不動産コンサルとして大切にしていること
2024年9月で3期目を終えた。手探りのなか必死に考えながら、なんとか続けることができた。
続けられた理由は人との繋がりや、出会いが大きかったように思う。多くの関係者の皆様にはチャンスを頂いたことに日々感謝している。
一方で仕事の機会を頂く以上、仕事における結果を出すことに集中した。
わずか3年の経験によるものではあるが、コンサル業務において大切だと思うことを記載したいと思う。
結論から述べるとコンサル業務の形態について『成功報酬』で取り組んできたことが成長に繋がったように思う。
会社の規模が大きく固定費が相応にかかるのであれば、この考え方は間違いかもしれない。
経営者としては社員が不安なく生活できるよう収入を維持すべきであり、着手金や中間金などを受領しながら決して損をしない仕組みを作るべきであると思う。
弊社の場合は、小さい会社であり、様々な案件に取り組んでコンサルスキルを高め、差別化していくことを目的にしてきた。
成功報酬形態を取れば崖っぷちからのスタートだ。時間やコスト(交通費、通信費、事務所家賃、人件費、印刷費など)の先行投資が発生することから数字の観点ではマイナスから始まる。
その状況で如何に成功につなげるかは必死に考え行動に移していかなければならない。受け身で待っていても成功は近づいて来ない。
また、仮に失敗をしてしまえば今まで要した時間とコストは水の泡である。
したがって成功報酬を選んだ以上、必ず成功させなければならないと腹を括ってきた。
仮に着手金などを貰っている場合はどうか。成功させるために業務にあたることは当然のこととして、着手金を受領するためプラスから始まる。ここから時間やコストをかけて行くことになるが、仮に撤退を選択したとしても着手金の範囲内であれば、数字の点では負けではない。
そういう意味では安心感もある。
ただし、クライアントの目線では着手金相当分については失敗となってしまう。
成功報酬であれば、仮に失敗した場合にはクライアントは払わなくて済むし、ダメージを負うのはこちら側だ。
したがって、必ず成功させてWIN-WINの決着とさせなければならない。成功した暁にはクライアントも惜しむことなく報酬を払ってくれる。
成功報酬で業務を進めることを選択したことが結果としては良かったと思う。多くの案件に携わることで成功率も高まり、成功した後の状況からの逆算もできるようになってきた。
経験を積んだことにもよるが、『必ず成功させてるという強いコダワリ』を持つことによるところが大きいように思う。
クライアントのために自分を崖っぷちに置いて成功に向けて愚直に努力を行うという気持ちがコンサルとして大切なことであると思う。
その結果、新しい仕事であったり、他のクライアントの紹介であったりと、業務に広がりができてくると実感している。
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