珈琲屋として今僕にできること
皆様お久しぶりです。
今回は7/13,14で行われた学校祭のレポートをしようと思い筆を取りました。
学校祭で僕は粛々と珈琲屋を営み、そこで挑戦と実験を行いました。
以下の挑戦と実験結果を書こうと思います。
1.珈琲をストレートで飲んでもらう
2.価格帯とパフォーマンス
1.珈琲をストレートで飲んでもらう
焙煎からブレンド、ドリップまでを自ら行い提供するという流れでオペレーションを行った。
ブレンドを作成するにあたって、一般的に顧客層のターゲットを決めるとブレンドの構成がまとまりやすくなると言われているのだが、
ここで僕は、
「全員にストレートで珈琲を飲んでもらえるブレンドを作りたい。」
と思った。
というのも、
珈琲=黒くて苦くて大人が飲むもの
と一般、特に若者からは位置づけられ、その距離は遠く感じると思う。ならばこのよく分からない概念を学祭というイベントを利用して変えてやろうと思ったのがブレンド作成の始まりである。
前提として、僕は産まれも育ちも北海道なので、当然ながらに北海道の珈琲文化と比べることになる。
北海道、特に札幌の珈琲文化というものは深煎り文化で、カフェが出始めた1970年代当時、「札幌の中心地で深煎りの苦い珈琲を飲む。」のが流行であり、ファッションのようなものだった。そこから深煎り文化は定着している。
皆にストレート(ブラック)で飲んでもらうためには色々と操作する必要があった。
使用する豆の焙煎度合いを調整し、砂糖とミルクが要らないギリギリのラインを攻めた。味は酸味の後にじわっと苦味とコクが来て、口の中に甘い香りが広がる設計とした。
その結果、ほとんどの人がストレートで珈琲を飲んでくれ、ある人には砂糖を入れなければ良かったとも言われた。
以上のことからこの挑戦は成功したと言っていいであろう。
2.価格帯とパフォーマンス
提供する場所は学校祭ということもあり珈琲屋価格でお金を頂くことは中々難しい。
原価の回収はしっかり行い、そこまで高くない価格帯で設定する必要があった。
ブレンド 200円、シングル 250円で設定し、シングルに少しばかりの特別感を持たせるような価格にした。
また、メニューにカフェオレやフィナンシェ、コーヒーゼリーなどを用意してバリエーションを増やした。
そうして選択する自由性とこだわりの珈琲という点で顧客満足度を促したことによって、他の模擬店に劣らずむしろ良い売上を出すことに成功した。
まとめ
1,2の項目を実践した結果、まずまず良かったと自己評価する。
珈琲をストレートで皆に飲んでもらいたい。
珈琲は苦いだけじゃないんだよ。
そんな願いを込めて作った僕の珈琲で、1人でも考え方が変わってくれていたら嬉しく思う。
最後に、僕を横でサポートしてくれた西くん(https://note.mu/hikarinokitoku)
ありがとう。
皆様どうぞ、ご贔屓に。
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