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BTS:反応の良い「一時停止ボタン」を所持すること🌈✨
本日の記事は、BTSのファン(ARMY)であることで触れたり、調べたり、考えたり、学んだりしたことを言語化するシリーズです。
「学びの部屋」としてマガジンにまとめております↓
これまではわりとざっくりとしたことをふざけながらも真面目に書いてきたのですが、今回は遠回しにしたり例えにできない事柄だったので、ものすごく具体例をあげつつ、ふざけながらも真面目に書いていきます。
最初にかなり前のめりで、声を大にして説明させてください。
今回の記事を書くきっかけは、少し前に偶然SNS上で見かけたたいへん具体的な事例となっております。
自分の考えなどを述べたり、時には何かを否定したりもしますが、考えるきっかけとなった一例に過ぎず、誰かを批判したり、「こうしましょう」と提案したりするものではありません。
「学び」とは他でもなく、自分自身の学びのためであり、自分なりに調べたり、考えたりして、その時点の納得のいく落としどころを見つけて、心や人生の栄養にしていきたいための自己満足かつ独り言記事だと思っていただければ幸いです。
他にも同じようなところに引っかかっている方がいて、考えに至った経緯を投稿することで、誰かおひとりでもちょっぴりスッキリする方がいたらいいな~という思いもあって投稿しております。
逆にモヤモヤしたらすみません💦
単純に、純粋に、思考の中身を書いているだけなので、参考程度の脳内シェアでございます。
結果として、誰かが発している事柄を否定する形となることもあるかもしれません。
わしのことやないかー!、わしのチングのことやないかー!となる場合もあるかもしれません。
しかしながら、それはあくまでもピンポイントの事柄に対する否定であって、発信者に対する否定ではないことをもう一度付け加えておきます。
今回はちょっとした応用編のような感覚ですが、基礎編とも言えるこれまでの記事があっての今回です。
お時間があればご覧いただければと思いますが、少しだけとりあげて、ざっくり説明しますね。
固定記事では、知れば知るほど未知との接点は広くなるから、自分が何を知っていて、何を知らないかわかっている方が良いよね、というお話↓
どんな視点で何を見て、どんな期待を持って、何に満足するかで幸福度が変わってくるよね、というお話↓
事実を事実として認識しているのは、氷山の一角のようなもので、見えない部分との付き合い方で、視点も世界も変わってくるよね、というお話↓
いたって真面目に考えておりますが、ふざけることも多々あります。
ソクジニズム(便利な言葉)を好んでおりまして、世の中を楽しく明るく考えた方が良い、と思っているためです。
ということで、長々前置きを書きましたが、まぁさらっと読み流してみるか…という方、どうぞお進みくださいませ♪
※ さらっとという割にけっこうボリュームがあります😅
通りすがりに立ち止まる
BTSを好きで追っていると、それはそれは多くの言葉、画像、動画などに出会います。
その中には、良いことや真実、正確なものだけではなくて、嘘、偽物、憶測、誹謗中傷などもたいへん多く含まれたりします。
前者については、「良いこと」ならまだしも、「真実」や「正確なもの」に至っては、後者との境界線がたいへん微妙な場合が少なくないですね。
後者については、その表面的な言葉だけを一つ一つ真に受けていくと、いつしかボディブローのように効いてきて立っていられなくなるものだったりするかもしれません。
おかげさまで、良いことも悪いことも興味がないことはとことんスルーするスキル、ないしは忘れてしまうスキルを持ち合わせているワタクシは、そもそもそうしたボディブローはできるだけ食らわないよう回避できているかなーと思います。
とはいえ、どんなに回避しても、しきれないのが現代のネット社会。
たまたま見かけた内容に、
「こいつぁ聞き捨てならねぇな…」
「おまいさん、そいつぁ誠かえ?」
「おてんとさんが許してもあっしが許しませんぜぇ」
…というような謎の漢気溢れるキャラクターが自分の中に登場する瞬間があったりします。
今回は「おまいさん、そいつぁ誠かえ?」のセリフが出た案件でございます。
