今も生きている運命

 私たちは過去も現在も未来も一つの選択肢だけを選んで生きることしかできない。もしも〜なら、と考えることはできるが選べるのは一つだけ。人生は選択の連続です。その選択がうまくいく場合もあれば、悪くいく場合もある。悪い結果が続いた時は人生を呪いたくなる気持ちになる。
 でも実は選択できるだけマシで、私たちには逃れられない運命が待ち受けていることもある。子どもの重い病気をみると、その子が悪かったわけではなく、必ずしも乗り越えられるとは限らず、運命は残酷だなと感じる。
 生きていて、さまざまな選択ができる私たちは恵まれている。
 私は今生きている。子どもの頃に運が悪ければ死んでいたが、生きている。
 うつ状態になり死にたいと考えたことはあるが、生き残った経験があるので、自分で死んではいけないと思った。私はまだ死ぬ運命にはない。自殺なんかするものか。どんなにカッコ悪かろうが生き残ってやる。そして死のうと考えた自分をいつか笑ってやる。
 私は正しい選択をできたようです。こうして誰かに自分の文章を読んでもらい、勇気づけることができているかもしれない。
 私たちは大きな困難を乗り越えた方が、人間として大きく成長できるのでしょう。 

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