鬱の元になる。

だけど、毎日、憂鬱は、ある。
むしろ、ない日は、たぶん、成長してない。
初めての営業でもいいし、社内での説明でもいいし、どうやってコミュニケーション取るか悩んでもいい。
そういう”憂鬱”をこなした後は、必ず、成長している。
日々、これまでのルーティンや緊張感なく、憂鬱なことがない日々は、楽だけど、ヒリヒリしなくて、結果として、成長してない。

見城さんレベルで、憂鬱がないと不安になる、ってのはみんな難しいのかもだけど、自分は、よくわかる。
安定してたり、ルーティン仕事でスケジュール・タスクが埋まってると、脇汗のような不安が駆け巡る。

苦しいんだけど、週明け、平日毎日、明日はあれが嫌だな、憂鬱だな、と思って、それを跳ねのけるために、見えないところで圧倒的な努力をする、ってことが、差別化できる源泉だと思ってる。


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