引っかかったのはSNS上のおすすめに出てきたある投稿のある言葉です。
つまりは自分が求めて出会った情報ではなくて、不意打ちで出会った情報ということになります。
おススメメカニズムがあまりよくわかっていないのですが、フォロー先や検索、いいねなどによって、AIさんが勝手におススメしてくれる感じですかね。
少し調べてみたら、該当の内容と同じような投稿をされていた方が複数名いらっしゃったので、混在させてニュアンスは若干変えつつ、ポイントを箇条書きにしてみました。
【目にした投稿の内容まとめ】
・ 発信者:ARMYさん(日本語)
・ ある宣伝ツイートにメンバーの1人が掲載されていない
・ 同じこと(1人を外すこと)を何度繰り返すのか
・ きっとまた炎上商法だろう
・ CMに起用しておいてひとりを忘れるのはありえない
少し検索したら国内外問わず複数名いらした+賛同されている方もいらっしゃったことも付け加えておきましょう。
こうしたケース=何らかのコンテンツでメンバーのひとりが掲載されていないケースは今回だけでなく過去にも片手、もしくは両手でも足りないくらい目にしたような気がします。(正確な数字は記憶曖昧…)
目にした投稿の中で、気になるキーワードがいくつかありますが、ここで最も引っかかったのは「きっとまた炎上商法だろう」というコメント部分でした。
ここでひとつ断っておくと、炎上商法について検索したらバンタンだけでなく世の中全体に広がる地獄みたいな言葉の数々が登場してきたので、商法や具体的な過去の事例については深掘りしていないです。
なので、この発信者がおっしゃった「また炎上商法」の「また」にあたる以前の炎上商法が具体的に何なのかは不明です。
もしかしたら、深い事情や確固たる何かがあるかもしれませんが、何となく私の中の一時停止ボタンが押されたワードだったので、その発信者の真意に関係なく、自分なりの角度から深掘りしてみたいと思います。
今回、炎上商法ではないかと疑われた対象のツイートは拝見しました。
そして、思いました。
これって「炎上商法なの?」、と。
炎上商法であるなら、「そこにはどんなメリットがあるの?」、と。
ということで、次章へ移ります。
それは誠か偽りか
「炎上商法なの?」について、できるだけ丁寧に紐解いていきましょう。
まず、炎上商法とはなにか。
わざと良くないことなどを言ったりして注目を集めて、アクセス数などを稼ぐこと、というようにとらえておりましたが、Weblioさんからしっかり参照させていただきましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1660745218105-Wf1tFoGWWS.png?width=1200)
「炎上商法(えんじょうマーケティング)」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書
つまりは、単なる偶然やミスではなくて、予め計画して、意図した内容にて言動をするという前提があり、商品や知名度、売り上げUPを目標とする戦略である、と。
今回のツイートがまさにこの商法を意図したものであるのなら、何かしらの「UP」を画策したもの、と言えます。
では、元のツイートについて特徴を書いてみましょう。
今回、具体的な企業名を記載しますが、具体的なアカウント名やツイートの掲載は控えます。
【元ツイートの内容】
・ 該当の広告はSamsung
・ 本体ではなく、海外の特定地域のSNSアカウントからの発信
・ 発信言語は英語でも韓国語でもない
・ BTSをモデルに起用したスマホ最新機種の広告
・ 商品リンクにセットされた画像が6人分(6画像)しかない
というようなところでしょうか。
私が最初に見たのは日本人の方のツイートだったので、特徴からして、直接元の投稿を見て発言に及んだとは考えにくいところな気がします。
可能性が高いとすれば、海外のARMYさんなどをフォローしていて投稿が回ってきた…というところかな、と予測しております。
元ツイートの前後を見ると、通常当該アカウントの投稿に対するいいね等の反応はほとんどなしだったので、それほど注目を浴びているアカウントではないことがわかりました。
