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BTS:Artwork_『Falling』~落下の先を描く~


JUNGKOOKさんがHarry Stylesさんの『Falling』をカバーされましたね。


聴く人によって、様々な想いが込み上げるカバー曲ではないかな、と思っています😌


今回はこちらのカバー曲をイメージして絵を描いてみました。

まず作品を掲載して、歌詞を自分なりに和訳し、最後に解説したいと思います。



原曲のMusic Videoはこちらです↓


ステージパフォーマンスも素敵です↓









作品









画像1











モノクロVer.







画像2








歌詞


※ JUNGKOOKさんの『Falling』に関する自分なりの解釈を加えています

※ 日本語が不自然になる場合は接続詞など敢えて無視して意訳しています

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Falling


I′m in my bed
And you're not here
僕はベッドの上
君はここにはいない

And there′s no one to blame
But the drink in my wandering hands
誰のせいでもないけど
お酒がなんとなく手放せずにいる

Forget what I said
It's not what I meant
僕の言ったことは忘れてくれ
そんなつもりじゃなかったんだ

And I can't take it back
I can′t unpack the baggage you left
元に戻すことはできない
君が残した荷物を解くこともできない


What am I now? 
What am I now?
What if I′m someone I don't want around?
今の僕はなに?
今の僕はなんだろう?
僕自身が苦手に思う僕でもかまわない

I′m falling again, 
I'm falling again, 
I′m falling
また落ちていく
また落ちていく
僕は落ちていく

What if I'm down?
What if I′m out?
What if I'm someone you won't talk about?
僕が動けなくなってもかまわない
僕が消えてもかわまない
君が話題にしなくなる僕でもかまわない


I′m falling again, 
I′m falling again, 
I'm falling
また落ちていく
また落ちていく
僕は落ちていく


You said you care
And you missed me too
君は僕を気にかけていると言った
僕のことが恋しかったとも言った

And I′m well aware 
I write too many songs about you
はっきりと気づいたんだ
僕の書く曲は君のことばかりだってこと

And the coffee's out
At the Beachwood Cafe
僕らはビーチウッドカフェにいて
コーヒーはなくなった

And it kills me ′cause I know we've run out of things we can say
ひどく辛いよ、僕らが交わせる言葉もなくなってしまったってことだから



What am I now? 
What am I now?
What if I′m someone I don't want around?
今の僕はなに?
今の僕はなんだろう?
僕自身が苦手に思う僕でもかまわない

I'm falling again, 
I′m falling again, 
I′m falling
また落ちていく
また落ちていく
僕は落ちていく

What if I'm down?
What if I′m out?
What if I'm someone you won′t talk about?
僕が動けなくなってもかまわない
僕が消えてもかわまない
君が話題にしなくなる僕でもかまわない

I'm falling again, 
I′m falling again, 
I'm falling
また落ちていく
また落ちていく
僕は落ちていく



And I get the feeling that you'll never need me again
もう君が僕を必要とすることは二度とないっていう気がするんだ


What am I now? 
What am I now?
What if you′re someone I just want around
今の僕はなに?
今の僕はなんだろう?
僕自身が苦手に思う僕でもかまわない

I′m falling again, 
I'm falling again, 
I′m falling
また落ちていく
また落ちていく
僕は落ちていく

What if I'm down?
What if I′m out?
What if I'm someone you won′t talk about?
僕が動けなくなってもかまわない
僕が消えてもかわまない
君が話題にしなくなる僕でもかまわない

I'm falling again, 
I'm falling again, 
I′m falling
また落ちていく
また落ちていく
僕は落ちていく






解説


作品はイメージそのものをドドーン、ザザーっと描いたので、ちょっぴり雑ですね😅

JUNGKOOKさんのカバー動画のサムネが海のようでしたし、原曲のMusic Videoも水の中だったので、水中イメージです。

※ 本当はもっと水面と海底に距離感を持ちたかった…という独り言



イメージ図の解説の前に、まず歌詞について触れますね。


実にいろいろな解釈があると思います。

JUNGKOOKさんはこのカバーについてお話されていないのでどんな思いを込めてこの曲を歌ったのかはまったくの不明ではありますが、もともとHarryさんは別れた恋人を思った歌詞というような解説を見かけたりしました。

