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【美容情報】香水の系統について
皆さん、こんにちは。
【関西トータルビューティーラボ】です。
さて、お久しぶりになってしまいましたが、
香水シリーズです。
今回のテーマは、タイトル通り「香りの系統」。
実は香水って、香りによってきちんと分類されているんです。
簡単に言うと、柑橘系だったりバニラ系だったり、といった感じです。
具体的にどう分類されているのかを、日本での分類についてお話していきます。
もちろん、国によって分類が異なることもありますので、
興味がある方は調べてみてください。
❀香調による分類
日本フレグランス協会では、ドイツの香料会社であるシムライズの分類を参考にされています。
香水には女性用、男性用がありますので、
それぞれで分類されています。
女性用は8大ファミリー、
男性用は6大ファミリーに分けられます。
※ファミリーとは、香りの系統のことを指します。
では、次にそれぞれについてご紹介していきます。
✿女性用香水:8大ファミリー
女性用香水は、以下のように分類されます。
①シトラス
こちらは名前の通り、柑橘系の香りを指します。
香りの内容としては、オレンジ、ベルガモット、マンダリン、レモンなど。
前回の記事にも書いたかもしれませんが、
柑橘系の香りは飛びやすいです。
そのため、ライトに香りを楽しみたい方はシトラス系がオススメ。
アクティブな印象を与えます。
②グリーン
爽やかでみずみずしい、植物の茎や葉を折った時に香るようなものを指します。
ナチュラル系と呼ばれることもあります。
ユニセックスな香りが多め。
ハーバルな印象があります。
③フルーティ
こちらも名前の通り、ジューシーなフルーツを想起させるものです。
香りの内容で多いのは、アップルやペア、ピーチ、マンゴーなど。
特にペア(洋梨)の香りは人気が高いものが多いです。
④フローラル
こちらも名前の通りですね。
特定の花をイメージしてつくられているものを指します。
フローラルの中でも、1つの花をイメージさせるものをシングルフローラル系、
複数の花を感じさせるフローラルブーケ系に分かれています。
数ある香水の中でも特に女性らしい印象を与えます。
⑤フロリオリエンタル
こちらは聞き慣れないかと思います。
フローラルの香りの背景の中にも、オリエンタルさを感じさせるものを指します。
フローラルの甘くて柔らかい香りの中に、
オリエンタルのセクシーさが入った艶やかさを感じるのが特徴です。
洗練された優雅な大人の印象を与えます。
⑥オリエンタル
こちらは、オリエンタル原産のスパイスや動物性香料を使用してつくられた、
エキゾチックな香りのものを指します。
香りの内容としては、アンバーやムスクなど。
どこか特徴のある香りのものが多いです。
官能的でセクシーな印象を与えます。
⑦ウッディ
様々な樹木の香りが混ざり合い、温かみのある落ち着いた香りが特徴です。
こちらはグリーンと同様、ユニセックスな香りのものも多くあります。
落ち着いた優しい印象を与えます。
⑧シプレ
シプレとは、ギリシャにある「キプロス島」を意味します。
このキプロス島をこよなく愛した、コティという人物が
島の神秘的な雰囲気をイメージしてつくった「シプレ」という香水が元とされています。
現在はこの「シプレ」という香水が市場に出回ることはないのですが、
その「シプレ」を模してつくられた香水のことを指して系統の1つとされています。
樫の木に生える苔である、「オークモス」にウッディ系香料やベルガモットなどの柑橘系の香料を混ぜてつくられます。
❀男性用香水:6大ファミリー
男性用香水は、女性用香水の分類と同じものがほとんどです。
①シトラス、
④フローラル、
⑥オリエンタル、
⑦ウッディ、
⑧シプレ
の5つが同じです。
最後の1つは、フゼアと呼ばれる系統です。
フゼアは、「シダ」を意味します。
昔に宮廷で大ヒットしたメンズフレグランスである、
「フジェールロワイヤル」というものから「フゼア」と名付けられました。
落ち着いた男性、という印象を与え、フォーマル向きなものが多くあります。
いかがでしたか?
私自身、何となくしか知らなかったのですごく勉強になりました。
他にも分類表がありましたので、そちらを見て比べてみるのも面白いかと思います。
本日もここまでお読みいただき、ありがとうございます。
次の記事も読んでいただけると嬉しいです。