ただし、BTS関連の広告ツイートのいいね数などは時には数千にのぼることもあるようでした。
つまりはBTSを絡めることで「UP」が見込める要素としては、「注目度」があげられるかもしれません。
該当のツイートについては、投稿から2日後くらいには、いいねが3000超、コメントが300超。
コメントの多くが掲載されてないBTSは7人なのでメンバーを追加してほしいという要望のようでした。
さーっと見たところでは、英語でのテンプレートが主で、つまりはテンプレートができるほどこれまでに多くの事例があったものと推察いたいました。
双方の立場から考える
続いては、いったんARMYという立場をちょっと横に置いて、双方の立場、つまりは投稿をした側と投稿を見た側の立場になって考えてみたいと思います。
まずは、後者の投稿を見た側から考えようと思います。
ARMYである立場をちょっと横に置いてあるので、ARMYではない前提での考えを述べると、この投稿についてはひとりいなくてもあまり気になりませんでした。
ファンでなければBTSが何人グループかわからないと思うので。
むしろ、ARMYである自分を戻しても同様です。
そして、それはメンバーの誰がいないケースであっても同様だと思います。
というのも、この投稿、投稿された画像は、横にスクロールできるタイプのもので、ぱっと見てわかるのはせいぜい2-3人。
つまりは、最後までスクロールして、初めて6人しかいないことに気づくタイプのものですね。
BTSは好きですが、広告は重複する写真が多いので、そこまで確認はしないと思うんですね。
なので、そこまで観ない=私はあまり気にならない、という結論になりました。
もちろん7人全員であることはベストですが、今回に限らず、1人欠けることが多いということは、少なくともBTSの事務所と企業の間では、必ず7人は平等に起用するという契約はなされていないということだと思います。
つまり、ひとりの掲載も、複数人の掲載も、ある程度企業側の裁量に任されているものだと思うんですね。
そして、気にならない、気にしない理由の一つで、あまりにも「7」にこだわることが、2022年FASTAのRMさんの涙にもつながっているような気がしたことも関係しているかもしれません。
バンタンの大前提にあるのは7人かもしれませんが、これが違っていて、「個」としての1人が大前提である、と考えるようになりました。
もう少し噛み砕いて説明します。
そもそも、7人が出会って、バンタンとしてグループになったことは、ひとりひとりの個の選択の奇跡の先に立っている。
それはパンPD含め、事務所の方々の選択の奇跡でもある。
だからこそ、7人であること自体は当たり前ではないという大前提がある。
そんなことを考えています。
だからこそ、7になったパワーが絶大であることは、個人活動がいろいろと展開されるようになって、改めて感じたことでもありますね。
7人の掲載を求める思いや声というのは決して否定はしません。
「7」はメンバー自身も大切にしていることだと思うので、7人は必ず一緒に、ひとりだけ欠けることがあってはならないので、訂正や再投稿を求める声は、理解できるところです。
ただし、絶対に7でなければいけない!という厳しいルールを設け、誰かに求めるのには、言葉選びの注意が必要かな、と思います。
選ぶ言葉によっては、バンタンにとっても、ARMYにとっても、呼吸できる世界を少し狭くすることになるかもしれない、とも思いました。
ちなみに、BTSが7人でいることの尊さや大切さ、愛しさって、ARMYでないとなかなか伝わらないですよね。
そこで、少し本筋とはズレるんですけれど、誰かに説明する時のことを考えて、別の例に置き換えて考えてみました。
まだまだ記事は続くので、ちょっと一呼吸のつもりでふざけてみたいと思います。
まず、「7」という数字で真っ先に思いついたのは、ドラゴンボールだったんです。
7つ集めると、願い事が叶うというものですね。
ただし、願い事が終わったら、石になってバラバラに飛んで行ってしまい、基本的にバラバラの場所にあるのが通常運転。
ましてや7つそろわないと、それぞれの石は漬物石にもならなそうなただの丸い石なので、例えにはならないですね。
BTSと言えば「家族」を感じるので、日本で最も有名な家族は…
そうだ!