確かに歌詞もそんな様子です。

Harryさんの場合のストーリーはこんな感じでしょうか。

一緒に暮らしていたけれど、荷物を残して恋人は去ってしまった。

最後にカフェで会ったけれどもコーヒーが尽き、話題も尽き、恋人が自分を必要とすることがないから、二度と会うこともないだろう。

自分自身を自分の近くに置きたくないほど嫌になり、かつての恋人も自分のことを口にすることもないほど嫌われた。

今の自分が何者かわからず、気分が沈み、消え去りそうで、かつてあった幸せな浮遊感から落ちていく…。



JUNGKOOKさんの場合はどうでしょう。

そもそもどんな状況でどんな場所へFallingしているのでしょうか。

むしろ、特に深い意味はなく、ただ好きな曲だからカバーする、という可能性もなきにしもあらずですが、公式にリリースするということは、やはり何かある!と思いたいところ。



個人的には、ARMYに宛てたメッセージのように思えました。

何となくですけどね。

先ほど書いた歌詞の翻訳は、敢えてそういうニュアンスで翻訳していいるところもあります。




アーティストとファンは、お互いへの信頼や愛情でつながっていると思うんです。

いろいろなインタビューの発言を拝見していると、JUNGKOOKさんからARMYに対する思いっていうのはずっと変わらず、とても強いものがあるように感じます。


一方でJUNGKOOKさんご自身に対する信頼とか愛情は時々もろいものに思える時があります。

あれほど素敵で才能豊かで世界中から愛されている方なのに、こんな実力じゃダメだ、もっと努力しなきゃ、ARMYのために、ARMYはどうしたらもっと愛してくれるかな?、まだまだ足りないことばかりだ、という声が実際に聞こえてくるようです。



以前書いた記事↓で触れたんですが、ファンは自分の中にアーティストのイメージを育てていると思います。


虚像とも言えると思うんですけど、逆にアーティスト側もファンに関する虚像を育てているんじゃないかと感じます。


そして、JUNGKOOKさんの抱えるファンの虚像って、ものすごく厳しいハードルを与えてるんじゃないかな、と。

それが素晴らしいパフォーマンスにつながったりするんですが、苦しいほどにストイックに感じることもありますよね。



「好き」の言葉で得るものよりも、「嫌い」の言葉で空いた穴の方が大きい場合があります。

デビュー当時、まだ幼くて、少し人見知りで、それでもその才能と並々ならぬ努力の末にメインボーカルとして選ばれて、素晴らしい兄たちと一歩を踏み出したJUNGKOOKさん。

しかし、踏み出した先にあったのは輝かしい栄光ではなくて、なかなか売れない不遇の時代や目を覆いたくなるような誹謗中傷だったりもしたようですね。

中にはファンからの言葉もあったとのこと。


何度も何度も落ちたことでしょう。

心無い言葉でできた穴。

息ができないようなネガティブな思考が渦巻く暗い海の底。


それでも、少しずつ結果が出てきて、メンバーたちの支えもあったりして、世界的なスターになっても、それでもまだまだ努力が足りないとおっしゃり、決して我々の目の届かないところでも細やかな観察、思考、鍛錬を積み重ねていらっしゃるんだろうと思えます。



アーティストに限らず、生きていると浮き沈みはありますよね。

浮き沈みを繰り返して生きるのが人間とも言えるかもしれません。


ARMYにとって、今の僕は何だろう。

どう映っているんだろう?

歌は、声は、言葉は届いているだろうか。

もう好きじゃないってことはないだろうか。

もう話題にしたくもない存在になったらどうしよう。


そんな考えに「落ちる」こともあるでしょう。

そういうネガティブな考えを表にしないのがスーパースターなのかもしれません。

スーパースターとは「完璧」なもので、JUNGKOOKさんもその「完璧」を目指してきたし、目指していると思うんです。


ただ、この曲をカバーすることで、そんなネガティブな考えをオープンにしてくれたような気もします。

ネガティブな考えを共有することって、決してネガティブな行動じゃないですよね。

むしろ前向きなことだと思うんです。


歌詞の中に出てくる「What if~」は「仮に~だとしたらどうなるだろう」という意味がありますが、一方で「どうなるの?どうだっていいか」という「So what if」のニュアンスも含まれるようです。


聞き覚えあるワードですね。

「So what」=「だから何?」です。


先日のオンラインライブ↓にて、JUNGKOOKさんが『So What』のパフォーマンスに解き放った言葉と相通じるものがある気がしました。


そのため、「僕って何?」という問いかけの答えとして、「自分が自分の周りに置きたくないような苦手な人間でも構わない、僕は僕だ」というニュアンスかな、と思ったんです。