サザエさん一家だ!
しかも7人だ!
ということで、あてはめてみました。
年齢順にいくとピッタリこうなりますね。
波平さん:ソクジンさん
フネさん:ユンギさん
マスオさん:ホソクさん
サザエさん:ナムジュンさん
カツオ:ジミンさん
ワカメちゃん:テヒョンさん
タラちゃん:ジョングクさん
CMに使用されて、誰かひとりいなかったら確かに悲しい。
これならバンタンを知らない誰か(誰?)への説明として有効かも???と思ったんですが、ある意味、例えが悪くて、あてはめたところで想像したら笑ってしまいました…。
波平さん → ヅラ&ヒゲ似合いすぎる
バカモーンの後めっちゃ早口
理不尽な逆ギレ
時折タラちゃん化
フネさん → 家族に無関心風だがツンデレデレ
マスオさん → キレたら怖いかもしれない
サザエさん → 動くたびに揺れるし壊れる
カツオ → ずる賢くないけどあざとい
ワカメちゃん → かぼちゃパンツが常に丸見え
タラちゃん → まんまやないかい(けど筋肉の塊)
ふざけながら話はそれましたが、結局どう例えようとしても、BTSは唯一無二なので、説明は難しい、という結論にたどり着きました。
つまりは、BTSが7人であることの大切さを第三者に伝えることは案外難しいのではないかということですね。
続いて、発信者の立場から考えてみましょう。
まずはSamsungさんについて調べてみる必要がありますね。
詳しくはWikipedia先生など参照いただければと思いますが、韓国を代表する世界的大企業ですね。
Wikipedia先生の記載を一部切り抜きましたが、シェアやブランド力、そして、研究開発費においても、すごいのですね!
![](https://assets.st-note.com/img/1662388367737-5RNQjW2t2B.png)
ん?
2019年、スマホの世界シェア1位???
Appleさんじゃないの???
と、ここで立ち止まります。
私もそうですが日本はiPhoneユーザが多いイメージです。
少なくとも私のまわりでは、Androidユーザを探すことが困難なほどです。
ヨーロッパ方面はAndroidが多いイメージはありました。
なんと、世界シェアをみると、ここ数年はSamsungさんがトップに君臨しているのですね!
![](https://assets.st-note.com/img/1662388718250-k8Qoi4YYnC.png)
図は、こちらの記事↓からお借りしましたが、さらに国ごとのシェア率などあるので気になる方はぜひご覧くださいませ。
スマホの機種シェア、SamsungがAppleから首位を奪還【2022年4月・アウンコンサルティング調べ】(Web担当者Forum) - Yahoo!ニュース
ということで、ここで結論を言ってしまうと、「商品や知名度、売り上げUP」を画策する炎上商法を用いる意味はなさそうですね。
商品、知名度、売り上げはすでにあるわけですから、炎上商法などしたら逆にブランドに傷がつきかねません。
仮に炎上商法をやってみたところで、メンバーを1人欠いたツイートに反応するのはファンだけ。
バンタンの公式Twitterアカウントのフォロワー数はこの記事を書いている時点で約4,700万人。
全員がファンとも限らないので、ひとまず端数は切り捨てました。
下記の記事によると、2022年の第一四半期、つまりは1~3月の出荷台数が7,360万台。
2022Q1のスマホ出荷台数はSamsungが首位〜Appleは2位 - iPhone Mania (iphone-mania.jp)
すごいですね。
ということで、数字から見ても、BTSのファンに向けて炎上商法を仕掛けたとて、あまりメリットはないかな、という印象です。
こちらの記事↓に書いたような素晴らしいCMも作ってくださっていることが、さらにその証明になると思います。
いやいや、今回は本体ではなく、ある地域の個別アカウントの発信だったので、地域的な知名度アップをはかれるのでは???という可能性が残っています。
その地域の数字を見ても、1位ではないものの、Samsungスマホのシェア率は2位なので、同じことではないかと思います。
しかも、そのような戦略を限られた地域で起こしたら、本体が黙っていないのではないでしょうか。
では、なぜ、ひとり掲載を失念したのか。
仕様上の枚数制限などもあったかもしれません。
個人的には、単純な掲載&チェック漏れかなーと思っています。
日本でも企業などのアカウントが間違いや失言などで、訂正・謝罪などされていることは珍しくはないですよね。
業界や内容にもよると思いますが、SNSの投稿自体を厳しくチェックされているところはそれほど多くはないのではないか、と推察しています。
確認や承認などがとりわけ厳しそうな日本でさえもそんな感じなので、海外企業のアカウントとなれば、さらに緩い可能性もあるのではないか、と。
あとは、投稿担当者がそもそもBTSをわかっていない、という可能性。
ARMYさん達からの指摘について、「あぁ、ひとり足りなかったの?おっけー」というような、たいへんライトな感じのお返事が聞こえるような感覚もあります。
それは、なぜか。
BTSって、今現在、世界一有名なグループの一つだと思うんですけれど、一方で意外と知られていない、ということも時折感じるからです。
例えば、まわりの家族、友人、知人の面々を思い浮かべてみます。
その中でBTSの名前は知っているとしても、7人グループであること、ましてや各メンバーの顔と名前が一致している人ってどのくらいいるだろうと考えた時、案外いない…もしくはほぼいないのではないかと思います。
それが、ファンダムと世界の温度の違いのような気もしていますし、その温度差は心のどこかに留めておきたいところです。
BTSを好きでいると、たくさんの情報がありますし、ファン同士のコミュニティに参加したり、関連のアカウントをフォローしていると生きている世界の大半はBTSで埋まります。
先ほどのおススメメカニズムからいうと、検索などを通じても、関連記事やアカウント、トレンドワードなどをドンドコ出してきたりすると思うので、さらに世界は紫になりますね。
けれども、冷静に世界を見渡してみると、案外紫ではないんですよね。
それを感じたのは、最近コラボした素敵なアーティストや長年BTSを追いかけてきたインタビュアーの方々がBTSについて語る場面でした。
例えば、アーティストでいうと、こちら↓のおふたりなどですね。
私自身がネイティブスピーカーではなくちゃんとニュアンスをくみ取れていない可能性があるので、具体的なインタビューは掲載しません(というかどのインタビューだったのか忘れました😭)が、「なんでBTSとコラボするの?」的な質問がほんの少しトゲのある言い方に感じたりすることがあるんですね。
そんな時、Charlieさんは淡々とはっきりとした優しい言葉で説明されてました。
Bennyさんは熱を帯びたようになぜ素晴らしいか、なぜファンが集うのかについて説明されていた印象があります。
その温度感はまさしくこの時↓のBennyさんでした。
つまり、エンタメの世界でもまだまだBTSの魅力や人気については懐疑的なところがあって、世界的トップアーティストが力説しないと伝えられないほど、チームとしてのBTSも、ましてや個々のメンバーについても広まってはいないのかな、と思うんです。
あるインタビュアーの方の例では、音楽にはボーダーはないとしながらも、アジアのボーイズバンドがここまで人気があることやファンダムという稀有な存在は、我々、つまりは欧米のマーケットとは分けといてほしい的な発言に、やはり必死でそこにもボーダーはないんだと諭すように説明されている一幕も目にしたりしました。
そう考えると、やはりグラミーのノミネートもなかなか異例なもので、授賞自体はかなりハードルが高いものなのかもしれない、と改めて感じました。
まぁ、これはいずれも私がざっくりと感じた印象に過ぎません。
表面的に見える事柄をたどった一個人の感想です。
とはいえ、HYBEの目指すグローバルな動き=ボーダレスというキーワードがより強くメッセージ性を帯びるように感じています。
例えば、約10年前ですかね。
One Directionが人気でしたけど、何人いるか当時ご存知でしたか?