次の歌詞では、「What if I'm down?」のdownは文字通りダウンしてもかまわない=動けなくなってもかまわない=また立ち上がるから、「What if I′m out?」のoutもいろいろな意味がありますが、ある場所から外に出る=そこから消え去ってもかまわない=また君の前に現れるから、「What if I'm someone you won′t talk about?」は君がこの先話題にしもしないような人物だとしてもかまわない=また話題にしてくれるように頑張るから、となるかな、と。

それぞれ最後の一文はぜんぜんおっしゃってないですが、歌声からそうとらえました。



僕はありのままの僕で、精一杯の努力をして、全力でARMYの皆さんに歌を届けます。

中には僕が僕であることを快く思わない方もいらっしゃるかもしれません。

それでも僕は僕です。


というような力強いメッセージに感じたんです。



実際に「Falling」=落下することだとすると、なんとなくネガティブイメージかもしれないのですが、JUNGKOOKさんの歌声を聴いていたら、決してネガティブなイメージがしなかったんです。


話は反れますが動物占いでいうと、私はJUNGKOOKさんと同じ虎🐯さん。

お互いにバランスを大事にしつつ、自由・平等・博愛主義者ですが、笑いながらキツイ一言が言える要素があるようです。

JUNGKOOKさんが「動きまわる虎」なのに対して、私は「楽天的な虎」なのでJUNGKOOKさんよりとらえ方がだいぶポジティブである可能性もあるにしても、とにかくネガティブではなかったんですね。

※ 動物占いについてはこちらをご参照ください↓





そこで、ようやく絵のイメージになります。


落下するにしても、急降下するか、ゆっくりじわじわ落下するのか、ただ行先もわからず落下するのか、着地点はわかっているのか、によってぜんぜんその性質が違ってきますよね。



いろんな落下があります。

いろんな底辺があります。

落ちることは誰しも怖い。


例え安全だとわかっていても、エレベーターに乗って下に下がる時の浮遊感って、ちょっと怖くないですか?

足元や心臓がもぞっとする感じです。


けれど、落下する先がわかっていたら、同じ落下でも安心できる。

例え落ちていっても、受け止める人がいることがわかっていたら落ちていくのも怖くない。



落下が怖くなかったら、ものすごく強いです。

まず、そんな落下への恐怖を克服すること。


ネガティブな思考に飲まれて、自分の心の中で落下していく自分を受け止めることができるのは自分自身です。



完璧な人間なんていない。

不完全を楽しめばいい。

不完全だから落ちることもある。

まずは落ちることもあることを認めよう。


大丈夫。

底はある。


どんなに努力しても、鍛錬しても、不安や焦り、心に空いた穴は完全には消えない。

それでもいいじゃないか。



傷ついて、足掻いて、身も心もボロボロになって影だけになって、力なく光のあたる世界から暗い海の底へ沈んでも、落ちた先で「いつかの自分」が両手を広げて待ってる。

あの時は助けられなくて、海の底で沈んだまま膝をかかえていた自分が、両手を一生懸命広げて、今の僕を支えようとしてる。

僕も落下に身を任せて、あの子がいる底まで落ちていこう。

抗うことをやめよう。

また一緒に浮かび上がればいいじゃないか。


あの子も僕自身に変わりない。

歌が好きで、ダンスが好きで、防弾少年団が好きで、ARMYが大好きなあの子がいるから今の僕がいる。

今の僕もやっぱり歌が好きで、ダンスが好きで、防弾少年団が好きで、ARMYが大好きだ。


それが僕。

他でもない僕なんです。




歌詞とは異なるかもしれませんが、歌声にはこんなメッセージに感じたんですね。

Fallingの行き着く先は、ある意味「原点」です。


考えすぎでしょうか…😅???

まぁ、とらえ方は自由なので…まぁいいかな!🌈✨



ちなみに、このカバーを歌っている時のJUNGKOOKさんのイメージは今年の誕生日生配信で歌っていた姿です↓


ほんの少しでもいいんですよ。

2、3曲歌ってくれたら、それだけでもARMYは喜びます。

にもかかわらず、2時間30分の生配信で20曲以上も披露してくださり、ファンと一緒に創作作業までしてくださいました。


それがJUNGKOOKさんなんですよね。


そういえば、恋に落ちる時のことを「Fall in Love」って言いますね。

「Falling」していく先が暗い底とは限らない。


JUNGKOOKさんのことを改めて好きになったカバー曲でした。

とても素敵な歌声をありがとうございます💜

ボラへ💜

👑

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