ファンの方は知っていて当然だとは思います。
曲は何となく知ってましたし、人気も知っていたんですけど、私自身は今も昔も正直何人いるか不明です。
5人くらいかな?…という感じ。(←正解でした)
あの時人気だったあの人たち、今人気のあの人たちが、何人いたかわからないように、BTSが何人いるのかわからない人の方が世界にはずっとずっと多いのではなか、と。
言い方と視線を変えると、BTSの世界が広がる可能性はもっともっと大きいということでもあります。
一時停止スイッチを持つ
というわけで、タイトルのお話になりますが、何か命にかかわるような急を要する事案でない限り、ちゃんと反応の良い「一時停止ボタン」を持っていることはたいへん大事だと思いました。
特に、第三者に何かを訴えたり、SNS上など不特定多数の方が見るかもしれない場所で発言する訴えや否定については慎重であるべきだな、と。
問題になってくるのは、何かを見て、何だかわからないけど自分もやらなきゃ!と、理解も説明もできないままに、同調して、行動してしまうことではないでしょうか。
例えば今回のような事例でいったら、コメント欄にたくさんのテンプレートが並んでましたけれど、果たしてそれは何に対するもので、何のためなのか、よく理解して、確かな目的をもって、それをすることの説明ができるのか、というところです。
個人的な欲を言えば、もしひとり足りないよーと訴えるのであれば、テンプレートにプラスして、お気に入りの写真や動画などつけて、お名前は〇〇さんで、こんな素敵な歌を歌うんですよ、とか、こんなかっこいいパフォーマンスをするんですよ、とか、こんな美しいビジュアルなんですよ、とか、各々、そのメンバーに対する思いを丁寧に加えた方が、思いのこもった素敵なお願いになるかなーなどと思います。
長くなったついでに、ここで書かなければこの先書くことはないであろう、もうひとつの事例を書きますね。
SNS、さらには「言葉」の影響力に恐怖を覚えて、昨年からずっと引きずっていることだったりします。
なので、ちょっとこの辺で吐き出したい手前勝手な理由で書いていきます。
それは、BTSの一部メンバーが海外で有名アーティストのコンサートへ行った時のことでした。
その時の様子はご本人たちもシェアしてくれて、ファンカメラでもいくつも映像・画像が出回っていました。
関係者席なのか、二階(?)の最前列で、他のアーティストも近くにいて、ドリンクを片手に、歌って揺れて、楽しんでおられる様子があって、たいへん嬉しく思ったんです。
そうしたら、その後、SNS上で、フォローさせていただいてた方々が次々と、「この時期にマスクちゃんとしていないのは、さすがに違うと思う」というような主旨のことを書いていらっしゃったんですね。
私としては、むしろちゃんとマスクをしていて偉いなーと思っていたところだったので、見方や感じ方って人によってずいぶん違うな~などと感じました。
自身のコンサートも控えており、コロナ禍でのことで、身を案じてのご発言も多くあったと思います。
とはいえ、なかなか厳しい口調にて、「自覚」や「責任」について批判されている方もいらっしゃったと記憶しております。
個人的にはそこまで厳しく強く批判する必要性を感じなかったのですが、怖くなったのはその発言に対するコメントの数々でした。
「私もそう思ってました!」と同調する声、参加メンバー内で悪い度合いをジャッジする声、他の不満を重ねて批判を倍増させる声など様々で、見ていてしんどくなって、けっこうな数のARMYさんフォローを外した記憶があります。
それぞれのお考えがあるので特に否定する気はないですが、ただ、その場にいたわけでもなく、その時の事情や状況を知るわけでもなく、ほんの少し切り取られた映像だけでもこんなにも辛辣な言葉で批判されるのか、しかもまったくの第三者ではなく大切なファンからの言葉…、と改めてバンタンの生きる世界の闇や痛みを観た気がした、というお話です。
一番強烈に印象に残った例なので、書かせていただきました。
それ以来、Twitterも薄目で見ているところがあるので、それほど辛いことはないですが、何が怖いのかって、批判や否定を文字にしてSNS上であげてしまうと、呼び水みたいに、誰かの頭や心の中にあった負の感情も引き出してしまうということです。
その発言がなければ、形にならないまま煙のように消えてしまったかもしれない感情も、言語化された批判を目にすることで明確なカタチができて、コメントで発信することで、この世に新たな負のカタチとして生を受けるわけですね。
それが繰り返されると、SNS上であれば簡単に批判・否定できるという一つのカルチャー的感覚が生まれてしまうような気がしています。
中には、「苦言」と呈して正義のために行っているように負の感情を吐き出す方もいらっしゃるかもしれません。
でも、それって何のための正義でしょうか。
この辺りのことはまた別の機会に書こうと思いますが、当事者でもなく、ましてや事情もよく知らないままに、攻撃性のある言葉で否定することは決してするまい、と思っています。
これは、子どもだったり、周りの人達への関わりでも大切にしたいところです。
心配や不安、時には愛から、強い口調になってしまうこともあるかもしれません。
言いすぎることや失敗することは誰しもあります。
人間だもの。
ただ、ネットワーク上に文字を起こして載せるということは、先にも述べた通り、その事柄に「生」を与えることです。
後で訂正したとしても、誰かの目に触れることで、負の感情の火種となる可能性もあることは自覚しておきたいと思います。
言論の自由とは、言葉選びも自由という意味ではないと思うんですね。
少なくとも、推しのことを心配したり、大切に思ったり、愛ゆえの発言なのであれば、その言葉は推しの前でも堂々と述べられる口調にすると、推しへ向けられる言葉の刃も少なくなっていくのではないかと感じます。
完全に話があちらこちらへ飛んでいって、何の話だったかな?という感じですね😅
今更ですが、広告とか商法とか、ぜんぜんわかっていないで書いてます。
何事も勉強。
素人なりにも調べられる範囲のことはまず調べて、その調べる範囲も少し広げて触れて、よく咀嚼して、言葉にしてみるのは大事だなと改めて思っています。
だからこそ、一時停止ボタンを持っておきたいです。
受け取る時も、発信する時も、反応よくボタンを押して、この理解は合ってるかな?、この発言は推しの前でも語れることかな?、大切なことを見落としてないかな?と立ち止まることは、きっと自分自身の成長の足掛かりになるし、世界がもう少し近くなるとともに、優しくなるのではないかと感じました。
きっと、バンタンの皆さんもそうした一時停止ボタンをそれぞれお持ちだと思うんです。
だから人に優しいし、思慮深いし、魅力的なのだと思います。
そう、一時停止ボタンとは、考える機会のこと。
今回、ふと引っかかった瞬間に自分の中の一時停止ボタンを押してみて、自分なりに考えられたことがとても勉強になりましたし、楽しかったです。
良く学び、考えることって楽しいんですよね。
ぼーっとする時間も好きですが、バンタンに出会ったことは思考を巡らせ、世界を広げるための尊いきっかけでもあります。
一心不乱で駆け抜ける人生も良いものかもしれませんが、一時停止ボタンを押せることは、人生においての余裕とも言える気がします。
ということで、やっぱり反応の良い一時停止ボタンをしっかり身に着けておきたい、と思いました。
最後に、タイトル動画のスイッチは、Run BTS!のエピソード100からお借りしました。
大好き過ぎる回です✨
JUNGKOOKさんのボタン=回答ボタンの調子が悪かったようですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1662302261007-5SV1HcFM16.png?width=1200)
えぇ、時には反応が悪いボタンもあると思います。
自分ひとりでボタンを抱えていたらプレッシャーかもしれないので、7人のスーパースターを自分の中に宿す感じで、全員に連打してもらっても良いかもしれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1662302436626-1A0vXJJk8r.png?width=1200)
これだけたくさんのスーパースターにサポートしてもらっていると思ったら、ものすごく心強いなと思ったというお話でした。
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